フェムコト 連載 by 橋本範子

難病発症で働き方が変化。キャリアも妊娠も諦めなくていい

“いつかできたらいいな”ではできないと産婦人科に通い、妊活スタート

フェムテックtv:仕事に復帰して1年後くらいに妊娠されましたが、病気のときとは違う、上り調子のときだからこその不安はなかったのでしょうか?

足立さん:めちゃくちゃありました。“上り調子だから、子どもはいまじゃない”と思っていたんです。ただその頃、生理が1週間くらいこない時期があったんですね。“妊娠してたら今の仕事、どうしよう…!”と思った矢先、生理がきました。そのときガッカリした自分がいたんです。そこで“自分は子どもがほしいんだ”と改めて気づきました。当時、ホルモンバランスもガタガタで基礎体温も安定していないことが判明した時期。“いつかできたらいいな”なんて、悠長なことを言っていられないなと。そこから産婦人科に通い、1年後に妊娠。産休に入り、出産して半年ほどで仕事に復帰しました。

フェムテックtv:怒濤の日々ですが、さらに翌年に副編集長に昇進、同年に編集長になっていまに至ります。現在の1日のスケジュールを教えてください。

足立さん:7時半に起きてご飯の準備などをして、8時半に夫が子どもを保育園へ。そこから自分の準備をして編集部に行き、17時半には退社します。最近は息子がサッカーにハマっているので、暗闇の中で1時間ほど一緒にやるか見守って、帰宅してから夕飯づくり。息子の習い事をチェックして、お風呂に入らせて、寝かせ終わるのが22時頃です。私も23時には寝ています。以前、ホルモンバランスがガタガタのときに産婦人科の先生に取材したら「絶対に23時に寝てください」と言われて。実践したら、本当に整ったんです。20代のときより、今のほうが元気かもしれないですね。

フェムテックtv:どんなに忙しくても、睡眠は大事ですよね。日々の暮らしの中で、リラックスする時間はありますか?

足立さん:唯一、私が編集者に向いている生まれ持ったポテンシャルだと思うところが、ゆっくりする時間、ボーッとする時間は、1ミリもいらないと思うこと。その時間があるなら、寝ます。それくらい、オンとオフを切り替える時間はいらないんですよね。テレビなどもほとんど観ないので、インプットはもっぱら人に会って話を聞くことですね。

ただゴルフにはハマっていて、月1くらいでコースを回っています。いまのスコアは110くらいですが、1回でもいいボールが打てたら、それが私の実力だと思うんですよ。“次はもっと出るはずだ!”って。負けず嫌いなんだと思います。血気盛んなのを静めるにはちょうどいい時間なのかもしれません(笑)。


「よく仕事のためにやってると思われがちですが、ガチでゴルフを楽しんでるだけです(笑)」

フェムテックtv:仕事と育児との両立はどのようにしていますか?

足立さん:とにかく人の力を借りることだなと思っていて。編集長になると、決めることが死ぬほどある。だけどそれを全部一人でやろうとすると、とてもじゃないけど手が回らない。全部の裁量権を持つのは危険だなと思うので、部下たちに譲渡し、任せています。

子育てもそう。うちは夫と私で、1日おきにワンオペ交代制にしています。一人で育てようとしない。夫が育児をしている時間は口を出さず全部任せる。変な罪悪感を持たないのも大事だなと思います。“お迎え遅くなってかわいそう”とか後ろめたい気持ちで働くより、せっかくなら、前向きに働きたい。将来、子どもが「仕事行きたくない~」なんて思いながら仕事してほしくないですからね。“お母さんは好きでこの仕事をしているんだよ”というスタンスでいます。


「家族で過ごす季節行事や旅行は一番大切にしています」

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橋本範子
女性誌を中心に手がける編集・ライター。趣味は深夜ラジオを聴くこと。小型船舶2級所持。