お悩み相談室 連載 by 小嶋美樹

セックスレスと本能の関係とは? リラックスモードになることがレス解消の鍵!?

薬の副作用で「勃起不全」になることも…

―勃起不全になったりすると、劣等感を抱いて悩んでしまう男性も多そうですよね。

「相手のことが大切で、大好きだと思っていたとしても、男性には時にはセックスできないこともある、ということを多くの女性にも知ってもらいたいですね。また、稀ではありますが、市販の胃薬などが勃起不全の原因となっていることもあり得ます。

普段から常用している薬の副作用が原因で起きてしまう勃起不全のことを『薬剤性ED』と言うのですが、何の薬の影響でそうなっているのかを自分たちで判断することは難しいため、思い当たることがある方はぜひ医療機関に相談してみてください」

―いろいろな可能性があるのですね。

「勃起不全は治療が可能ですが、残念ながら私たち医師には性欲を急激に上昇させることはできません。パートナーと本音を話し合うことでセックスレスが解消された、なんて患者さんもいらっしゃいますので、まずはそこから始めてみて欲しいなと思います」

池田裕美枝先生

いけだ・ゆみえ 京都大学医学部卒業。「市立舞鶴市民病院」「洛和会音羽病院」にて総合内科研修後、産婦人科に転向。現在は「二宮レディースクリニック」での産婦人科外来、「神戸市立医療センター中央市民病院」の女性外来、「京都大学医学部附属病院」の女性ヘルスケア外来を担当。また、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ)の勉強会や啓もう活動を行う一般社団法人SRHR Japanの代表も務める。

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小嶋美樹
編集者、ライター、ディレクター。大学卒業後、出版社に勤務し、女性誌や実用書・ビジネス書の編集、WEBディレクターなどを経て、2020年からフリーランスに。現在は主にインタビュー記事や女性のライフスタイル・子供の教育系記事の執筆、韓国エンターテインメント記事の編集・執筆など行う。趣味は旅行で、今一番欲しいものは子供たちと日本中を旅して回れるキャンピングカー。