フェムテック/ケア by 木川誠子

はじめてでも安心! クレアージュ東京で子宮頸がん検診のステップをレポート〈医師監修〉

婦人科検診に行ったほうがいいと分かっていても、「なんか怖い」「どんな検診なのか分からない」と、気になることや不安を感じることがありますよね。今回は、子宮がんや子宮筋腫など、女性特有の疾患と総合的にチェックできる、女性専用のクリニック『クレアージュ東京 レディースドッククリニック』にお邪魔し、子宮頸がん検診の流れを教えてもらいました。

子宮頸がんは2年に1度は確認する

子宮頸がんは子宮の入り口部分にできます。HPV(ヒトパピローマウイルス)の長期的な感染が原因と言われています。HPVは性交渉によって感染する、ありふれたウイルス。感染したとしても免疫の働きによって自然と排除されるため、必ずしも子宮頸がんになるわけではありません。

ただし、感染した細胞が異常な形に変化する異形成(いけいせい)が起こった場合は子宮頸がんに進行します。感染から子宮頸がんになるまでに数年~数十年かかると言われていること。そして、異形成から初期の段階でがんが発見され、適切な治療でほとんどは治ることから考えても定期的に検診を受けることが大切です。

検診の流れをチェック

STEP1 問診

問診内容は病院やクリニックによって異なりますが、直近の生理日や生理周期、妊娠・出産の経験について、不正出血の症状があるかなどの項目があります。検診に行く際は、あらかじめ最終生理日、生理周期を確認しておくとスムーズです。

STEP2 視診

頭部が下がり、足元が高くなり、開脚したポーズになります。内診台がリクライニングすることで、医師が腟や腟周りを見やすい状態に。視診中はカーテンが閉められているので、プライバシーは守られます。

下着を脱いだ状態で内診台に座ります。診察着が用意されているクリニックもあります。今回お邪魔した『クレアージュ東京 レディースドッククリニック』はパンツタイプの診察着のため、スカートのほうが素早く着替えられます。また、診察着がない場合は私服のままでの診察になるので、パンツよりスカートスタイルのほうがスムーズに着脱が行えます。

クスコ式腟鏡は閉じた状態で挿入し、腟内で開かれます。

内診台が動き、診察できる態勢になったら、クスコ式腟鏡と呼ばれる器具を挿入。腟の中を見やすい状態にします。まずは目で診る視診を行い、おりものの状態やできもの有無などを確認します。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)