PMS/生理 by 木川誠子

皮膚オタクの皮膚科専門医が教えるゆらぎ肌対策

肌が荒れるのはだいたい生理前、季節の変わり目には肌トラブルが起きやすい……こんな症状、ありませんか? それは肌がゆらぎやすくなっているからかもしれません。ゆらぎ肌になる要因は大きく3つに分かれます。その3つの要因とそれぞれの対策方法を、自称皮膚オタクの皮膚科専門医・土屋佳奈先生に教えてもらいました。

肌の恒常性が崩れるとゆらぎ肌になる

「肌の状態は、気温や湿度の変化、ホルモンバランスの変化などによって、日々、小さなゆらぎは起きています。例えば、同じスキンケアアイテムを使っていても、今日は調子がいい、今日はあまり調子がよくないと思うことがあると思います。それは肌に多少のゆらぎが起きているということ。

そのゆらぎのふり幅が大きいと、肌の恒常性が保てず、いつものスキンケアがしみたり、赤みが出てきたりなどの症状が現れてくることがあります。そのようなスキンタイプをゆらぎ肌といいます。

恒常性とは、内外部からの環境因子の変化によって生理機能が一定に保たれる性質のこと。この恒常性があるから、小さなゆらぎが起きていてもトラブルには発展せず、正常な状態に戻してくれます」(土屋佳奈先生・以下同)

あなたのゆらぎ肌はどのタイプ? チェックリストで確認

ゆらぎ肌には大きくわけて3つの要因が考えられます。その要因によって対策は異なってきますので、まずはゆらぎタイプをチェックしてみましょう。

A
□生理前に肌トラブルが起きやすい
□皮脂の分泌が多いように感じる
□毛穴が気になる
□吹き出物ができやすい
□ストレスがある

B
□気温と湿度が高いと皮脂分泌が増える
□気温と湿度が低いと乾燥しやすい
□花粉の時期になるのとトラブルが起きやすい
□同じ化粧水がしみることがある
□季節の変わり目に肌以外の不調が起きやすい

C
□1日に何度も顔を洗うことがある
□クレンジングに時間をかけている
□洗顔を肌の上で泡立てている
□クレンジング、洗顔後に肌がつっぱる
□保湿アイテムとしてワセリンを取り入れている

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)