
映画と生理。タブーに挑んだ映画3選
タブー視されてしまうことも多い「生理」というテーマをストーリーに織りこんだ、オススメ映画をご紹介。米映画『青い珊瑚礁』、インド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』、日本映画『生理ちゃん』と、それぞれテイストは違いますが、日常に当たり前に存在している「生理」という存在を見て見ぬふりせず、しっかりと描いている3作品。国によって異なる生理への考え方などが学べるのもポイントです。
※ネタバレ注意です!
※2021年3月4日に掲載した記事です
INDEX
- PAGE 1
- 圧倒的に美しい初潮シーン
- PAGE 2
- 実話に基づく信念を貫いた男のサクセスストーリー
- PAGE 3
- 生理がしゃべる!? コミックが原作の実写版
圧倒的に美しい初潮シーン
1980年に公開された映画『青い珊瑚礁(原題:The Blue Lagoon)』。元々『青い珊瑚礁』は1908年に発表されたアイルランド人作家の小説で、1923年、1948年にイギリスで2度映画化されました。さらに、1991年には現代版の続編が作られ、アメリカではTVドラマとしてもリメイクされるなど、人気が衰えることのない名作のひとつ。
中でもおすすめは1980年公開版で、主演したブルック・シールズ(当時14歳)が圧倒的に美しい!と伝説的な作品として知られています。
物語の主人公は、イギリスからアメリカ・サンフランシスコに向かって南大西洋を航海するアーサーと息子のリチャード、そしてリチャードの従妹のエメライン。航海中に火事が起こり、リチャード(8歳)とエメライン(7歳)は、同船していた水夫のパディと共に、先に小舟で避難を試みます。帆船は沈没してしまい、アーサーとはぐれてしまった3人は、ある島にたどり着きます。その島で、パディから生きる術を教わりながら救助を待つのですが、ある日、パディが変死してしまいます。残された2人は助け合いながら生き延び、成長し、やがて愛し合うように。そこから、子供が生まれたり、救助船とのすれ違いがあったりと、ハラハラ、ワクワクな展開に……。
この作品の中で、特に注目してほしいのが、ブルック・シールズ演じるエメラインが初潮を迎えるシーン。小さい時から、文明社会から離れた自然の中で育ったエメラインには、月経の知識などもちろんありません。ですが本能的に何かを感じとり、経血のついた布をリチャードに見つからないよう、滝でひとり、洗うのです。まさに絶景といえる幻想的な滝を背景に、少女から女性に向かう間(はざま)ならではのイノセントな美しさと、恥じらいと戸惑いを持った複雑な心境を表現するこの場面。月経というものを、神聖かつリアルに表現した、とても印象的なシーンだと思います。
ちなみに、女性のカラダの変化に気がつかないリチャードに対しエメラインが不機嫌になるシーンもあるのですが、これがPMSの症状に見えたりもして面白いのではないかと思います。
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