お悩み相談室 連載 by 小嶋美樹

おりものシートを交換しない女性が多発中!? かゆみの原因になる「蒸れ」「洗い過ぎ」とは?

陰部は過度の洗い過ぎNG!

「さらにもう1つ、陰部の皮膚の健康を保つ意味で注意をしてほしいことがあります。それは、過度に洗い過ぎないこと。女性の健康な陰部には常在菌がおり、過度に洗い過ぎると、この常在菌まで洗い流してしまうことになるのです。

常在菌や皮膚を守っている皮脂が洗い流されてしまうことで、皮膚のバリア機能が低下します。その状態におりものシートの長時間使用などによる蒸れが加わると、痒みや痛みが生じやすくなるのです」

―ただ「肌を清潔に保つ」ことも重要だと伺いました。陰部はどの程度、洗えばよいのでしょう?

「通常のケアは、お風呂に入ったときにお湯でさっと流す程度にしてください。ただ、すでに痒みや痛みを伴っている場合には、逆に洗わないようにしてほしいのです。皮膚のバリア機能が弱っているときには、できるだけ外部からの刺激を避け、通気性を高めることが重要です。痒みが長引く患者さんには、ショーツが陰部に当たる刺激を避けていただくために、就寝時だけでもショーツを脱ぐことをおすすめすることもあるんですよ」

―ショーツの刺激も避けたほうがよいときに、湿ったおりものシートを着けっぱなしにするのはよくなさそうですよね……。

「そうですね。陰部に痒みや赤みがある時期は、おりものシートの使用は避けたほうが無難です。また、通常時のおりものシートの使用に関しては個人の好みですが、付けているときにはトイレのたびに交換するなど、頻繁に替えることで肌トラブルを避けられることは、より多くの女性に知ってほしいなと思います」

池田裕美枝先生
いけだ・ゆみえ 京都大学医学部卒業。「市立舞鶴市民病院」「洛和会音羽病院」にて総合内科研修後、産婦人科に転向。現在は「二宮レディースクリニック」での産婦人科外来、「神戸市立医療センター中央市民病院」の女性外来、「京都大学医学部附属病院」の女性ヘルスケア外来を担当。また、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ)の勉強会や啓もう活動を行う一般社団法人SRHR Japanの代表も務める。

【アンケート詳細】

調査機関:自社調査(フェムテックtvによる)

調査対象:10~50代女性 

調査方法:フェムテックtv公式インスタグラムのストーリー

有効回答数:1,844件

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小嶋美樹
編集者、ライター、ディレクター。大学卒業後、出版社に勤務し、女性誌や実用書・ビジネス書の編集、WEBディレクターなどを経て、2020年からフリーランスに。現在は主にインタビュー記事や女性のライフスタイル・子供の教育系記事の執筆、韓国エンターテインメント記事の編集・執筆など行う。趣味は旅行で、今一番欲しいものは子供たちと日本中を旅して回れるキャンピングカー。