PMSにまつわる疑問100 これを読めば基本が分かる!

月経前に起こるカラダの不調「PMS」って? どうして起こるの? 原因はなに? 解消方法はあるの? 分からないことだらけのPMSのギモンに徹底的にお答えします!これを読めばPMSにまつわるエトセトラが分かりますよ。

1. PMSって何の略?

Premenstual Syndrome の略でPremenstualは「月経前」、 Syndromeは「症候群」という意味です。

2. どうしてPMSになるの?

具体的な原因は分かっていませんが、排卵に関わるホルモン動態の変化が原因なのではないかと考えられています。

3. PMSの特徴って?

月経開始の310日くらい前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するものです。

4. どれくらいの人が症状を感じてる?

ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会「ウィメンズ・ヘルス・アクション DATA BOOK 2019 ~PMS・うつ病・更年期・がん 4大お悩みを考える~によると、女性の 7 割が悩んでいると言われています。

5. どんな症状があるの?

身体的な不調と精神的な不調が200種類以上多数あると言われています。

6. 身体的な症状ってなに?

カラダがだるい・胸がはる・むくみ・腹痛・頭痛・吐き気・肩こり・胸の痛み・微熱が続く・ニキビ・疲れやすい・むくみ・体重が増える・食欲増進、減退など。

7. 精神的な症状ってなに?

 イライラ・落ち込む・ボーっとする・八つ当たり・眠気・精神的に不安定・憂うつ・うつっぽくなる・無気力・集中できない・細かい作業ができない・朝おきられない・不眠・寝つけないなど。

8. 人それぞれ症状が違うのはどうして?

PMSの原因と考えられる排卵に関わるホルモンの分泌量が人それぞれ違うのと、それ以外にもその人が生活している環境、性格なども影響するため、個人差があると考えられています。

9. いつから発症する?

月経のサイクルが整ってくる10代後半から40代前半にかけて症状が現れるのが一般的で、発症時期は人によって異なります。

10. どの年代に多く見られる?

女性ホルモンの分泌量は思春期に増加し、月経のサイクルは10代後半から整ってくる人が多い傾向にあり、早い人ではPMSの症状が10代後半から発症する人も。症状が多くみられるのは20代後半で、月経の回数が増える2040代になるにつれひどくなるケースもあります。

PMSが現れる割合は? 症状が多く見られる年代は?

出典:出典:ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会「ウィメンズ・ヘルス・アクション DATA BOOK 2019 ~PMS・うつ病・更年期・がん 4大お悩みを考える~

11. いつ終わるものなの?

更年期を経て閉経すると症状はなくなると言われています。

12. 更年期ってなに?

更年期とは、閉経前後の45歳から55歳くらいの期間で、その間に起こるさまざまな不調を更年期症状といいます。

13. PMSと更年期障害の違いは?

更年期症状の中でも日常生活に支障をきたすほど重い症状のことを更年期障害と呼びます。更年期障害は閉経前後の45歳から55歳くらいの期間に起こり、PMSは月経開始の310日くらい前から始まる精神的、身体的不調です。

14. どんな人がPMSになりやすいの?

不規則な生活を送っていたり、睡眠時間が少なかったり、偏った栄養バランスの食生活を送っていたりすると、症状が出やすいそう。曲がったことがきらい、きっちりとした生活を送っている人ほど、イライラする傾向に。

15. どんな人がPMSになりにくい?

発症確率に関する明確的なエビデンスはありませんが、規則的な生活を送っている方はなりにくい可能性が高いと考えられます。

16. PMSだと感じたらまず何をするべき? 

☑︎どのタイミングで不調が現れるのか、自分の周期を理解する

☑︎不調があらわれるタイミングを理解したらその間は無理をしない

☑︎仕事のスケジュールは負担にならない程度に調整する

☑︎家族にできる限り家事をサポートしてもらうようにお願いする

☑︎食事、睡眠など、規則正しい生活を送るように心がける

☑︎カフェイン、アルコール、たばこの過剰な摂取を控える

☑︎ウォーキング、ジョギング、ヨガなどの適度な運動を心がける

☑︎できる限り好きなことをして過ごし、リラックスできる環境をつくる

☑︎ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンCなどのサプリメントを摂る

☑︎生活に支障をきたすくらい症状が重い場合は医師に相談する

17. イライラはPMSの症状のひとつと言われていますが、月経前のイライラはコントロールできないもの?

