フェムテック/ケア by 木川誠子

“骨盤底筋群”を鍛えると、どんないいことがある? 1日1分から始められる新習慣

9月9日は「骨盤臓器脱 克服の日」ということで、骨盤臓器脱に効果があると言われている膣トレ記事をプレイバック!

フェムテックの動きが活発化する中で、“膣トレ”というキーワードに触れる機会も増えてきました。膣トレとは、“骨盤底筋群”を鍛えることをいいます。なぜ、今、骨盤底筋群が注目を集めているのか、そして、なぜ鍛えるとよいのかなどの、基本的なことから、すぐに始められる手軽な方法まで、ダイエットエキスパートの和田清香さんに教えてもらいました。

※2021年11月19日に掲載した記事です

骨盤底筋は意識して鍛える

「骨盤底筋群とは、骨盤の底にある複数の膜のような筋肉のことです。ハンモックのようなイメージで、子宮や膀胱、腸などの臓器を支えています。さらには、排便や排尿をコントロールする役割もあります。

骨盤底筋群は骨で支えられているわけではなく、筋肉だけで支えているため筋力を維持する必要があります。ただし、筋力は20代をピークに衰えると言われていますので、意識して鍛えることが大切になります」

骨盤底筋群は意識しないと鍛えられない場所。もし以下のような症状が表れていたら、骨盤底筋群が衰えている可能性があります。

「骨盤底筋群が衰えてくると尿漏れが起こりやすくなりますし、お風呂に入った時に膣にお湯が入り、立ち上がった時にはそのお湯が出てくるといったことも起こってきます。また、便秘にも影響がないとは言えません。

そして、ヒップの位置が下がってきた、体重は変わっていないけど脚が太くなってきたかも……といった、ボディラインにも影響が出てきてしまいます」

つまり、逆を返せば意識して鍛えることでいい影響が出てくるということ! 骨盤底筋群の筋力を鍛えるには、毎日コツコツと続けることがポイントになってくるそうです。和田さんに、毎日続けられる方法を伝授していただきました。


毎日続けられる1日1分のメソッド

1.仰向けに寝て、膝を立てます。足先は揃えた状態でも、肩幅分開いた状態でも、やりやすいほうを選択してください。

2.肩から膝までが一直線になるようにお尻を上げます。腰が反れないように気をつけましょう。

3.ジッパーを引き上げていくイメージで、肛門、膣……と、順に引き締めていきます。膣を引き締めたところで5秒キープして、緩めてリラックスします。お尻は上げたままこの動作を、1分間繰り返します。

ポイント!
引き締める時は、膣だけに力を入れて、そのほかはリラックスした状態を意識してください。締めて、緩めてと、緩急をつけることで効果的に鍛えることができます。

1 2
1 2

コメントを書く / 読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です。

  1. フェムテック tv ー 生理やPMS、セクシャル分野まで女性のカラダの悩みを解決する情報メディアサイト Paraviオリジナル番組『ハダカノココロ』の見どころをレポート! 第5回目は今話題の「

    […] “骨盤底筋群”を鍛えると、どんないいことがある? 1日1分から始められる新習慣 […]

  2. フェムテック tv ー 生理やPMS、セクシャル分野まで女性のカラダの悩みを解決する情報メディアサイト 「腟トレ」初心者がチャレンジ。骨盤底筋トレーニングアイテムを使ってみたら身体は

    […] 出典:https://femtech.tv/news108/ […]

木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)