PMS/生理 by 木川誠子

皮膚オタクの皮膚科専門医が伝授!女性ホルモンに合わせたスキンケア法

肌が敏感な生理中は保湿に徹する

生理中(4~6日間)の女性ホルモンと肌状態

「エストロゲンとプロゲステロンの両方が減っていくため、美肌に大切な潤い、ハリ、ツヤがすべて低下傾向になります。

また、体温も低く、血行も悪くなります。そのため、乾燥しやすく、痒みも起こりやすいので、刺激に対しても非常にデリケートな時期です。

ただ、肌の調子が悪いからと少しでも良くするために新しいアイテムを取り入れるのは、この時期はおすすめしません。化粧水などで刺激を感じる時は、化粧水は省いて刺激の出にくいクリームのみでも大丈夫です」

生理中に心掛けたいスキンケア法

・低刺激のアイテムを使用する。

・保湿ケアに徹するのがベスト。
(肌の潤いを保ってくれるセラミド、ヒアルロン酸、天然保湿因子(NMF)、ヘパリン類似物質などの成分は効率よく保湿ができる)

美肌ホルモンが増え、肌が安定する

生理後(約1週間)の女性ホルモンと肌状態

「エストロゲンの分泌が上昇するので、肌の潤い、ハリ、ツヤが高まります。生理前の肌トラブルが改善していき、1ヶ月の中で肌の状態が安定して調子がいい時期。

いわゆるキラキラ期と呼ばれるのはこの時期を指します。角質ケアなどの少し刺激のあるスキンケアを取り入れるならこの時期が最適です」

生理後に心掛けたいスキンケア法

・角質ケアのためのピーリングをする。

・気になっていた新しいアイテムを試してみる。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)