 PMSを感じる2040代の女性1,200名に、ゼリア新薬工業株式会社がインターネットで、月経前に感じる精神的・身体的症状について調査(20156月実施)を行った結果、月経前に感じる「イライラ」や「怒りっぽい」など、精神的なコントロールができない女性が多い傾向にあります。

PMSの症状って?

ゼリア新薬工業「PMSと人間関係に関する意識調査」(20156月)

出典:ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会「ウィメンズ・ヘルス・アクション DATA BOOK 2019 ~PMS・うつ病・更年期・がん 4大お悩みを考える~

18. PMSって悪化するの?

ストレスがかかると悪化するため、PMSによる不調があらわれる時期には、仕事や家事などのスケジュールはなるべくゆとりを持ち、リラックスして過ごすことが理想です。

19. PMSがひどくなるとどうなる?

急に悲しくなったり、涙もろくなったり、怒りっぽくなったりなど、精神的な不調が特に強くなることもあります。このように精神的な症状が重く、情緒不安定になることが特徴で、日常生活に支障をきたすものをPMDDと呼びます。

20. PMSは漢方で緩和される?

緩和効果があるとして、婦人科系の病院で処方してもらえます。桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)は、滞った血のめぐりを良くして、のぼせや足の冷えを改善して、月経痛、月経不順などをよくするのに効果的。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、血行を良くして、水分代謝を整え余分な水分をとり除き、足腰の冷えや月経不順を改善する効果があると言われています。

21. PMSを緩和する食材ってある?

食材からPMSに効果的な栄養素を摂取しようとすると大量に摂取しなければならず、あまり現実的ではありません。そこで、サプリメントなどの健康補助食品がおすすめです。ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンCなどの栄養素を摂りましょう。

22. PMSを改善する運動やスポーツはある?

マラソン、ウォーキング、ヨガなど、気軽に始められる運動がおすすめです。自分がすっきりした!と思える運動であればなんでもOKです。

23. PMSの時にカフェインは摂っていい?

控えるのがおすすめです。カフェインには目が覚め、気持ちがシャキッとするなど良い面もありますが、神経を興奮させることで精神症状を悪化させるなど悪い面もあります。イライラを増強させたり、興奮状態をさらに高める作用もあるので気を付けましょう。

24. PMSの時にアルコールは摂っていい?

飲みすぎないように気を付けましょう。適度に楽しむ分にはリラックス効果が得られる方もいるので問題ありません。

25. PMSの時にタバコは吸っていい?

たばこは百害あって一利なし。ある研究によると、喫煙する女性は喫煙しない女性に比べてPMSを抱える女性が多く、またその症状も重いとされています。普段から控えていただきたいですが、PMSによる不調を感じているときは特に控えましょう。

26. PMSの時に辛いものなどの刺激物は食べていい?

月経前は水分代謝が悪くなる傾向にあるため、むくみやすくなるので塩分の強い食べ物や辛いものなどの刺激物、避けたほうがよさそうです。

27. 月経がはじまる前から月経が終わるまでずっとイライラ!これもPMS

月経前にメンタルの不調をきたし月経がくるとイライラがおさまる場合は、プロゲステロンの影響によるものなのでPMSの可能性が高いです。月経中のイライラはPMSではなく、調子が悪くなりストレスでイライラが爆発しているのではないでしょうか。必要に応じてドクターに相談することをおすすめします。

28. 月経前になると眠気に耐えられないのはPMS

PMSの精神的な症状のひとつに眠気もあります。排卵後に急激にプロゲステロンが分泌・分解されて、眠気を起こす物質が発生すると言われています。ほかにも、月経前になると寝つけなくなったり、眠りが浅くなるため、日中に眠気をきたすこともあります。

