ツボを刺激すると生理痛が緩和する? 鍼灸が女性の健康サポートに!
「生理痛はあるけど薬を飲みたくない」「将来、妊娠や出産を考えている」「更年期に現れるかもしれない症状を少しでも抑えたい」などのお悩みをはじめ、女性の健康課題に鍼灸が役立つことを知っていますか? 鍼やお灸を用いて刺激を与える鍼灸は、東洋医学の考えに基づく身体を整える施術のひとつ。その鍼灸が女性の健康課題とどう関係しているのか、国家資格を保有する鍼灸師の栗本夏帆さんに伺いました。
健康作りは将来を見据えて行おう
「鍼灸には未病治(みびょうち)という、病気や不調が起きる前に対策をして健康状態を維持するという考え方があります。
例えば、肩や首が凝っている時に鍼灸院をはじめ、整体やマッサージに行くということが多いと思います。未病治の考えでは、肩や首が凝らないように日頃から身体を整える行いをすることが大切です。症状がない時に『鍼灸院に行こう!』とは、なかなかならないかもしれませんが、未病治の視点では、何かあってから行動を起こすのではなく、常に対策をしておくことが理想だと考えます」(栗本さん・以下同)
お腹をさすって痛みが和らぐのはツボのおかげ?
この未病治の考え方は、子宮や卵巣の病気、腟やデリケートゾーンの乾燥、メンタルヘルスなど、多岐に渡る女性の健康課題にも活かせます。
「女性の健康課題が起こらないように対策をしておくことが未病治の考えです。定期的に婦人科検診を受けることは前提として、日々のヘルスケアには未病治の考えが根付いている鍼灸がサポート役になってくれます。
鍼灸の施術には、全身に点在しているツボを活用します。ツボとは東洋医学の気の概念で、生命のエネルギーのこと。気が不足したり、滞ったりするとバランスが崩れて不調が現れます。この気は栄養の通り道である経絡(けいらく)によって全身を巡っており、ツボはその経絡に沿って点在しています。
生理痛が起きた時にお腹をさすったり、温めたりして少し楽になったことはありませんか? それは、ツボを指摘したことによって得られた体感です」
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