PMS/生理 by 木川誠子

将来を見据えた、子宮頸がん手術を選択。休井三郷の子宮頸がん記録〈後編〉

人気恋愛リアリティ番組に出演し、“あざとい系女子”として話題を集めた休井美郷さんの子宮頸がん記録。

後編では「将来、子どもを持ちたいと考えているから、どんな手術がいいのかしっかり考えた」という休井さんは、どんな手術を選択したのか。手術を終えた心境もお話しいただきました。

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6年ぶりの婦人科健診で子宮頸がんの一歩手前と診断。休井美郷の子宮頸がん記録〈前編〉

いずれ子どもを授かりたい願いも込めて手術方法を選択

―再検査から手術まで1ヶ月ちょっとの期間があったとのことですが、気持ちの面も含めて準備したことはありますか? 

手術の1週間前くらいからは完全に開き直っていました(笑)。それは、手術までの期間にできることはなにもなくて、先生が言うには「よく寝て、よく笑うしかない」って。体調が悪いとかもないし、お酒を飲んでもいいので普段と変わらない生活をしていました。

―その頃には不正出血は治まっていましたか?

はい。再検査に行った時に「子宮頸がんのこの段階で不正出血はありえないから、口内炎もできているんだったらたぶん疲れているからだと思います。心配しなくても大丈夫」と先生に言われたので、気持ち的に安心したのか、その時には治まっていました。

―ご自身で調べたことの中から直接医師に確認したことはありますか? 

私はいずれ子どもがほしいと思っているので、一番気になっていたのは子宮を全部摘出しないといけないのかということです。そのことは確認しました。

―ヒトパピローマウイルス(HPV)は直接不妊に関係なくても、子宮頸がんの進行具合では関係してくると言われていますよね。

はい。ネットでリサーチしているといろんな情報が出てきます。だから、どの情報が本当なのかもわからないし、自分の考え方次第ではすべて悪いほうに受け止めることもできてしまいます。だから、子どもを授かれる可能性はどれくらい残るのかは確認したうえで手術内容を決めました。

―具体的な手術内容を教えてください。

私の場合は、該当部分を切除するか、レーザーで焼くかのどちらかになると言われたので、再発のリスクを考えて、両親とも話したうえで切除しようと考えていました。ただ、そのことを先生に相談したら、「今はレーザーで焼いて、様子を見て、出産後に切除などを考えたらいいんじゃない」と。

先生に今後のライフプランをきちんと伝えつつ、最善の手術方法を決めていきました。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)