29. 月経前に肌荒れするのはPMS

プロゲステロンは排卵後の皮脂の分泌を活発にする働きがあります。それによって毛穴が詰まりニキビや吹き出物の原因になるため、PMSの影響である可能性は高いです。

30. 月経前に乳房が張ったり、お腹が痛いのはPMS

月経前には、プロゲステロンというホルモンの作用によってお腹の痛みや乳房にハリを感じるなどの身体的な症状が現れます。

31. 月経前になると無性に甘いものが食べたくなるのはPMS

プロゲステロンが作用していると考えられています。人は血糖値が下がると空腹を感じます。月経前にプロゲステロンが増えると血糖値が急激に上下動し、それによって血糖値が下がっていないのに空腹を感じ、ついつい甘いものが食べたくなってしまうのです。

32. PMSを感じる月と感じない月があるのはどうして?

PMS症状の出方や強さは、ホルモンの影響のほか、置かれている環境も影響するため、リラックスしているときには症状は和らぎますが、仕事や家事、学校の勉強が忙しいとき、家族や友人ともめ事が起き精神的につらいときなどはPMSがひどくなる人が多い傾向にあります。

33. 頭痛がひどいのはPMS

月経前の頭痛はPMSによるものです。エストロゲンの分泌量が減ると脳内のセロトニンも減少します。セロトニンは痛みを抑制する働きがあるため、月経前はセロトニンが減るため痛みに敏感になり、頭痛を感じやすくなると考えられています。

34. 月経中も頭痛がします。これもPMS

月経の開始2日前から開始3日目の間に起きる場合は、月経関連片頭痛の可能性が高いです。急にカラダを動かすとグワンと頭に響いたり、ズキズキと波打つような強い痛みがあるなどの症状が見られます。

35. 頭痛はずっと続くの?

閉経すると女性ホルモンの分泌量が減少しますが、それによって片頭痛が改善する人も多いです。

36. 頭痛は暖める?冷やす?改善方法が知りたい!

血管の拡張を抑えたいので、首筋や額、こめかみなどを保冷剤やなどで冷やすのが有効です。温めると逆に血管が拡張するため、お風呂にゆっくり浸かるなどは控えましょう。

37. 月経前、寝すぎると頭痛がひどくなる!最適な睡眠時間は?

睡眠不足や血糖値の低下などが頭痛の原因の可能性もあるため、睡眠時間は7時間程度が理想で、最低でも6時間というところです。それ以上については人によって必要な睡眠時間が異なりますので、疲労が溜まってくるようだと睡眠時間が足りていないサインと考えましょう。

38. 頭痛のときやってはいけないことはある?

光や音に敏感になったり、カラダを動かすことで痛みが増すこともあります。片頭痛がしたら明る過ぎずできるだけ静かな部屋で、安静に過ごしましょう。また、チョコレート、コーヒー、赤ワイン、チーズといった、血管を拡張する物質が含まれている食べ物は控えた方がいいでしょう。脳内の血管が膨らむことで、三叉神経を刺激し、片頭痛に至ると考えられているからです。

39. 軽い運動やマッサージは頭痛を改善する?

片頭痛時に運動すると血流が良くなるので痛みが増します。カラダが温まって血流が良くなる入浴も同様ですので、運動と湯舟にゆっくりつかることは、避けたほうが無難です。

40. 頭痛の影に深刻な病気が隠れている可能性は?

普段通りの日常が送れないほど頭が痛む場合は、何らかの病気が潜んでいるかもしれません。くも膜下出血脳梗塞などの可能性もあるため、いつもと違う痛みを感じたらできるだけ早く病院へ行きましょう。

41. 月経前のむくみがひどいのですが、PMSの症状ですか?

月経開始45日前からカラダや顔のむくみを感じることがあります。原因は月経前にカラダに水分をため込む作用があるプロゲステロンが増加するためです。

42. 月経前に体重が増えるのはなぜ?

月経前に女性ホルモンの分泌量が変化し、カラダが水分を保持しようとしていることが原因です。排卵時にも女性ホルモンの影響で、わずかに体重が増えることもあります。

43. 月経前に増える体重を何とかしたい!

