【今月のFな人】第2回:須田亜香里さん×高橋怜奈医師〜前編〜「須田さんも緊張してしまう…! 婦人科の内診がやっぱり怖い!」

連載2回目となる今回は、女性の味方である婦人科のクリニックについて。生理前の肌荒れに長年悩んでおり、PMSでの肌荒れと言うこともあり婦人科へ通うことも考えているという須田亜香里さん。でもあの独特な雰囲気と内診がどうしても苦手なのだとか。何回通っても緊張してしまう婦人科へ気軽に足を運べるようになる心構えを、高橋先生に教えてもらいました。

長年悩んでいる生理前の肌荒れも、婦人科を受診すべき?

須田亜香里さん(以下須田さん):婦人科系の悩みは、実はいろいろあるんです……! 先生、今日はよろしくお願いします! 私は生理前の肌荒れがひどくて、昔は顔全体が荒れていました。今はだいぶ落ちついたのですが、それでも生理前になると顎周りにできものができてしまうんです。映画の撮影の前に大きなものができて、顔の輪郭まで変わってしまったり……。実際に仕事へも影響が出てしまっているので対処をしたくて。

高橋先生:毎回生理の前に起こっているのなら、排卵後の女性ホルモンの変動が関係しているかもしれませんね。女性ホルモンは、排卵後にすごく変動するため、その変化によっていろいろな体調不良を感じる女性が多いんです。肌荒れもPMSの一つの症状なんですよ。他にもむくみだったり甘いものを食べたくなることも、排卵後の女性ホルモンの変化が原因と言われています。排卵は赤ちゃんをつくためには必要不可欠なものですが、赤ちゃんを産まないのなら必要のない現象なんです。なので、今は妊娠を考えていないのであれば、ピルで排卵を止めることもおすすめですよ。ピルを飲むことで、女性ホルモンの変化がなくなり、肌荒れや生理前のイライラも改善できるはずです。

須田さん:ピルが生理前の肌荒れに良いという話はよく聞きます! でもちょっと怖い印象があります。以前友達が、海へ行くために生理日をずらすピルを飲んだのですが、その後ピルを飲むのを止めたら、ニキビが一気にできてしまっていたんです。それを見てしまったので、ピルは飲んでいる時はいいけど、止めたあと大変なんじゃないかな?と少しネガティブなイメージがついてしまいました。

高橋先生:おそらく、お友達がその時飲まれていたピルは、中用量ピルだと思います。中用量ピルは、お友達のように生理の日をずらしたい時に処方されることが多いピルです。PMSの改善でよく処方をされる低用量ピルとは違い、中用量ピルは女性ホルモンの用量が多いピルなんです。なので、飲み始めた時に気持ち悪くなってしまったり、副作用が出る人も低用量ピルと比べると、比較的多い傾向があります。須田さんのお友達のように、飲むのを止めたあとに症状が出る方は少ないと思いますが、ごく稀にそういった方もいらっしゃいますね。副作用が怖いという方は、毎日飲むタイプの低用量タイプや超低用量タイプがおすすめです。

須田さん:女性ホルモンの用量が副作用にも関係していたんですね。

高橋先生:そうですね。ただ、ピルを止めて何か症状が出た時は、もともとそういう体質だった可能性もあるかなと思います。

須田さん:友達の副作用を聞いたら怖い印象だったのですが、自分にあった用量を選べば、そんなに怖がらなくてもいいんですね。

高橋先生:そうなんです! 生理を調整するという目的でピルを飲む人が多いのですが、その時の印象が悪いと「ピルって具合悪くなっちゃうんだ」って思ってしまうんですよね。生理を調整する低用量ピルは、女性ホルモンの用量が多いのでそういった副作用も出やすいですが、低用量や超低用量は副作用も少ないので、ピルにもたくさんの選択肢があることをもっと知って欲しいなと思いますね。

婦人科の内診、簡単なコツで不安解消!

須田さん:なんとなく「自然に反しているもの」というイメージもあるし、怖かったんですけど、先生のお話を聞けてよかったです!

高橋先生:産婦人科って生理痛や婦人科系の悩みがある人が行くというイメージが強いですが、生理前の肌荒れだけでも受診していいんですよ。肌の悩みだからと皮膚科へ一生懸命通って、生理前のニキビが治らなかった人も、婦人科でピルを処方してもらったら良くなったという人もいるので選択肢として入れてもいいと思います。

須田さん:そうなんだ! でも、産婦人科って行くのがちょっと怖いんですよね……。まだ人生で2回ぐらいしかいったことがなくて。診察中って自分の自由がないのに、恥ずかしいシチュエーションになるし。緊張すると先生も内診が難しくなると思うので、「リラックスしなきゃ!」と思うのですがそれもなかなか難しくて!

高橋先生:緊張状態からリラックスするのって、すごく難しいですよね。婦人科の内診では、子宮を診るために、膣にクスコという金属の器具を入れますが、緊張しているところへ入れてしまうと、膣がギュッと狭くなってしまうので患者さんも痛みを感じてしまうんです。力を抜いてと伝えても、難しいので、私は、逆に力を入れることをおすすめします。

須田さん:え!? 大丈夫なんですか!?

