大企業も注力!女性の健康もケアできるのが、できる男!

従業員の健康管理を経営的な課題とし、戦略的に取り組むことで、生産性の向上や事業の成長につなげていく「健康経営」。近年その関心は高まる一方で、大手企業も続々と乗り出しています。そんななか、ここ数年特に注力されているのが、女性特有の健康課題への対応です。

着々と進んでいる女性のための健康経営

先進的な企業では、すでに始まっている女性特有の健康課題に注目した施策の数々。その中から経済産業省が優良とする事例をご紹介します。

■NTTドコモ
女性の健康におけるリテラシー向上のため、5年目の女性若手職員とその上司(主に男性)を対象とした「女性のライフステージと健康セミナー」を開催しました(2016年度ドコモ・ヘルスケアが企画)。これは、女性たちが自身の心とカラダに向き合いキャリアプランを考えるために行われたもので、女性職員だけでなく、上司たちからも「参考になる情報がたくさんあった」というコメントが多数寄せられたそうです。

■花王
女性職員がより働きやすい環境を整えるため、「女性の健康に関する相談窓口」を開設し、女性社員が産業医にメールで気軽に相談できるシステムを構築。女性特有の健康(月経関連や更年期障害の症状)についての相談など、健康診断やストレスチェックなどでは発見することのできない、女性特有の不調にも向き合えるようにしています。

■小松製作所
従業員の女性比率は12.0%と少ない小松製作所。「健康増進センタ」や各事業所の「健康管理室」が相談窓口となり、月経痛のため休息に訪れたり、カラダの不調を相談にくる女性社員に対応するなど、女性が活躍しやすい環境を整えています。また、検診の受診率を上げるため検診バスを呼び、職場で就業中に婦人科検診を受けられるようにしています。

■日本航空
女性社員が多数を占める日本航空では、社員が仕事と家庭の両立を図り、安心して長く働き続けられる環境づくりの一環として、不妊治療に取り組む社員の支援を実施しています。さらに高度な不妊治療(体外受精・顕微授精)を受診の際は、一定期間休職することができます。

出典:経済産業省「健康経営における女性の健康の取り組みについて

健康経営における女性の健康の取り組みについて

※画像はイメージです

パソナグループでは、こんな取り組みも!

健康経営優良法人2018(ホワイト500)に認定されたパソナグループでは、健康診断でC判定以下だった従業員を対象に、できるだけ早くAやB判定に戻れるよう「8 Weeksプログラム」という短期集中のプログラムを実施。これは、グループの本部10階にあるトレーニングジムを使い運動したり、アプリを活用した食事指導や運動指導、運動プログラムの動画配信などを行うことで、気軽に健康意識を持てるようにしています。
また、主に高BMI値を対象とした「8 Weeksプログラム」とは逆に、痩せ型=低BMI値の女性社員に向けたプログラムもあります。パソナでは、女性社員の約20%、30代に限っては40%以上が低BMI値。これを受け設けられたのが「健やか美人塾」(2018年度開催)です。セミナー、座談会、カウンセリングなどをランチタイムに行う8週間のプログラムで、学びと体験をセットにするなど、続けやすい工夫をしたことで、完走率は100%という大変素晴らしい結果をおさめました。さらに、参加者の満足度100%、体重の増加者は61%、肩こりや偏頭痛などの不調が改善した人は89%だったとのことです。

出典:経済産業省「健康経営における女性の健康の取り組みについて

出典:パソナグループ WEBマガジン「INITIATIVE

すべての女性に向けて。オススメの女性の健康関連サービス

すべての女性に向けて。オススメの女性の健康関連サービス

多くの企業が、働く女性従業員のための健康経営を進めるとともに、すべての女性たちが利用できる女性の健康に寄り添った健康関連サービスの提供も積極的に進めています。

■エムティーアイ
ライフステージや悩みに合わせ、女性をサポートするモバイル向け健康情報サービス「ルナルナ」を提供しています。「ルナルナ」では、月経周期の予測や周期による体調変化、妊活サポートとして妊娠しやすいタイミング等を知ることができますが、さらに2017年より「ルナルナ」で記録した月経や基礎体温などのデータを利用者の同意のうえで医師に開示できる「ルナルナ メディコ」をスタート。200を超える※産婦人科に導入されています。また、妊娠中〜育児中の女性をサポートする母子手帳アプリ「母子モ」は100以上※の地方自治体に採用されています。(※2018年6月調べ)

 

■ドコモ・ヘルスケア企業向けに女性従業員のヘルスリテラシーと業務パフォーマンス向上を目的とした「女性の健康向上パッケージ」を提供し、専門家によるセミナーなどにより基礎知識の定着を図っています。また、月経周期や排卵日、基礎体温を記録することで、月経痛・PMS対策、妊活などの対処法をアドバイスできるスマホアプリ「カラダのキモチ」を提供。日々の記録から体調の変化を発見し受診勧奨する機能もあり、働く女性が体調をセルフコントロールできるようサポートしています。
出典:ドコモ・ヘルスケア「女性の健康への取り組み

■オムロン

婦人体温計等の健康機器の提供をはじめ、女性の健康啓発活動として、中高生向け指導教材の制作や企業向けにライフステージによる心とカラダの変化との付き合い方についてセミナーを実施しています。これは、女性限定の啓発活動ではなく、男性も共に学ぶことを重要視しています。また、現代女性の低BMI値の問題に着目し、低BMI値が原因で不妊や老年期の要介護リスクが高まること、その子供が生活習慣病のリスクを抱えることを防ぐため、「オムロン式美人」というブランドで啓発活動を行っています。

すべての女性に向けて。オススメの女性の健康関連サービス

※画像はイメージです

■ワコール
女性用のランジェリーを製造・販売するワコールでは、乳がん対策等の社会貢献に取り組んでいます。昭和49年より取り組んでいる「リマンマ事業」では、乳がん手術を受けた方の術後のQOL向上のため、カラダの負担を軽減し、ボディラインをきれいに見せるインナーウェ アや水着などを開発・提供。「仕事と治療の両立」が社会で進んでいく中、働く女性が外見の変化を気にせず、早期の職場復帰を目指すことを可能にすることを目標にしています。
このように、企業はもちろん社会全体が、女性の健康課題へ向き合おうという流れとなっている現在。女性はもちろん、男性も女性の健康へのリテラシーを高め、ケアできることが、これからのできる男の必須要素となりそうですね。
出典:経済産業省「働く女性の健康推進に取り組む企業と支援事業者取り組み事例集」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/H30joseinokenko-jireishu.pdf

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