暴飲暴食に気を付け、いつも通り栄養バランスのとれた食生活を心がけていれば、月経開始後に体重は元に戻ります。月経前の体重増加は、カラダの正常な機能ですので気にしないのが一番です。

44. 月経前におりものが多くなりますが、これって普通?

おりものは女性ホルモンと密接な関係があり、月経周期に合わせて色、粘度が変化します。最もおりものの分泌量が多くなるのが月経前の排卵期なので、いたって普通のカラダの反応といえます。

45. おりものが出ない時はあるの?

月経終了後、23日はほとんど出ないと言われています。排卵期に向けて徐々に増えていきます。

46. 正常なおりものの状態が知りたい!

もっともおりものが多い排卵期には、透明のゼリー状で伸びがよい状態です。その後は量が減り、粘り気があって黄白色に変わります。このような変化は女性ホルモンが正常に分泌されている証で、月経の周期を知る目安になります。

47. おりものにおいが気になります。

おりものは、チーズやヨーグルトのにおい、酢を薄めたようなにおいなど、酸味のある酸っぱいにおいがすると言われています。これは健康的な状態なので気にすることはありません。ただし、いつもとにおいが異なる場合は正常ではないサイン。気になる場合はドクターに相談してみてください。

48. いつもと違うにおい、色がついたおりものが出たときは受診した方がよい?

いつもと違うニオイを感じたときは、感染症などの病気が隠れている可能性もあるので医師の診察を受けましょう。

49. PMSかどうかわからないけど自己診断基準はある?

PMSは、月経開始の310日くらい前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するものと定義されています。そのため月経前になんらかのカラダの不調を感じ、月経が始まると不調が緩和されるとしたらPMSの可能性は高いです。産婦人科診療ガイドラインでは、表1のように身体症状と精神症状を分けて、少なくとも2周期以上にわたって周期的な症状変動があり、月経周期 5~10日目の精神、身体症状に比べ 月経前の症状の強さが30%以上増強する場合にPMSと診断する、とされています。

 

 

表1 PMSの診断基準(ACOG A Resource manual.Fourth Edition

出典:白土なほ子「PMS,PMDDの診断と治療-他科疾患と鑑別-」『昭和学士会誌』第77巻,第4号,2017, P.336

50. 年々PMSを強く感じるけれど、大丈夫?

月経の回数が増える2040代になるにつれひどくなるケースもあります。生活に支障をきたすほど、カラダの不調を感じる場合は医師へ相談することをおすすめします。

51. 月経不順でもPMSになることはある?

PMSは女性ホルモンの変化が影響していると言われているため、月経不順の方でもPMSになることはあります。

52. 月経前になると気分が落ち込んで立ち直れないのってPMS

PMSのなかでも特に精神的な症状が重く、情緒不安定になることが特徴で、日常生活に支障をきたすものをPMDDと呼び、PMSとは区別されます。

53. PMDDの特徴って?

PMSと同様に月経の3日前~10日前の排卵後から始まり、月経がやってくると症状が消える、もしくは改善傾向にあるのが大きな特徴です。強い絶望感に襲われたり、激しく落ち込んだり、涙が止まらなくなったりします。

54. PMDDの症状って?

拒絶されることへ敏感になるなど不安定な気分が続いたり、かなり怒りっぽくなる、激しくイライラする、対人関係がこじれがちになるなどのほか、気分が激しく落ち込む、絶望的になり自殺願望が芽生える、自分を責め自己嫌悪に陥ってしまう、常に不安や緊張を感じている、などの症状があります。

55. PMDDはどのくらいの人がなるの?

科学研究費助成事業(※)が発表した研究成果報告書によると、PMDD12カ月有病率は、月経のある女性の1.85.8%の間とされています。まだまだ認知度が低く、自覚症状もほとんどない方が多いです。

