【フェムテックtvアンケート】まだ浸透していなかった⁉フェムテックについて男女の意識の違い

近年、フェムテックのムーブメントが起こり、ここ最近では急速に広がっている印象があります。そこで「フェムテック tv」では、20~30代の男女各300名を対象にフェムテックについて知っているのかを調べてみました。

まさかの結果に驚愕!

Q.女性の方へ:フェムテックという言葉を知っていますか?

フェムテックはすべての女性に関わってくる言葉ではありますが、知らない人が圧倒的という結果に……。

フェムテックのムーブメントが起きていることで、専門家だけではなく、テレビや雑誌といった一般メディア、さらには知名度の高い芸能人からの発信も増えています。そして、本サイトのように、専門に扱うメディアも登場しています。

そんな中でのこのアンケート結果は、もっともっと多くの人に届くよう発信していく必要があるように感じます。

男性のほうが知っていた!

Q.男性の方へ:フェムテックという言葉を知っていますか?

フェムテックという言葉を知っている女性が5.3%しかいなかったことを考えると、男性はもっと低いことが予想されましたが、まさかの11%! 女性の約2倍の男性が知っていることがわかりました。

 

「はい」と答えた方に、どこで知る機会があったのかも尋ねてみました。

 

男性の回答

1位 ネットの広告、ニュース 44.4%

2位 職場や家族から 22.2%

3位 新聞、テレビ、ラジオ 18.5%

4位 SNS(主にTwitter) 14.8%

 

2位の「職場や家族から」という答えを除けば、日頃から目を通しているインターネットやテレビといったメディアから知ったという人が多い結果に。その点、同じ質問を女性にしたみたところ「職場や家族、病院から」と、人を介して知ったという答えが主になりました。

 

女性の回答

1位 職場や家族、病院から 41.6%

2位 ネットの広告、ニュース 22.2%

2位 SNS(主にTwitter) 22.2%

3位 新聞、テレビ、ラジオ 13.8%

SNSの使い方の違いが認知の差に?

現代人においてSNSやインターネットの存在は切り離せない関係です。ですが、今回のアンケートでは、その使い方に違いがあるように感じました。

仕事の知識につながるような情報収集として利用している場合、意識していなくてもフェムテックという言葉に触れる接点があったと考えられます。その一方で、趣味や関心事についてSNSやインターネットを利用している場合は、意識的にリサーチしない限りはフェムテックという言葉に触れる機会は少ないと言えるかもしれません。

 

フェムテックは、女性の健康課題をテクノロジーで解決していくアイテムやサービスのことを指しています。つまりすべての女性に関係すること。

 

もちろん男性にとっても同じです。家族や職場関係者など、周りにいる女性がより快適に過ごせるようになったら、男性の暮らしの質の向上につながっていくのではないでしょうか。

今後の伸びしろに期待!

今回のアンケートでは下記の項目について、男性に聞いてみました。

 

Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?

 

決して高い数値ではありませんが、関心がまったくないというわけでもないため、これからに期待ができるとも考えられます。

 

「フェムテック tv」の記事を通して、フェムテックに関心を持つ男性、さらには、自分事として考える女性が増えていくとうれしいです。

【フェムテック tvアンケート】生理に対する意識を調査

フェムテック tvでは、2030代の男女各300名を対象に生理に関するアンケート調査を行いました。その結果、生理にまつわる悩み、悩みへの対処法、そして男性の意識レベルに関してのリアルな現状がわかってきました。

月に1回、生理がない人もいる

Q.生理の有無をお知らせください

生理は基本的に1ヶ月に1回のペースで訪れるものですが、12%の人は「生理がない」と回答。ないと回答した年齢を見てみると、20代よりも30代のほうが多いことがわかります。

20代前半 10.0

20代後半 25.0

30代前半 30.0

30代後半 35.0

低用量ピルや子宮内避妊システム(ミレーナ)でコントロールしている人もいるかもしれませんし、一概には言えませんが、理由がわからないまま生理がない状態の場合は、月経異常の可能性もあるため、婦人科への受診が必要かもしれません。

生理前、生理中は不調を感じやすい

Q.生理前に身体の不調を感じますか?

