VEDAの処方箋 連載 by 橋本範子

知って得する心と体をハッピーにする「性行為の準備」

インドの伝統医療であるアーユルヴェーダには、約5000年前からQOL(クオリティオブライフ)を上げるための方法が数多く言い伝えられています。不調に対しても、その場しのぎの対処法だけではなく、根本的に改善するための働きかけであるという点でもとても有意義であり、現代のライフスタイルに取り入れたい知恵が満載です。以前掲載したインタビューが好評だったアーユルヴェーダ専門家・MOTOKOさんによる連載がスタート。第6回は、「アーユルヴェーダ的妊娠のための土壌づくり」をテーマに、性行為の準備についてお聞きしました。

“長い夜”を感じられる冬こそセックスに最適の季節

―「性行為の準備」ということで、まずどんなことをすべきか教えてください。

MOTOKOさん:アーユルヴェーダの古典書には、季節ごとにこういうものを見たりこういう環境に身を置いたりすると性的刺激が高まると言われている ものがあるんです。

:居心地の良い 仲間 カッコウの鳴き声 森のはじにある庭園 苦痛から解放されている軽快で広い心 目的の達成(行動力)

:ハスの花が咲いている大きな池 ミツバチ 涼しい地下室

雨季:波立った川 青い頂きの山に黒雲の兆し

:美しい月 スイレンの香りを運ぶ風

初冬・厳冬:長い夜

例えば、春は精神が鬱々する時期ですが、そんなときに居心地の良い仲間と過ごしたり行動力のある精神状態だったりすれば、性的刺激は高まります。初冬・厳冬の長い夜というのは“長い夜を感じること”が性的刺激に繋がると言われています。そうなると、冬はもう毎日ですよね(笑)。つまりセックスは、冬と相性が良い。1年の中でいちばん体力もある時期ですからね。

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橋本範子
女性誌を中心に手がける編集・ライター。趣味は深夜ラジオを聴くこと。小型船舶2級所持。