PMS/生理 by 木川誠子

将来を見据えた、子宮頸がん手術を選択。休井三郷の子宮頸がん記録〈後編〉

発信をしたことで「検診に行きました」の報告が!

―手術を終えて、今はどんな気持ちですか? 

めちゃくちゃすっきりしました! すべて焼けている写真を見せてもらったので、あとは再発しないことを願うだけ。

レーザーで対応できるのが2回までと決まっているみたいで、再発した場合、次もレーザーで大丈夫だけど3回目は切除するしかないので、本当に再発しないでほしいと思っています。とはいえ、難しいと思うところもあります。再発しないためにワクチンを打とうかと考えても、ワクチンに対しての知識があるかと言われたら、まだ全然ないですし。

―知識も必要ですし、定期的な健診も重要ですよね。

はい。本当に大事だと思いました。軽度異形成で見つかるのと、高度異形成で見つかるのとでは気持ち的にもまったく違うから、定期的な健診は本当に大事!

私の場合、「あと半年遅れていたらがんになっていたよ」と言われたので、本当に早期発見に越したことはないと思います。

―休井さんは婦人科検診に対して、どのようなハードルの高さを感じていましたか? 

やはり、どうしても「痛い!」というイメージがあって……。実際に子宮頸がんの検査は痛かったです。診察台に座るのも緊張するし、できれば行きたくないという気持ちはあります。

―婦人科健診のハードルの高さが下げられる秘訣はありますか?

今回行った『クレアージュ東京 レディースドッククリニック』は、医師もスタッフも全員女性というところは安心できました。診察着もおしゃれでしたし、病院っぽくない雰囲気ですごくリラックスできました。自分が行きやすいと思える病院を見つけると、高いハードルも下がるように思います。

―知らないから怖さにつながるところもあると思うのですが、休井さんはどうですか? 

そう思います。今の私くらい子宮頸がんについて知っていたら、もう少し気持ち的にも楽だったのかなと思いますし、学べる機会がもっと増えていったらいいなと本当に思います。

今はいろんな情報を得られるし、私はDMもたくさんいただきます。でも、その内容が必ずしも正しいわけではないので、自分で調べた情報はいったん置いておいて、少しでも気になることは病院に行って先生に聞くのが一番いいと思いました。

―医療機関や関係者からの啓発も必要だと思うのですが、休井さんがSNSで発信するからこそきっかけにつながる人も多いと思います。

発信することはすごく考えました。私は結婚して子どもがほしいと思っていて、でも子宮頸がんに対して男性は女性よりももっと知識がないと思うから、発信したことで「この子とは結婚できないと思われたらどうしよう」とかは、やっぱり考えちゃいました(笑)。

でも、発信してよかったことがたくさんあります。DMにも「検査に行きました」とか、身近な友達からも「YouTubeを見て怖くなったから次の日に(検査を)予約した」と連絡をもらいました。中には、「検査したら子宮頸がんの一歩手前でした」というDMも届くので、本当に発信してよかったと思います。

―今回の経験を通して活動にも変化があるかと思います。どのような想いを届けていきたいですか?

婦人科健診を受ける前までは、本当になんでなのかわからないんですけど、「自分は大丈夫」と思っていました。周りに子宮頸がんになっている人がいても、それこそ私が体験したことを発信したとしても「私は大丈夫」と思ってしまうことはあると思います。

そして、子宮頸がんはとても身近な病気のはずなのに、すごく遠いものに感じていました。でも、ほったらかしていたら最悪のケースになることもある病気。早期発見が本当に大事だということは身を持って感じたので、私が発信することで救われる人がいるならいいなと思っています。

やっぱり「高度異形成です。上皮内がんです」と言われたら、えぐいくらいメンタルにくるので、そのダメージを受ける人がひとりでも減ってほしいと思っています。だから、本当に病院に行ってほしいです。そして、学校の保健の授業などで、もっと学べる機会、知る機会が増えるといいなと思っています。

 

休井美郷

人気恋愛リアリティ番組への出演をきっかけに、“あざとい系女子”と話題を集める。ボディケアブランド『IKYLM』のプロデュースやファッションブランド『qumerry.』のディレクターを務め、女性誌やバラエティ番組への出演など、幅広く活躍中。

Instagram:@kyuui_misato

Twitter:@kyuui_misato

YouTube:きゅうちゃんねる

医師校正:池田裕美枝

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)