フェムテック/ケア by 木川誠子

女性ホルモンに働きかけるハーブとは? 植物のパワーを受け取ろう!

バラの香りは女性ホルモンを高めてくれる、チェストベリーがPMSの症状を緩和するなど、植物が女性ホルモンや婦人科系疾患にアプローチするという話は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで、自身の不調を植物療法で改善したという、「ノバスコシアオーガニックス」代表の田端春奈さんに、植物のパワー、女性ホルモンに働きかける植物について教えてもらいました。

※2021年6月7日掲載の記事です。

植物療法の手軽な取り入れ方とは?

植物療法とは、植物が生合成するフィトケミカル成分を含んだ抽出物を用いて、ひとりひとりが持っている自然治癒力に働きかける療法のこと。最近では、フィトセラピーという言葉でも知られています。

植物療法というとハードルが高く感じてしまいますが、実は身近な存在。リラックスしたくて精油やお香を炊いたり、ハーブティーを飲んだりすることは、植物療法の手軽な取り入れ方です。専門的に行う場合は、しかるべき知識や資格を保有する必要がありますが、日常生活の中に息づいている習慣だったりします。

そんな植物療法のいいところを田端さんに伺ってみると、大きくふたつありました。

1. 副作用が少ない

「例えば、月経痛が起きた時に市販薬を服用し続けると、効き目が薄れてしまうことや、その薬がないと不安になってしまうことがあると思います。植物療法にはそういったことがほとんどないため安心して取り入れられます。ただし、原材料となっている植物にアレルギーがある場合は気を付けてください」

2.自分の身体を知る習慣になる

「植物療法は、中長期的に続けることで効果をもたらしてくれます。即効性がないと言えばデメリットかもしれませんが、穏やかに効果を示してくれるため、自分の身体と向き合い、その変化を観察する習慣を自然と身に付けることができます」

PMSなどの不調の改善は、自分の身体を知ることから始めることが大事なので、その習慣が身に付くのは嬉しいですよね。そして、「先月はPMSが落ち着いていたのに、今月はしんどい……」なんてこともあります。その時の環境や精神状態などで症状が左右されたりもするので、その点から考えても植物療法は、婦人科系疾患の改善に向いていると言えるかもしれません。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)