Q.生理期間中に身体の不調を感じますか?

生理前、生理中にどちらも、不調を感じる人が多いことは一致しているものの、その内容には違いがあります。

【生理前に感じる不調】

1位 頭痛・腹痛 23.4

2位 イライラ 15.8

3位 肌荒れ 11.5

4位 眠気 11.0

5位 乳房のはり・痛み 11.0

【生理中に感じる不調】

「些細なことでイライラしてしまう」

「ちょっとしたことでも感情のコントロールが難しい」

「泣きたくなる」

「お腹を下す」

「偏頭痛のような痛みがある」

「ニキビが治りくい」

生理前は、どちらかというとフィジカル面の症状が多い印象があります。対して、生理中はもっと具体的な症状が表れる人が多く、ひとりひとり不調の出方は異なっているように感じます。

生理前も、生理中にも共通していること

Q.生理前の不調を改善のために服用しているものはありますか?

Q.生理中の不調を改善のために服用しているものはありますか?

生理前、生理中に不調を感じている人の多くは、改善策を講じていないことがわかりました。その理由は、症状をコントロールしにくいと感じているようです。

Q.PMSをコントロールできると思いますか?もしくはコントロールできると思う%を選んでください。

また、「なるべく薬を飲みたくない」「費用対効果が低いから」「副作用がないか不安だから」と、薬に対する不安やコストの面を気にしている人もいました。

男性の意識はまだまだ低い

一方で男性はどのように考えているのか調査してみると、関心が低いことがわかります。

Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?

圧倒的に「いいえ」が多い中で、「はい」と答えた人のその理由を伺ってみました。中には、「なんとなく」という回答もあるものの、パートナーを思う気持ち、社会問題の視点からそう感じている人もいるようです。

「自分に経験できないことなので興味、関心がある」

「奥さんや周りの人をサポートして、良好な関係を築くため」

「パートナーが生理などに困っているから」

「ジェンダー平等の第一歩だから」

「自身が雇用している従業員に関りがあるので」

オープンコミュニケーションにはまだまだ遠い

また、生理について話したことがあるのかも、男性に尋ねてみました。

Q.周りの女性と生理について話したことはありますか?

どんなときにどんな話をしたのか具体的に聞いてみたところ、「パートナーとの日常会話で」「パートナーが生理、体調不良」「きちんと知りたいから」といった答えが並びました。先ほどの関心度の高さと似たような答えが見られたことから、もしかしたら、関心がある男性は生理について話したこともあるのかもしれません。

男性の行動は二極化している

Q.周りの女性が生理中だとわかった時に意識していることはありますか? 

女性の健康課題への関心や、生理に関するコミュニケーションに比べるとやや高い結果になりました。「はい」と答えた人がどんなことを意識しているのかも聞いてみたところ、「配慮と見守る」というか「放置」の行動パターンが見られました。

【配慮タイプ】

「普段よりイライラしやすいと思うので、怒らせないようにしています」

「できる限り負担をかけないようにし、安静にさせてあげる」

「パートナーの体調が悪い時は家事を積極的に担当する」

放置タイプ

「息をひそめる」

「特に気にしない、話しかけない」

「自分でできることは頼まない。ほっておく」

生理への意識向上は必須⁉

今回の生理に関するアンケートでは、不調を感じながら対処していない女性が多いことがわかり、この点においては、まだまだ改善の余地はありそうです。そして、男性の関心の低さも浮き彫りになったことも考えると、「フェムテック tv」では、性別に関わらず、女性の健康改題に対する意識向上への大切を改めて感じています。

【フェムテック tvアンケート】生理前、生理中、不調を対処しない人が多いのはなぜ?

