お悩み相談室 連載 by 小嶋美樹

イクのが早い彼に満足できない!?「男性のイク」について知ろう。

前回に引き続き、今回は「男性ホルモンと性欲」をテーマに『フェムテックtv』でも人気の産婦人科医・池田裕美枝先生こと“ゆみえ先生”が、SNSで集めた読者からのリアルな悩みに答えます! 

今回の相談:「セックスのときにいつも彼がすぐに達してしまい私は物足りなさを感じています。男性がイクまでの時間を長くできる方法はないのでしょうか?」

ゆみえ先生の回答:「早漏治療にはさまざまな方法がありますが、お互いに満足のいくセックスの形をカップル間でいろいろ試してみることも大切です」

早漏のメカニズムを知って対策することも!

セックスのときに男性が射精に達するまでの時間は、人によってまちまちですよね。大前提として「男性がイク」ときには、体の中でどんなことが起こっているのでしょう?

「人間の脳には心地良い刺激があると、それを何度も求め、また同じような行動に移そうとする機能があるんです。それを担っている神経回路のことを『報酬系回路』と呼びます。

男性が性的な刺激を感じるとこの報酬系回路 がまわり、どんどん興奮が高まるなかで交感神経が優位になります。その結果、筋肉の収縮が起こり尿道から精子が体外へと放出されるメカニズムが射精です」(ゆみえ先生・以下同)

パートナーの、いわゆる「早漏」に今回の相談者は悩んでいるわけですが、男性が達するまでの時間を長くすることはできるのでしょうか?

たとえば男性の性器に急激に強い刺激が加わるような行為をやめて、緩やかに興奮が高まるようなセックスを試すことで、男性が達するまでの時間が長くなることもあるのではないでしょうか」

1 2
1 2

コメントを書く / 読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です。

小嶋美樹
編集者、ライター、ディレクター。大学卒業後、出版社に勤務し、女性誌や実用書・ビジネス書の編集、WEBディレクターなどを経て、2020年からフリーランスに。現在は主にインタビュー記事や女性のライフスタイル・子供の教育系記事の執筆、韓国エンターテインメント記事の編集・執筆など行う。趣味は旅行で、今一番欲しいものは子供たちと日本中を旅して回れるキャンピングカー。