FEMTECH/FEMCARE RECOMMEND by 川端宏実

夏に温活は本当に必要? その真相とは!?

美容や健康を考えた生活習慣の話で、絶対に話題となる「体は冷やさない」という言葉。昔から言われていることだし、確かに血行のことを考えると、温かくしておいた方がいい気がするけれど……、暑い季節に温活って倒れちゃいそう! ということで、産婦人科医の高橋先生に、真相をお伺いしてみました!

幼い頃から母に「女の子は体を冷やしてはダメ」と言われて育った私。高校生の時に、制服のスカートを短くした時には「将来赤ちゃんが産めなくなっちゃうよ!」と脅されたことも。私と同じような、母からの教え(?)があった女性は多いのではないかと思います。最近では、美容のルーティンとして、朝一の白湯や冷え対策も定番のケアとなっているように感じますし、真夏でも氷の入っていないドリンクを飲んだりと、徹底している方もいますよね。でも、体を冷やさないことは本当に女性にとっていいことなのか……? 婦人科医師である高橋怜奈先生にお話しをお伺いしました!

真夏は過度に体を温めなくてOK! 血液の巡りに注目を

ー女性は体を冷やしてはいけないと昔から言われていますが、冷やすことは本当に悪いことなのでしょうか?

高橋先生「冷えが良くないという話は、昔からよく言われていることですよね。ですが、医師の目線でお伝えすると、そこまで気を使わなくても大丈夫です! ご自分の感覚で、寒いと感じたなら一枚羽織ったり、温かい飲みものを飲むなどして気をつけていればいいと思います。過度に温めたからといって、女性ホルモンが活性化したり、乱れたりすると言うことはありません」

ーえ!? そうなんですか! 内臓を冷やすから、氷の入った飲み物もよくないと聞きますが…!?

高橋先生「それも、ご自分が飲みたいと感じていれば飲んでも大丈夫です。氷の入ったドリンクをコップ一杯飲んだところで、体温が大幅に下がることはありませんから(笑)。真冬の時期に、ご自身も寒さを感じている時に冷たい飲み物を飲むことは良くないと思いますが、暑い時期には冷たい飲み物を飲みたいじゃないですか!」

ー氷の入ったドリンクが大好きなので、安心しました。妊婦の方は特に冷えに対して敏感だと思うのですが、妊婦の方もそこまで気にしなくていいのでしょうか?

高橋先生「そうですね。妊婦の方も、ご自身が寒いと感じた時に対処すれば大丈夫です。よく真夏でも冷やさないようにと靴下や膝掛けなどでおなか周りをぐるぐるにしている方がいますが、熱中症の危険があるので心配ですね。ご自身が快適だと感じる温度で過ごすことが一番です」

ーそうだったんですね! 勘違いをしている人は多そうですね……

「世間で言われている温活も、血流を良くすると言う意味で温めることがいいと謳っていますが、血の巡りを良くするためなら軽い運動を取り入れる方が代謝も上がるのでいいかと思います」

血液の循環が滞りがちな、足元の血行を簡単な運動で改善!

過度に温める温活は効果が少ないとわかったので、体の巡りを改善して代謝を上げる温活を目指しましょう! ハードな運動を短期間で行うよりも、毎日気軽に行える運動やストレッチがおすすめです。

◉足指のグーパー運動

①椅子に座った状態で、かかとは床につけ、爪先だけあげた姿勢に。

② ①の状態で、足の指を握って開くをゆっくり繰り返す。運動不足の人は足がつってしまうこともあるので、無理のない程度に、20回を目安にしてみましょう。

◉かかとの上げ下げ運動

ふくらはぎは、下半身の血液循環で大きな役割を担っており、「第二の心臓」と呼ばれています。心臓から一番遠い場所で、ふくらはぎは下半身の血液の循環させています。

①足を揃えて立つ。

②かかとを床からゆっくりと離して爪先立ちの状態で一呼吸。

③その後、ゆっくりと①の状態に戻す。無理のない程度に20×5セット程度が目安

◉スクワット

下半身の筋力アップに効果的なのが、スクワット。血液循環で重要な、下半身の筋力を効率よくアップするために、ぜひ頑張って取り入れてみてください。

①足を肩幅に開き、爪先を少し開いて立つ

②背筋は曲げずに、真っ直ぐな状態から腰を下ろす。この時、膝が爪先よりも前に出ないように、膝が90度になるぐらいまで下す。膝を曲げると言うよりも、腰を下ろすイメージで。

③ゆっくりと腰を上げる。この時、膝は伸ばし切らずに、少し曲がった状態のところまで上げるようにして。

④①~③を繰り返す。無理のない程度に10×5セット。

暑がりな私は、真夏も冷房ガンガンの室内が天国。今まではそれがちょっと後ろめたい気持ちがあったのですが、これからはあまり罪悪感を感じずに過ごせそうです。

温める温活も、無理をしない温活も、自分自身が気持ちよく過ごせる方法で行えることが最善の温活と気づけてよかったです。

高橋怜奈:東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。医師であり、プロボクサー。産婦人科YouTuberとしても活動。自身のSNSをはじめ、テレビや雑誌などで女性のデリケートな悩みに答える。

YouTube:産婦人科医YouTuber高橋怜奈

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川端宏実

フリーランスの編集・ライターとして、ファッション誌にてライフスタイルやメイク企画についての記事を担当。モデルやタレントのスタイルブック制作なども行う。