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by 木川誠子

今さら聞けない吸水ショーツの基本知識

これからの生理用アイテムとして注目度が高まっている、吸水ショーツ。いち早く誕生した「ムーンパンツ」やモードなデザインが話題を呼んだ「Nagi」、日本発の「ピリオド」など、ここへきてブランド数が出そろった感があります。

吸水ショーツの話題を聞いたことがあっても、よく知らない、使ったことがないという人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、経血を吸収できる構造、何枚持っていると安心なのかなど、吸水ショーツの疑問を解決します。

吸水ショーツのいいところ

今さら聞けない吸水ショーツの基本知識
吸水ショーツは、ナプキン、布ナプキン、タンポン、経血カップと同様に、生理用アイテムのひとつ。ナプキンやタンポンなどはつけると多少なりとも違和感があるものですが、吸水ショーツは通常の下着と変わらないデザインに近いため、生理期間でも普段と変わらず過ごせるのが魅力です。また、生理になりそうなかな?という日に、念のため履いて過ごせるのも、安心できますよね。

そして、洗うだけで繰り返し使えてゴミが出ないこともあり、環境にも優しいサステナブルな生理用アイテムともいわれています。この点がこれからの生理用アイテムと言われるゆえんです。

気になる吸水ショーツの構造

吸水ショーツの大きな疑問は、経血をどのように吸収しているのか。そして、生理特有のニオイや不快感は気にならないのか、ではないでしょうか。その答えは構造を知ることで解決できます。

まず各ブランド共通して言えるのは、独自の吸収シートを施しており、経血を吸収しながら、肌に触れる表面はサラサラに保てる構造になっていることです。では、具体的な例を挙げます。

台湾発!世界中で人気を集める“ムーンパンツ”

台湾発!世界中で人気を集める“ムーンパンツ”

(左から)
ムーンパンツ デイタイム ブラックレース ¥4,800(税抜)
ムーンパンツ デイタイム ヌード ¥4,800(税抜)
S(~86cm)・M(~96cm)・L(~106cm)

ムーンパンツ ヘビー&ナイト ブラック 3サイズ \5,000(税抜)
S(〜82cm)・M(〜92cm)・L(〜102cm)

 

「ムーンパンツ」は、女性がもっと生きやすく、自由に過ごせるようにと、台湾の女性たちによって開発されました。日本と台湾を合わせると累計10万枚も使われているそうです。

【構造】
1枚目 肌に触れる表面は肌に優しいサラサラシート
2枚目 素早く吸収するための速乾シート
3枚目 通気性を保ち、漏れないための防水シート(ここでしっかりキャッチ!)
4枚目 ショーツ生地

4枚レイヤーの構造で、普通用ナプキンの約2枚分に当たる、15~20mLの経血をしっかりキャッチしてくれます。

手縫い製造のMade in Japanクオリティ“Nagi”

手縫い製造のMade in Japanクオリティ“Nagi”

(左から)
slim black ¥5,250(税抜)
standard black ¥5,400(税抜)
full black ¥5,800(税抜)
S(ヒップ82~90cm)・M(87~95cm)・L(92~100cm)展開

吸水ショーツというアイテムの認知を高めた存在ともいえるのが、日本製の生地を使い、国内工場で生産しているメイドインジャパンの「Nagi」。1枚ずつ丁寧に手縫いしているため、高品質な点も特徴のひとつです。おしゃれなSNSも印象的ですよね。

【構造】
1枚目 30秒で97.2%の水分を吸水する速乾シート
2枚目 多い日でもパワフルに吸収する吸収シート
3枚目 Ag(銀)を配合した繊維でニオイの原因を抑制する防臭シート
4枚目 吸収した経血の漏れを防ぐための防水シート

普通ナプキンの3枚分に当たる30mLも吸水してくれるようです。

何枚持っていると安心?

1枚の吸水ショーツで、普通用ナプキン2~3枚分の経血を吸水してくれるため、1日中着用することができます。もちろん個人差はありますが、生理期間の約1週間を吸水ショーツだけで過ごすと想定し、使用した日に洗濯して干すと考えた場合、3~4枚あると安心だといえます。

多い日はナプキンで、少ない日だけ吸水ショーツで過ごすという合わせ技の場合は、2枚でも問題なさそうです。

ちなみに、経血は一般洗剤では落ちにくいため、専用のソープを使って洗濯するのがおすすめです。

吸水ショーツデビューにあたって

何事も初体験は緊張しますよね。吸水ショーツは比較的新しいアイテムとあって、口コミをチェックしようと思っても、まだまだ数が少ないのも確か。

「本当に漏れないのかな?」「1日中着用しているとなるとニオイが心配だな」「経血を吸収したままつけていると不快感が出てきそう」と、気になることが解消されにくいかもしれません。

気になることがある人は、経血の量が少なくなる終わりかけの日から試してみてください。実際に使用してみて体感を得ると、どんな風に取り入れるのが自分には合っているかが分かってくると思います。

今までにタンポンを使用したことがある人は、生理2日目の経血量が多い日は、タンポンとのW使いをすることで、漏れの心配が軽減されます。

いきなり生理期間に使うのはハードルが高いという場合は、従来の下着としても使えるので、何でもない日に取り入れてみるのもいいかもしれません。

吸水ショーツの+αの働き

吸水ショーツは防臭対策も取られているアイテムです。だから、経血に限らず、おりものや尿漏れが気になる時にも活躍します。おりものの量が増える時期に取り入れるのもおすすめ。そして、いざというときのために防災バッグに入れておくと安心です。

生理期間でも自分らしく過ごすための選択肢のひとつとして、ぜひチェックしてみてください。

取材協力:ビープル バイ コスメキッチン
商品に関するお問合せ:https://store.biople.jp/ TEL. 03-5774-5565

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木川誠子
ライフオーガナイザー1級、アロマ心理の資格を保持。出版社勤務を経て2009年に独立。編集者・ライターとしての経験を活かし、ライフスタイルを仕立てる(tailor)を意味するライフスタイラーとして、美容や食など様々な角度からライフスタイルの情報を発信。ライフスタイルは感性や感覚、体験などで構築されて、ひとりひとり異なるもの。自分自身で感じた感覚を大切に、独自の体感や実感を取り入れながら、雑誌やWEBメディア、カタログなどでの執筆活動をはじめ、メーカーブランディングなども行う。また、姉妹で、完全予約制のプライベートショップ「KIRA CLOSET」を主宰し、ワークショップや食事会を企画、開催。食事会でのメニューはお手軽でありながら、さり気ないおもてなし感が特徴で、レシピは定期的にメディア掲載中。