
『卵子凍結』の手順や費用は? 痛みはあるの?
いまの年齢の卵子を温存することができる『卵子凍結』。まさにタイムマシンのような技術ですが、どのくらいの費用が掛かるのか、通院や採卵をする際に仕事や家事とのバランスは取れるのかなども気になるところ。そこで後編の今回は、実際に卵子を凍結保存するまでの具体的な方法や手順、費用を中心にご紹介します。
不妊治療の名医としても知られる杉山力一医師に、『卵子凍結』についてお話を聞きました。
>>前編はこちら
今、知っておきたい『卵子凍結』のリスクやメリット
※2021年10月29日に掲載された記事です。
INDEX
『卵子凍結』の手順って? 通院回数は?
一般的に『卵子凍結』は、3つのステップでおこなわれます。
1.排卵の誘発
2.採卵
3.凍結保存
内服薬や注射などの排卵誘発剤を用いて卵胞の発育を促し、採取した卵子を−196°Cの液体窒素のなかで凍結保存するという流れです。
杉山医師に、具体的な通院回数と診察内容について聞いてみると
「排卵の誘発から採卵までは生理周期に合わせておこなうので、通院回数は生理開始日からカウントしてその月に5回くらいです。血液検査やホルモン検査、注射の回数を決めたり、卵胞をチェックしたりします」とのこと。
通院回数は最短で3回というケースもあるようですが、クリニックによってプランは異なるため、受診予定のクリニックに問い合わせるのが確実といえそうです。
排卵誘発ってどうやるの?
排卵誘発剤を使わずに、完全自然周期で卵子を採取することもできますが、その場合の採卵数は1個に限られます。未受精卵は非常にデリケートであることに配慮すると、凍結する卵子は複数個あるほうが理想的といえるため、排卵誘発剤を使う場合が多いようです。
「私たちのクリニックでは、内服薬と自己注射の両方を使って排卵を誘発します。自己注射といっても、自分で血管に打つわけではありません。ボールペンのようになっている注射器をお腹にパチパチと打つだけです。耳にピアスを通すくらいのイメージなので、それほど難しくありません」と杉山医師。
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