フェムテック/ケア by 木川誠子

女性ホルモンに働きかけるハーブとは? 植物のパワーを受け取ろう!

女性ホルモンの味方になる身近な植物3選

植物性エストロゲンが豊富なシャタバリ

「若返りのハーブとして話題になったことがあるシャタバリは、インドなどの暑い地域で生息しており、根っこの部分を活用します。アーユルヴェーダで用いられる代表的なハーブなので、スリランカなどでは婦人科系の処方薬としても用いられています。

植物性エストロゲンの代表格は、大豆に含まれるイソフラボンです。大豆が女性ホルモンに働きかけるという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。同様に、シャタバリにも植物性エストロゲンが豊富に含まれており、女性ホルモンと似た働きが期待できます」

女性だけではなく、男性の身体も強壮すると言われており、家族やパートナーと一緒に取り入れるのものおすすめ。

万能なジャーマンカモミール

「女性ホルモンの乱れはストレスや免疫力の低下、冷えなども要因になります。そのため身体の調子や気持ちを整えるのも対策のひとつ。そんな時はジャーマンカモミールが活躍します。抗炎症作用があるアピゲニンを含んでいることから、イライラした気持ちを落ち着かせてくれるなど、精神的な不安を緩和してくれる働きがあります」

いわゆるカモミールと呼ばれているのは、ジャーマンカモミールを指し、植物療法が根付いているヨーロッパでもっとも用いられるハーブのひとつ。日本でも、ハーブティーや入浴剤、精油など、さまざまな製品展開があるため、取り入れやすい点も魅力です。

気持ちを落ち着かせてくれるゼラニウム

「一概にゼラニウムと言っても、さまざまな品種がありますが、日本では温度が適していれば1年中花を咲かせる四季咲き性のタイプを指すことが多いです。バラに似た香りが特徴で、気持ちを高揚させたり、安らぎを与えてくれたりします。精神的にもサポートしてくれる、心強い植物です」

生理前のイライラや生理痛などの時に、アロマディフューザーやアロママッサージなどで香りを取り入れるだけでも有効的です。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)