※駿河絵理子「月経前症候群および月経前不快気分障害にある勤労女性の症状とセルフケア学習ニーズに関連する要因」『聖徳大学研究紀要』第50,2017,P59-64

56. PMDDの原因とは?

原因はまだ解明されていませんが、PMSと同様に排卵に関わるホルモン動態の変化によるものが原因だと考えられています。

57. 月経前になると人とのコミュニケーションがうまくとれないのってPMS

PMSの中でも特にPMDDの可能性が高いです。PMSのなかでも特に精神的な症状が重く、情緒不安定になるPMDDは、人に対して攻撃的になるなどの症状が現れるため、感情のコントロールが効かなくなり、周囲と摩擦を生んでしまうことも見受けられます。

58. PMDDを緩和させる方法は?

排卵するとプロゲステロンというホルモンがたくさん出るので、プロゲステロンが出ないようにホルモンの働きを抑えればよいと考えられています。そのため、ピルを飲むことで排卵を止めると、症状が和らぐ効果が期待できます。

59. PMDDって漢方も効果的?

月経に関わるお悩みに使う漢方は大きく34種類あります。クリニックでは体質、体格などをみて処方してくます。ピルに抵抗がある場合は、一度専門医に相談してみてください。

60. PMDDって、運動すると緩和する?

ヨガ、マラソン、ウォーキングなど、気軽に始められる運動は、血の巡りがよくなるため肩こりやむくみが軽減され、リフレッシュすることでPMDDが軽くなる人もいます。

 61. PMDDの症状を緩和する栄養素は?

運動と一緒にビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンCをサプリメントで摂取するのも効果的です。野菜ジュースだと余計な糖分をとりがちですが、サプリメントは効率的に栄養素が摂取できます。

62. PMDDなのかもしれない……どうしたらいい?

日常生活に支障をきたしていたり、精神的苦痛が大きい場合は医療機関に相談するのがおすすめです。

63. ピルって何?

ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが配合されています。子宮内膜の増殖を抑制したり、排卵を抑制するなどの働きがあり、避妊をはじめ月経痛やPMSの緩和に役立つと言われています。

64. ピルを飲むとPMSは感じなくなるの?

人によって症状はさまざまですが、一般的にピルを内服すると諸症状が緩和すると言われています。

65. ピルはどんな人におすすめなの?

排卵の働きを抑制する月経痛やPMSによるカラダの不調に悩んでいる人、避妊したい人におすすめです。

66. ピルを飲んではいけない人は?

高脂血症、血栓症、子宮頸がんや乳がん、肥満、肝機能障害や腎臓の働きが悪い場合、高血圧症の薬でコントロールが難しい場合などは控えたほうがよさそうです。

67. ピルの副作用は? 

吐き気、胸のはり、頭痛、不正出血など、マイナートラブルがおこりますが、飲み始めて3カ月間程度でおさまる場合がほとんど。マイナートラブルが出ない方も多いです。

68. ピルを飲んで副作用が出た時はどうしたらいい?

ピルを処方してもらった医師に早急に相談してください。

69. ピルはどこで買えばいいの?

婦人科や産婦人科など、医療機関に相談して処方してもらうのがおすすめです。最近ではネットでも購入できます。

70. ピルは先生の診断がないと買えない?

ピルはある程度健康な人しか服用できません。その診断をくだすのは医師ですので、診察を受けた上で服用することが望ましいと言われています。

71. 通販などで購入した海外製のピルを飲んでも大丈夫?

あまり得策とは言えません。通販などで購入した海外製のピルは、そもそも低用量ピルの成分が含まれないにせものや、違法薬物などが混入されている場合もあります。安易に購入するのは控えた方がよさそうです。

72. ピルを飲むと妊娠しないって本当?

ピルを服用すると排卵の働きを抑えるため、妊娠しないと言われています。

73. ピルを飲むと妊娠しにくくなる可能性はあるの?

日本産科婦人科学会のガイドラインによると、ピルを2年以上飲み続けていた場合でも、2年未満の場合でも、ピルの服用をやめた1年後の妊娠率は約80%というデータがあります(※)。妊娠したくなったら、ピルの服用を中止すれば数カ月後には排卵が正常に行われます。

※出典:日本産科婦人科学会 『OCLEPガイドライン 2015年度版』pp.33-37

74. ピルを飲み続ける場合の注意点は?

