フェムテック/ケア by 木川誠子

セルフラブとは自分を分解して見つけ出すこと。よりよくなるために頑張ることは自己肯定感は別のエネルギーだって知ってた?

よりよくなろうと目指す前に、自分の中に潜ってみる

「もっとこうなりたい、よりよくなろうとする考えや行動は上に働く力です。いうならば自己啓発。自己肯定感とも言われるセルフラブとは違うエネルギーです。頑張ることは素晴らしいことではありますが、土台となるセルフラブがないところで、上に向かって働くエネルギーばかりだと疲弊してしまいます。

自己肯定感が低いと思っているなら、まずは上を目指すよりも自分の中に潜ってみてください。はじめは潜り方がわからなかったり、潜っていても何も見えてこなかったりするかもしれませんが、自分に潜るという作業をコツコツと日々続けていくことがセルフラブのトレーニングになります」

セルフラブは一生続いていく

「セルフラブには、自分の中にあるいろんな感情の原因を自分で見つけてあげることが、とにかく大事! 解決をしたり、よりよくすることはいったん置いておいて、まずは見つける。見つけるだけで楽になると思います。

セルフラブが低いからと、自分はダメなんだと思う必要はありません。自分に足りないと思っている部分をトレーニングして少しずつでも増やしていく。セルフラブは一度獲得したら終わりではなくて、一生続いていくこと。だから、セルフラブを得るための、自分との向き合い方を見つけることを大切にしてほしいです」

セルフラブのトレーニング方法

☑︎何か良くないことが起きた時、いったん立ち止まってみる
☑︎嫌だ、苦しいと思った理由を深く考える
☑︎“なんとなく”とそう思った場合は、“なんとなく”が、いったいどこから来るのか見つけ出す
☑︎自問自答を繰り返し、ひとつひとつの理由を紐解いていく。嬉しい、楽しいとポジティブに感じた時にも同じように掘り下げてみる

Mutsumi Leeさん
むつみ・りー クリエイティブカンパニー「Lander」を創業。映画『ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話』の製作総指揮を務めたほか、世界的な広告賞カンヌライオンズを受賞。現在は「LimLove」を立ち上げ、セルフラブやセクシャルウェルネスをカルチャーにするための活動に力を注いでいる。LA在住。

instagram:@im.love.love

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)