PMS/生理 by 木川誠子

6年ぶりの婦人科健診で子宮頸がんの一歩手前と診断。休井美郷の子宮頸がん記録〈前編〉

人気恋愛リアリティ番組に出演し、“あざとい系女子”として話題を集めた休井美郷さん。人柄やメイク、ファッションへのこだわりが支持されて活躍の場を広げている中で、子宮頸がんの一歩手前の高度異形成であると診断されたことを自身のYouTubeで公表し、大きな反響を呼びました。

そして、「一人でも多くの人にしっかりと婦人科検診を受けてほしい」という願いから、自らの想いを発信することに。今回は、手術を受けてから約1週間後に取材させていただいた、休井さんのリアルな体験記を前編後編の2回にわたってお送りします。

根拠はないけど、「私は大丈夫」と思っていた

―婦人科検診に行ったのが6年ぶりとのことでしたが、きっかけはありましたか? 

結果的に検査で今回の子宮頸がんの前兆とは全く関係はなかったのですが、 急に口内炎がたくさんできたり、不正出血があったりと体調に異変があったこともあって。 「おかしいな……」と思い受診しました。

―婦人科健診から足が遠のいていた理由はなんですか?

「子宮頸がんの検査に行かないといけない」「乳がんの検査に行かないといけない」という考えが、私の中にはあまりなかったです。婦人科健診が大切なことはわかっていましたが、「自分は大丈夫だろう」と思っていたところもあって、仕事が忙しくて時間がないからという理由で行っていなかったです。

―その6年間は、例えば、生理痛がひどかった、生理不順があった……というような気になることは特になかったから「大丈夫だろう」と。

そうですね。低用量ピルを服用していることもあって、生理に関する悩みは特になかったです。

ピルを処方してもらう時に問診や内診があるものの、子宮頸がんの検査をすることはなかったです。でも今回は、ピルを服用しているにもかかわらず不正出血があったので、「なんで?」と。

―実際に検査してみてどう感じましたか?

私が受けた検査は、『クレアージュ東京 レディースドッククリニック』の健診プラン『YOU健診』です。 子宮(Y)、大腸(O)、乳房(U)を対象にした検査になります。

それまで乳がん検診のマンモグラフィーはすごく痛いイメージがあり、受けたことがありませんでした。実際に受けてみると「あ~こんなもんなんだ」と思って想像していたよりも痛くなかったので、毎年行っておけばよかった~と思ったくらいです。痛みの感じ方は人それぞれだと思いますが、私は大丈夫でした。

エコー(乳房超音波検査)もしたのですが、そっちのほうが長くかかったので「なんかあるんじゃないか」と、めちゃくちゃ不安になりました(笑)。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)