40~50代になると、どんどん血栓リスクが上昇していくため、40歳以上の方は、血栓リスク評価やホルモン計測など、慎重に管理していく必要があります。

75. ピルを止めるタイミングって?

副作用がつらい場合、妊娠を考えている場合、更年期や閉経を迎える年代になった場合などには止めたほうがよさそうです。

76. ピルと一緒に飲んではいけない薬やサプリってあるの?

向精神薬やうつの薬などを服用している人は、精神科や心療内科の医師にも相談しながら薬の量を調整しましょう。

77. ピルを飲むと太りやすいって本当?

ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが配合されています。この2つは体内に水分をためやすくする働きがあるためむくみやすくなり、太ったと感じてしまうことがあります。

78. いろんな種類があるけど、どのタイプのピルがいいの?

どのタイプのピルが合っているのかについては、医師に相談し、処方してもらうとよいでしょう。

79. ピルを飲むタイミングはいつがいいの?

月経開始から15日以内に服用を開始し、毎日1錠ずつ飲みます。飲む時間はいつでもOK。たとえば、朝と決めたら毎朝、同じ時間に服用すること。数時間以内であれば多少のずれも問題ないですができるだけ同じ時間に服用すると飲み忘れもなくおすすめです。

80. ピルを飲み忘れた時はどうしたらいい?

1錠を飲み忘れた場合は、翌日にその分を含めて2錠を服用すること。2錠を飲み忘れた場合は、気づいたときにまとめて2錠服用します。ただし、2錠分の内服忘れはより妊娠の可能性が高くなってしまうため、7日連続での内服ができるまでは避妊をするか性交渉を避けましょう。

81. ピル以外にも改善できる薬はある?

薬ではなく漢方を処方してもらうことも効果的と言われています。月経に関わるお悩みに使う漢方は大きく34種類あります。クリニックでは体質、体格などをみて処方してくれます。

82. 出産後にPMSを感じるようになったけれどどうして?

女性は妊娠、出産など、それぞれのライフステージに応じた女性ホルモンの影響を受けて、体質が大きく変わっていきます。出産後にPMSを感じるようになったのは、 そういった体質の変化が原因かもしれません。

一般的に出産経験のある女性の方が、イライラする、怒りっぽくなる、自己否定的になるなど精神的な症状が多く、出産経験のない女性は、下腹部痛、乳房のはり、頭痛などの身体的な症状が多くみられます。

83. 月経困難症との違いは?

月経困難症は、月経の際に生じる症状が日常生活を送るのが困難で、治療が必要なほど重い場合を指します。PMSと月経困難症の大きな違いは症状が発現する時期。月経困難症は月経中に症状が現れ、PMSは月経前に症状が現れます。

84. 女性ホルモンにはイソフラボンが効果的って本当?

大豆イソフラボンには、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの調節作用があり、ホルモンの変動を和らげる効果が期待できると言われています。

85. PMSのことを周りの人がわかってくれない時はどうしたらいい?

気まぐれに不調が起きるわけではなく、定期的にやってくる月経前の不調は女性ホルモンの影響であって自分でもコントロールできず、苦しんでいることを周囲に伝えていきましょう。伝えることが難しい場合は、PMSの諸症状を和らげるために医師に相談してみてはいかがでしょうか。気持ちもカラダも楽になるはずですよ。

86. PMSで辛いことを周りの人に話すのが恥ずかしい

友人や家族、彼氏など、顔見知りの人たちに話すのが恥ずかしいのであれば、SNSなどを利用してみてはいかがでしょうか。直接医師に相談できるアプリもあるので、自分に合った相談方法を探してみてください。

87. PMSを知らない人になんて説明したらいいのかわからない

まずは知っているようで知らないPMSにまつわる知識を身に着け、知らない人に対してPMSの諸症状について説明してみることから始めると良いかもしれません。また、医師に相談し、しかるべき治療を受けて症状を緩和させれば、ご自身の負担も軽くなるはずです。

88. PMSが原因でパートナーとの言い争いをしてしまいます。ケンカはしたくないのですがどうしたらいい?

パートナーと一緒にPMSについて学んでみてはいかがでしょうか。男性はPMSについて口に出すことを憚っている可能性もありますが、深く知りたいと思っている方もいます。そんな男性陣にぜひ読んで頂きたい、男性向けのPMSセミナーをまとめた記事があります。

フェムテックtv:『男性向けPMSセミナーを開催!