高橋先生:大丈夫です! 簡単なコツがあって……。うんちを出す時のイメージでいきむように下腹部に力をいれると、膣の力は抜けやすいんですよ。これをイメージしてもらうと、内診を受けやすいと思います。反対に、おしっこを我慢するようにキュッとお股に力をいれる時は、膣が締まる筋肉が働くので、力の入れ方には気をつけてください。

須田さん:すごい! 豆知識!

高橋先生:あんなところでリラックスできる人なんていないですよね(笑)。なので、力の入れ方とか入れる部分を調整すると簡単かもしれません。

須田さん:婦人科はあの内診が怖いので、少し前向きになれました!

些細な不安も医師に伝えて大丈夫。口頭で伝えづらい時には問診票に書いても◎

高橋先生:あとは内診の時って、患者と医師の間に目隠しのカーテンがあると思うのですが、それを外してもらうこともできますよ。

須田さん:確かに、先生が見えないのって怖いんですよね! 「いつくるの?」ってずっとドキドキしちゃうんです。

高橋先生:ですよね。私が内診をする際、初めての患者さんには「カーテンは閉めたままでいいですか?」と確認をとっています。やっぱり、どんな形の器具が自分に入ってくるのか、見えた方が安心する方もいらっしゃいますから。お見せすると「意外と思っていたより細いですね。」と安心してくださる方も多いので、須田さんも見えないことで不安が大きくなるのなら「ちょっと不安なのでカーテンを開けておいてもらえますか?」と伝えるといいと思います。

須田さん:なるほど! 今のお話を聞けてよかったです。カーテンを開けてもらう選択肢があることも、知らなかったので! みなさんがどんな風に内診をされているのか知らないからこそ、先生に何かを伝える時も「こんなこと言っていいのかな……」と心配しちゃっていました。

高橋先生:他の方の内診なんて見れませんもんね。

須田さん:多少不調があっても、あの緊張感を味わうと思うと、足が向かないことも多いので、ちょっと気が楽になりました!

高橋:そうですよね。最初に「内診苦手なので、小さい器具でお願いします」と伝えるのものいいと思いますよ。

須田さん:あの器具にサイズがあるんですか?

高橋先生:いろいろあります! 小指ぐらいの3Sサイズから、XXLぐらいまであるんです。患者さんからはサイズの要望の他にも「怖いので、ゆっくりやって欲しい」というお願いがあることもありますよ。産婦人科医は、毎日沢山の患者さんを診ているので、みんなが診察に慣れているだろう、という感覚になってしまう医師もいるんですよね。なので、患者さんからそう言った要望があると、慣れていない患者さんとしてケアもできるので、不安なことは伝えることが大切です。

須田さん:言っていいんですね! 場所がデリケートなだけに、先生たちも淡白に接してくれているんだろうな、と感じるんですが、だからこそ伝えるのを躊躇しちゃうのもあるんですよね。

高橋先生:医師に直接伝えづらい方は、問診票に書いておくのもいいと思いますよ。それから、どうしても内診したくない人は、お腹の上からエコーで検査できる場合もあります。初回は問診だけをして、後日気持ちが落ち着いてから内診ということもできるので、不安は医師と共有するようにしてくださいね。婦人科の診察が怖くて、通院できないのはとてももったいないことなので! 不調や悩みがあれば、気軽に受診してください。ちなみに須田さんは、産婦人科をどのように選んで行かれましたか?

須田さん:近くの産婦人科で、女性の先生ということだけで選びました。選び方もよくわからなくて。女性の先生の方が話しやすいかな? と思って女性の先生を選びました。

高橋先生:確かに、同じ女性だと話しやすい印象を持ちますよね。実際に不調が出てから産婦人科を選ぶと、自分にも余裕がないので迷ってしまうことも多いかと思います。そうならないためにも、子宮癌検診など定期検診の際にいろいろなクリニックを見ておいて、もしもの時に備えておくのもいいと思います。定期検診をきちんと受けておくと婦人科での診療にも慣れると思うので、そう言った意味でも定期検診は大切なんです。

須田さん:婦人科選びの時に、ネットの口コミを参考にするのはどうですか?

高橋先生:友達の口コミとか、あとは事前に電話をしてみて、受付の方の雰囲気を知っておくとか。そういった方法も取り入れるといいかと思います。

須田さん:ネットだけの情報で選ぶのはやっぱり難しいですよね。

高橋先生:医師も人間なので、患者さんとの相性もあると思います。最近はオンライン診療をやっているクリニックも多いので、直接会う前にオンライン診療でご自分との相性を知っておくという方法もありますよ。

須田さん:オンライン診療をやっているクリニックは、柔軟なイメージがありますね。そいう選び方もできるのは、選択の幅が広がって嬉しいです!

次回は須田さんが今気になっているという、女性の妊娠・出産時期について教えていただきます!

須田亜香里氏

200911月にSKE483期生としてメンバーに加入。現在はSKE48チームEリーダーを務める。握手会での神対応が話題で「握手会の女王」とも呼ばれている。 また、持ち前のトーク力でバラエティやワイドショーに出演。その他にもラジオや新聞連載等、SKE48の中心メンバーとして多方面で活躍中。

高橋怜奈氏

東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。医師であり、プロボクサー。産婦人科YouTuberとしても活動。自身のSNSをはじめ、テレビや雑誌などで女性のデリケートな悩みに答える。

YouTube:産婦人科医YouTuber高橋怜奈

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