PMS/生理 フェムテック/ケア rssout by 木川誠子

きちんと補ってる? 生理がある人は“かくれ貧血”に要注意

「毎月生理(月経)がある女性は誰でも、自覚している、していないにかかわらず、かくれ貧血の可能性があります」と教えてくれたのは、産婦人科医の池袋真先生。かくれ貧血とは何か、その対策となるセルフケアについても伺いました。

自分の生理情報は知ることから

「かくれ貧血かどうかを調べる前に、生理周期・期間をはじめ、経血の量や状態など、自分自身の生理の基本的な情報を知っておく必要があります。生理管理ができるアプリやノートに記録する習慣をぜひ、身につけてください」(池袋真先生・以下同)

知っておきたい生理の基本情報

・生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を指す『生理周期』

・次の生理が始まる約2週間前の『排卵日』

・一番最近の生理が始まった日が『最終生理日』

・どれくらいの頻度で生理用品を変えているかなどでチェックする『経血量』

・色や形などの『経血の状態』

・理由が分からず出血している『不正出血』の有無

生理の情報と貧血の症状でジャッジする

「かくれ貧血を定義づける明確な項目設定がないため、自分自身の生理情報と合わせて、いわゆる貧血の症状の有無で調べることになります」

生理情報からチェック

1時間に1回のペースで生理用品を替えている

日中も夜用の生理用品を使っている

寝ている間に経血が漏れていることがある

生理の期間が長い

生理と生理の間にも出血がある(不正出血)

主な貧血の症状をチェック

疲れやすい

立ちくらみやめまいが起こることがある

慢性的に頭痛が起こる

眠れないことがある

イライラしたり、落ち込みやすかったり、メンタルが不安定気味

ひとつでもチェックが入る場合はかくれ貧血の可能性があります。セルフケアを始める前に、まずは婦人科を受診しましょう。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)