こちらを読んでいただければ、女性はもちろん男性のPMSに対する考え方が変わるはず。ぜひ参考にしてみてください。

89. 基礎体温ってなんですか?

普段はかっている体温とは違い安静時の体温のこと。生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していないときの体温=寝ている間の体温ので、排卵や月経、妊娠などにともなう女性ホルモンの分泌に関係しているため、目には見えないカラダの内側で起こっている変化が分かります。

90. 基礎体温はいつはかるの?

朝目覚めてすぐ、なるべく動かずベッドの上ではかりましょう。

91. 基礎体温を記録するメリットって何?

月経周期を把握できるためPMSの時期を推測できるようになります。仕事や家事など無理のないスケジュールを組めたり、PMSの時期だと自覚することでカラダを休めることもできます。

基礎体温は毎日同じ時間に測定する必要があり必然的に生活リズムが整ってくるため、規則正しい生活はPMSの緩和にも効果的です。ほかにも、排卵の有無、月経不順、妊娠の可能性など、カラダの変化やトラブルなども読み取れます。

92. PMS症状が軽い場合は対処しなくてもいい?

症状が軽くても、夜更かしをしていたり、食事の時間や回数がバラバラだったりする方は、今後症状が重くなる可能性もあります。症状が軽いと感じているうちに、生活サイクルを見直してみてはいかがでしょうか栄養バランスに気をつけることも大切です。

93. PMSに関して、どこに相談したらいいの?

婦人科や産婦人科などに相談してください。女性医師を希望する場合は、予約の際に予めその旨を伝えておけば、安心して女性に診察してもらうことができます。

94. 専門医に相談する目安ってあるの?

日常生活に支障をきたすほど症状がひどい場合はすぐにでも専門医へ相談してください。もちろん症状が軽い場合でも気になることがあれば遠慮せず相談してみてください。

95. 専門医を選ぶ基準は?

できるだけ自宅近くで見つけると通院するのが苦になりません。PMSや月経痛など、気軽に相談できる専門医が近くにいたら心強いですよね。

96. 初めていく婦人科。気をづけることはある?

検査をする際には足を開くため、スカートなどのゆったりとした服装がおすすめ。脱ぎやすい靴を履いていくのもよさそうです。

97. どんな診療を受けるの?

問診結果を見て、性交経験があれば子宮頸がんの検査を行うことが多いです。ほかにも、性感染症の検査、超音波検査で子宮、卵巣の状態をみて、必要な場合は血液検査なども行います。

98. 相談しに行くのが恥ずかしい、気が進まない時はどうしたらいい?

気が進まない理由はいくつかあるかと思いますが、対面で相談するのが恥ずかしいのであれば、専門医に相談できるアプリやWEBサイトがありますので、それらを活用してみていかがでしょうか。

相談すること自体に抵抗を感じている場合は、自らが相談したいと思ったときに前に進んでみましょう。まずは気を許している友人にサラッと話してみるのもひとつの手です。

99. 月経痛はPMS

月経痛は月経期間中に起きる不調で、PMSは月経開始の310日くらい前から始まる不調で月経開始とともに減退ないし消失するものと、定義されているため、月経痛とPMSは異なります。

100. PMSは現代病?

昔は現代に比べると一人あたりの出産回数が多く、10代後半から妊娠、出産を繰り返していました。妊娠している期間は排卵しない(月経が来ない)ため、PMSなどの月経前特有の不調を感じることもありませんでした。現在は働く女性が増え晩婚化、晩産化を選択する人が増え、社会では少子化が問題に。一生のうち妊娠している期間が短くなった分、月経の回数が増加しました。さらにハードワークや人間関係といった、ストレス要因が増えたことにより、PMSになる女性は急増しました。そのようなことからPMSは現代病と言えるでしょう。

医師監修:中田航太郎(株式会社ウェルネス)

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