
自由に想像し個性を発揮できる、開放感のある社会へ|アクセサリーブランド『Luuna』ディレクター&デザイナー・AYAMIさん
自分が認められる場所、輝ける場所で生きる
フェムテックtv:Luunaのブランド展開は、どのように考えていますか?
AYAMIさん:Luunaは、製作者として母に手伝ってもらい始めたブランドなんです。元々母は宝飾関係の仕事に長年務めていたので、制作業務が出来ました。ブランドを有名にしたいというよりは、私の目の届く範囲でこだわりを貫きたい。お陰様で売れ行きが伸びているので、いろいろなお話をいただくこともあります。ただ私自身が毎日つけたくなるようなピアスを売りたいので、そういうこだわりを手放さないようにしたいですね。

フェムテックtv:この1年で目まぐるしい変化があったかと思います。ただ、そんな中でもブレない自分の軸となるモットーはありますか?
AYAMIさん:こういうやり方が正しい正しくない、どっちが幸せか不幸せかってことじゃなく、自分にとって最善の生き方や仕事のやり方があると思うんです。人前に出て人気者になるのが向いている人、裏方で一生懸命にその道に詳しくなっていくのが向いている人など。自分らしさを見つけたもん勝ちだなと思っています。
フェムテックtv:AYAMIさん自身が“自分らしさ”に気づけた瞬間とは?
AYAMIさん:アインシュタインの言葉で「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう」というのがあるんです。魚が木登りで猿と競争して落ち込んでるくらいなら、海に行けばいいという話。ある環境では認められるけど、ある環境では認められない。昔は、認められなかったことに関して悩むことが多かったんです。それが徐々にですが“開き直っていいんだ!”ってことに気づいたんですよ。自分のフィールドで戦えばいい。自分ができないことは、それが得意な人を素直に尊敬して仲間として協力し合う方がいい。
フェムテックtv:価値観が変化されたんですね。では最後に、AYAMIさんが考えるウェルビーイングな世界とは?
AYAMIさん:いろんな人と関わってきて思うのが“こうするのが普通”とか、誰かにとって都合のいい固定観念に縛られることや、他人の目を気にしなくていいということ。“自分の人生が生きられない”というようなことが、なければいい。自由に想像して、個性を発揮できて、さらに挑戦できるような、開放感のある社会になればいいなと思っています。人生一度きり! 私自身は楽しそうだなと思えば、仕事以外に関しても結婚したり子ども産んだり、特にこれをするとも決めずに、気楽に考えています。仕事もプライベートも楽しいことをしていきたいです。
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