お悩み相談室 連載 by 小嶋美樹

「毎朝、辛い」「起きられない」「午前中は気分が悪い」という人必見! それって起立性調節障害かも?

20代以上の患者の場合、複合要因であることがほとんど

―本人も周りの人間も、これらの症状が病気によるものだとは気付きにくい疾患ですよね。医療機関を受診すべきタイミングがあれば教えてください。

「自分が思い描く日常生活が送れなくなったら、病院を受診してみて欲しいなと思います。“学校に行きたいのにどうしても朝、起きられない”とか、“学校に行っても気分が悪くなってしまう”“午前中は机に突っ伏して寝てしまう”などの困りごとを抱えている場合には、医師に相談してみることをおすすめします」

―20代以上の大人にも起立性調節障害の可能性はあるのでしょうか?

「自律神経の乱れによって起こる疾患なので、20代以上でも可能性はあります。ただ、大人の起立性調節障害の要因はひとつではなく、ホルモンバランスの乱れや睡眠の質の低下、また何かしらの要因で筋力の低下があった場合やメンタルの対処法がうまくいっていない場合など、さまざまな原因が重なった複合要因であることがほとんどです。

起立性調節障害の症状に思い当たる人は、まずは自分の心とからだをいたわることから。そして日々の生活を見直してみて、それでも日常生活に支障がでてきてしまった際には、内科の医師に相談してみましょう」

次回は、起立性調節障害の症状を緩和する方法などに関して伺っていきます。

【プロフィール】

池田裕美枝先生
いけだ・ゆみえ 京都大学医学部卒業。「市立舞鶴市民病院」「洛和会音羽病院」にて総合内科研修後、産婦人科に転向。現在は「二宮レディースクリニック」での産婦人科外来、「神戸市立医療センター中央市民病院」の女性外来、「京都大学医学部附属病院」の女性ヘルスケア外来を担当。また、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ)の勉強会や調査、啓もう活動を行う一般社団法人SRHR Japanの代表も務める。

 

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小嶋美樹
編集者、ライター、ディレクター。大学卒業後、出版社に勤務し、女性誌や実用書・ビジネス書の編集、WEBディレクターなどを経て、2020年からフリーランスに。現在は主にインタビュー記事や女性のライフスタイル・子供の教育系記事の執筆、韓国エンターテインメント記事の編集・執筆など行う。趣味は旅行で、今一番欲しいものは子供たちと日本中を旅して回れるキャンピングカー。