FEMTECH/FEMCARE

by 木川誠子

地の時代から風の時代へ。大切なのは自分自身

コロナ禍によってこれまでの当たり前が変化し、新しい生活様式が誕生しました。それと同じくして、雑誌などの占いコーナーでは、お金や土地など、目に見えるものに価値があると言われた「地の時代」から、情報やコミュニケーションなど、目には見えないけど確かに存在するものが重要になってくる「風の時代」に変わったという話題もよく目にするようになりました。今、いろんな意味で新しい時代が始まっており、自分を大切にする自己肯定感を持った自己愛は、フェムテックの考え方とも通じ、健康作りに必要になってきます。

目に見えないものに価値が生まれる

コロナ禍とあって、いつも以上に占いへの関心が高まっている人もいるのではないでしょうか。風の時代というワードは気になっているけど、「そもそも風の時代って何?」という気持ちもありますよね。そこで、心理オントロジー、スピリチュアルリーディングを中心としたオリジナル占術を使う占い師、流光七奈さんに改めて教えてもらいます。

「なぜ風の時代がこんなにも話題になっているのかと言いますと、数百年続いていた地の時代から移り変わったからです。

地球には変革期があり、火地風水(かちふうすい)と言って4つに分類されています。毎年なにかしらの小さな変化は起きてはいるのですが、今回は数百年に1回の大きな変化です。

これまでの地の時代は、お金や土地と言った、目に見える、触ることができるものに価値があるとされていました。風の時代に変化したことでその価値が薄れ、今度は、確実に存在はしているけれど、目に見えないものに価値が生まれてきています。その変化が分かりやすいのがお金です。目に見える、手で触れる現金が地の時代の価値だとすれば、目には見えないし、触ることもできないけど現金と同じ役割である電子決算や仮装通貨が風の時代の価値と言えます」

風の時代に情報革命が起こっている

風の時代への変化は、1800年後半から1900年初頭にかけて起きた産業革命に匹敵するほどの大きさ。まさに教科書に載るほどの出来事だそうです。

「地の時代に変わる時に起きたのが産業革命だとしたら、今回は情報革命が起きたと言われています。既存のものをすべて壊すようなことが起こるという意味ですが、そのきっかけになったのは新型コロナウイルス。確かに、コロナ禍でIT化が加速しました。

企業としての信用で考えてみると株式会社として存在していること、きちんとオフィスやお店を構えていることだったと思います。働き方に変化が起き、テレワークが進んだことでオフィスとしての場所の価値が必要ではなくなってきました。

それらを踏まえて風の時代においてのキーワードは情報、コミュニケーションです」

情報を精査し、本質を見極める

「風の時代というだけあって、これまでの10年よりもこれからの10年のほうが確実に流れは早くなります。その流れに乗ってどんどん変わっていける、自由自在に変化し続けられるとポジティブに考えられますが、その一方で情報の精査、本質を見極めていくことが必要になります。

現代はとにかく情報が溢れています。正しい情報もあれば、間違っている情報もあります。メディアが報じているからといって真実であるとは限りません。さらには、情報源を日本に限定する必要もなく、世界中からキャッチできます。だからこそ、自分が正しいと思う情報を拾って有効的に活用することが大事になってきます。

ひとりでは判断できない時は、コミュニティ、コミュニケーションが必要になります。これまでのコミュニケーションは対面が主だったこともあり、近くの人に限定されていたとろこがありますが、今はSNSがあることで世界中の人とつながれます。たったひとりが何か発信することによって、それがいいほうにも、悪いほうにも影響を及ぼすという状況は、まさに風の時代を象徴する事柄です」

これまでの行いに疑問を持つ

そこで重要になってくるのは自分で考え、選ぶこと。ただ日本では、無意識に自分の考えにフタをしてしまっている人も多いように思います。

「欧米の教育が自分で考えさせることに重きを置いているとしたら、日本の教育は教えることが重視されていました。教えたからこそみんなが同じようにできるという土台が、無意識のうちに出来上がっています。コロナ禍でマスクをしてくださいねと言われても、欧米では自分で考えて答えを導くという考えである一方で、日本ではすんなり受け入れた人が多いと思います。

地の時代は、企業のシステムや働き方など、良くも悪くも変わらなかったからこそ、その価値観が当たり前で慣れてしまっています。その土台があるがゆえに、他の人と違うことをしてはいけない、それをすると輪を乱してしまうかも、誰かに迷惑をかけてしまうかもと、無意識のうちに思っているのです」

自分という軸を持つ

立場が上の人の決定が絶対で、自分の意見とは異なったとしても同調しなければいけない、友達と話していても空気を読んで自分の意見は言わないでおこうと思った経験は、誰しもあるはず。中には、自分の意見にフタをしていることも分からないくらい無意識な人もいると思います。これから風の時代を生きていくのならば、まずはその価値観の中で生きてきたことを自覚し、意識することから。

「自分のやりたいことをやる、自分の言いたいことを表現しているからといって迷惑がかかるわけではありません。世の中にはいろんな人たちがいて、いろんな環境があって、本当にさまざまな可能性に満ちています。

私がやりたいことは本当に輪を乱してしまうことなの?と自問自答してみる。たとえ他の人と違う意見だったとしても、それが間違っているとは限りません。多勢に無勢で自信をなくしてしまうことがあるかもしれませんが、自分の考えを尊重してもいいよねと、ひとつずつフタを開ける作業をしてみてください」

この作業はこれまでの違和感やストレスを解消していくことでもあり、自分を大切にすることにもつながります。フタをひとつひとつ開けていき、風の時代らしく、新たな価値観との出会いを楽しんでください。

流光七奈さん

心理オントロジー、スピリチュアルリーディングを中心としたオリジナル占術を使う占い師。個人鑑定をはじめ、さまざまなメディアで連載中。『ダンナさまは幽霊』シリーズ(イースト・プレス)、『あの世の社会科見学』(竹書房)など著書多数。http://nana-healing.com/

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木川誠子
ライフオーガナイザー1級、アロマ心理の資格を保持。出版社勤務を経て2009年に独立。編集者・ライターとしての経験を活かし、ライフスタイルを仕立てる(tailor)を意味するライフスタイラーとして、美容や食など様々な角度からライフスタイルの情報を発信。ライフスタイルは感性や感覚、体験などで構築されて、ひとりひとり異なるもの。自分自身で感じた感覚を大切に、独自の体感や実感を取り入れながら、雑誌やWEBメディア、カタログなどでの執筆活動をはじめ、メーカーブランディングなども行う。また、姉妹で、完全予約制のプライベートショップ「KIRA CLOSET」を主宰し、ワークショップや食事会を企画、開催。食事会でのメニューはお手軽でありながら、さり気ないおもてなし感が特徴で、レシピは定期的にメディア掲載中。