映画と生理。タブーに挑んだ映画3選
INDEX
- PAGE 1
- 圧倒的に美しい初潮シーン
- PAGE 2
- 実話に基づく信念を貫いた男のサクセスストーリー
- PAGE 3
- 生理がしゃべる!? コミックが原作の実写版
生理がしゃべる!? コミックが原作の実写版
最後に日本から、生理をテーマにした作品です。その名も2020年公開の『生理ちゃん』。手塚治虫文化賞短編賞も受賞している小山健のコミックが原作の実写化映画です。
主人公を演じた二階堂ふみやオタク役で存在感を発揮した伊藤沙莉の演技力の高さにも注目が集まった作品ですが、生理を擬人化するという技法で、タブー視されがちな生理をポップに表現したことが何より衝撃的。
二階堂ふみ演じる米田青子は、出版社で働く雑誌編集者。月に一度、大事な時に限って、ピンクの物体が迫ってきます。それが生理ちゃん。生理ちゃんは、大きな体で重くのしかかり、アロマを焚いて眠気を誘ったり、強烈なパンチをお腹に入れてきたり。
ある日、生理は重いし、上司からは怒られ、ぐったりしている青子にトイレで声をかけてきた同僚。そんな同僚の生理ちゃんはポーチサイズで、彼女の生理はとっても軽いタイプのよう。
さらに、青子が働く出版社のビルで清掃員をしている山本りほは、SNSで毒を吐く毎日。彼女の生理も重いらしく、大きな生理ちゃんをゴミの運搬カートに乗せ、がまんしながら仕事を続けます。
女性たちの仕事、恋愛などの日常を描いた作品なのですが、そこには、それぞれ個性のある生理ちゃんが寄り添っています。
作品を観た女性たちは、共感できる部分が多く、生理を体感したことのない男性たちにとっては「そんな感覚なのか!」「人によって違うんだ!」など学べる要素も多いと好評の作品です。
タブー視されがちな生理をストーリーに織り込んだ映画3作、いかがでしたか?美しかったり、コミカルだったりと表現法は様々ですが、観る人が生理を嫌悪感なく受け入れられるよう工夫され、生理は生活に当たり前のように存在するもの、きちんと理解することが大切というメッセージが込められているように感じます。
今までと違った視線で生理やPMSを学びたい時など、ぜひ映画をチェックしてみてくださいね!
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