子宮頸がんだと診断されて「そうだよね……」と納得するほど、健康に無頓着だった
モデルとしてメディアやSNSなどで活躍し、起業家・経営者としても医療美容クリニックなどを展開。枠にとらわれることなくさまざまなシーンで活躍を広げているくりえみさんは、心身ともに過酷な状況だったアイドル時代に子宮頸がんだと診断されました。
そのことがきっかけとなり、自身の健康課題に向き合うようになったそう。子宮頸がんと診断された経緯やその後をはじめ、くりえみさんの健康課題についての体験を赤裸々に語っていただきました。全3回に渡りお届けします。
INDEX
- PAGE 1
- 忙しいを理由にして検診を後回しにしていた
- PAGE 2
- 「私、死ぬんだ……」と思うくらい、頭が真っ白に
- PAGE 3
- 子宮頸がんの検査と手術は今でも鮮明に覚えてる
忙しいを理由にして検診を後回しにしていた
私が子宮頸がんだと診断されたのは、アイドルをしていた22歳の頃。もともと生理が重かったんですが、当時は我慢するのが普通だと思ってたんです。だから、症状があることをあまり重く受け止めてなかったし、時間がないことを理由に婦人科に行くことはなくて。
ただ、貧血で倒れることはけっこうありました。ライブ中に倒れることもあったり、生理2日目とかは情緒も不安定でずっと泣いてたり……。そんな私を見てたマネージャーさんが「これでは仕事にならない!」と思ったみたいで婦人科を受診することになりました。
アイドル時代。くま耳と手袋でコスプレ中。
改めて調べてもらったら子宮頸がんになる一歩手前の段階「子宮頸部高度異形成」で、まだ悪性ではない、と。検査がもっと遅かったら進行していて手遅れになっていたかもしれないと思うとよかったんだけど、どこかで「子宮頸がんになりそうな状態です」と言われたことに納得している自分もいて。それくらい自分の身体のことには無頓着だったんです。
子宮頸がんは遊んでる人がなるって聞いたことがあって、今は間違った知識だと分かるんですが、当時は無知だったし、自分の暮らしや健康状態を気にしてなんていられない状況。だから、本当なのか嘘なのかわからないような話を聞いても、その話が本当かどうかということよりも、自分の生活スタイルを考えると「病気になるよね」っていう気持ちがありました。
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