映画と生理。タブーに挑んだ映画3選
INDEX
- PAGE 1
- 圧倒的に美しい初潮シーン
- PAGE 2
- 実話に基づく信念を貫いた男のサクセスストーリー
- PAGE 3
- 生理がしゃべる!? コミックが原作の実写版
実話に基づく信念を貫いた男のサクセスストーリー

次にご紹介するのは、2018年公開のインド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』。
主人公は、愛する妻と楽しい新婚生活をおくる修理工・ラクシュミ。妻が乗りやすいよう自転車を改造したり、玉ねぎを切りながら涙する妻を見て、おもちゃを自動玉ねぎ切り器に作りかえたりと、妻を喜ばせることが生きがいのようなピュアな男性。
ある日、ラクシュミは妻が生理中に不衛生な古布をあてていることを知り、市販のナプキンを買います。ですが妻は、ナプキンは高価すぎると拒否。そこで、自らナプキン作りを始めるのです。ですが、保守的な田舎町では変態扱いをされ、アクシデントが重なり妻とも離れ離れになってしまいます。失意のラクシュミですが、諦めることなくひとり都会でナプキン作りの研究を続けます。苦労の末ナプキン製造機の試作が完成すると、偶然出会った進歩的で都会派の女性・パーリーの協力もあり、ナプキン作りは軌道にのっていきます。
インドの農村部などでは未だに、生理は汚らわしいもの、恥ずかしいもの、生理中の女性は家の外で過ごさなくてはならないなど、昔ながらのしきたりが残っている場所もあります。
ゆえに、「愛する妻が、不衛生な古布を使うことで、感染症などの病気にかかっては嫌だ。妻を病気から守りたい」というラクシュミの純粋な気持ちは誤解されてしまうのです。ですが、ラクシュミはどんな困難にぶつかっても立ち上がり、信念を貫きます。そしてナプキン製造機が完成すると、今度はナプキン作りの技術を女性たちに教え、女性の雇用を増やし自立支援へとつなげていきます。
実話が基になったこの映画は、コミカルでいて、私たちが考えるべき社会問題も織り込まれた、見どころに溢れた作品です。
ラクシュミが国連に招待され、たどたどしい英語でスピーチするラストシーンは、涙なくして見られない感動が詰まっています。この作品を通し、差別や偏見、貧困、不十分な月経関連の情報などの社会問題について考えるきっかけになることでしょう。
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