【須田亜香里×高橋怜奈先生】須田さんも緊張してしまう…! 婦人科の内診がやっぱり怖い!|前編
連載2回目となる今回は、女性の味方である婦人科のクリニックについて。生理前の肌荒れに長年悩んでおり、PMSでの肌荒れと言うこともあり婦人科へ通うことも考えているという須田亜香里さん。でもあの独特な雰囲気と内診がどうしても苦手なのだとか。何回通っても緊張してしまう婦人科へ気軽に足を運べるようになる心構えを、高橋先生に教えてもらいました。
※2021年8月23日掲載の記事です。
INDEX
長年悩んでいる生理前の肌荒れも、婦人科を受診すべき?
須田亜香里さん(以下須田さん):婦人科系の悩みは、実はいろいろあるんです……! 先生、今日はよろしくお願いします! 私は生理前の肌荒れがひどくて、昔は顔全体が荒れていました。今はだいぶ落ちついたのですが、それでも生理前になると顎周りにできものができてしまうんです。映画の撮影の前に大きなものができて、顔の輪郭まで変わってしまったり……。実際に仕事へも影響が出てしまっているので対処をしたくて。
高橋先生:毎回生理の前に起こっているのなら、排卵後の女性ホルモンの変動が関係しているかもしれませんね。女性ホルモンは、排卵後にすごく変動するため、その変化によっていろいろな体調不良を感じる女性が多いんです。肌荒れもPMSの一つの症状なんですよ。他にもむくみだったり甘いものを食べたくなることも、排卵後の女性ホルモンの変化が原因と言われています。排卵は赤ちゃんをつくためには必要不可欠なものですが、赤ちゃんを産まないのなら必要のない現象なんです。なので、今は妊娠を考えていないのであれば、ピルで排卵を止めることもおすすめですよ。ピルを飲むことで、女性ホルモンの変化がなくなり、肌荒れや生理前のイライラも改善できるはずです。
須田さん:ピルが生理前の肌荒れに良いという話はよく聞きます! でもちょっと怖い印象があります。以前友達が、海へ行くために生理日をずらすピルを飲んだのですが、その後ピルを飲むのを止めたら、ニキビが一気にできてしまっていたんです。それを見てしまったので、ピルは飲んでいる時はいいけど、止めたあと大変なんじゃないかな?と少しネガティブなイメージがついてしまいました。
高橋先生:おそらく、お友達がその時飲まれていたピルは、中用量ピルだと思います。中用量ピルは、お友達のように生理の日をずらしたい時に処方されることが多いピルです。PMSの改善でよく処方をされる低用量ピルとは違い、中用量ピルは女性ホルモンの用量が多いピルなんです。なので、飲み始めた時に気持ち悪くなってしまったり、副作用が出る人も低用量ピルと比べると、比較的多い傾向があります。須田さんのお友達のように、飲むのを止めたあとに症状が出る方は少ないと思いますが、ごく稀にそういった方もいらっしゃいますね。副作用が怖いという方は、毎日飲むタイプの低用量タイプや超低用量タイプがおすすめです。
須田さん:女性ホルモンの用量が副作用にも関係していたんですね。
高橋先生:そうですね。ただ、ピルを止めて何か症状が出た時は、もともとそういう体質だった可能性もあるかなと思います。
須田さん:友達の副作用を聞いたら怖い印象だったのですが、自分にあった用量を選べば、そんなに怖がらなくてもいいんですね。
高橋先生:そうなんです! 生理を調整するという目的でピルを飲む人が多いのですが、その時の印象が悪いと「ピルって具合悪くなっちゃうんだ」って思ってしまうんですよね。生理を調整する低用量ピルは、女性ホルモンの用量が多いのでそういった副作用も出やすいですが、低用量や超低用量は副作用も少ないので、ピルにもたくさんの選択肢があることをもっと知って欲しいなと思いますね。
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