2030代の女性300名を対象にアンケート調査をしたところ、生理前、生理中に何かしらの不調を感じる人が7割以上いることがわかりました。それと同時に、不調を感じても対処しない人が多いことも判明!

生理前から生理中にかけての不調は当たり前!?

Q.生理前に身体の不調を感じますか?

Q.生理中に身体の不調を感じますか?

生理前、生理中、それぞれに不調を具体的に見てみると、このような症状が表れているようです。

【生理前】

頭痛・腹痛 23.4

イライラする 15.8

肌荒れ 11.5

【生理中】

腹痛 60.6

下痢または便秘 30.3

眠気 29.8

PMSはコントロールが難しい!?

それと同時に、不調を改善すために市販薬や漢方薬などを服用しているかどうかを聞いてみたところ、これまた70%を超える人が何もしていないと回答しています。

Q.生理前の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

例えば、ケガをした場合、消毒をして、バンドエイドを貼るなどの処置をとると思います。でも、生理前、生理中の不調に関しては、市販薬や漢方薬、ピルなどを服用して対処しているのは全体の26%しかいません。不調をそのままにしている理由としては、その症状をコントロールしにくいと感じているからのようです。

Q.PMSをコントロールできると思いますか?もしくはコントロールできると思う%を選んでください。

もっとも多いのは、全体の45%を超える「PMSをコントロールできると思わない」という回答。「いつものことだから」と、諦めモードということなのかもしれません。この傾向は、生理中に起こる不調に対しても見られます。

不調をそのままにする理由

Q.生理中の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

生理前の不調に比べると、やや低いものの「特になし」と答えた人は63%。その具体的な理由を見てみると、このような意見がありました。

・なるべく薬を飲みたくないから

・我慢できる程度だから

・何を服用したらいいかわからないから

・副作用がないか不安だから

・費用体効果が低いから

薬に対する不安やコストパフォーマンスを気にしている人もいれば、「わからない」と知識不足を感じさせる回答も。

健康意識が高いほど、パフォーマンスがよくなる

不調が起きたとしても、37日の生理期間、生理前も含めると約2週間をやり過ごせば大丈夫と思うかもしれません。ですが、1ヶ月のうちの半分は不調を感じながら過ごすことになり、それが毎月訪れると考えると自分が思っている以上にストレスがかかっている可能性も。

現に、経済産業省が2019年に発表している『健康経営における女性の健康の取り組みについて』の中では、生理に伴って起こる症状による労働損失は4911億円と試算されています。

あまりに大きな金額でピンとこないかもしれませんが、確実に、不調による損失は生まれているといえます。それは、社会や会社全体の取り組みだけではなく、女性自身の知識不足が一因となっていることもわかってきているのです。

日本医療政策機構による『働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)』では、ヘルスリテラシーが高い女性のほうが、仕事のパフォーマンスが高いという調査結果が示されています。

この結果は、仕事だけではなく、家事との向き合い方やパートナーとの関係性など、生活の中にあるさまざまな事柄にも、同じことがいえるのかもしれません。

自分の身体について考えてみる

生理前、生理中に身体や気持ちが示している不調に対して何もしないのは、自分の大切な身体のことをおざなりにしているともいえます。もしかしたらその不調には、病気が隠れている可能性もあることを考えると、きちんと調べて、必要ならば専門機関に相談することも選択肢のひとつです。自分の身体をケアするのは自分であることを意識していきたいですね。

ぜひ、不調を解消するための知識を得ていくことを心がけてみてください。自分の身体と向き合い、知っていくことは、ヘルスケアのひとつ。そして、ヘルスリテラシーの向上や毎日の暮らしがよりハッピーになることにもつながっていきます。

【フェムテック tvアンケート】生理用品は紙ナプキン派が98%!第三の生理用品の普及率が低いのはなぜ?

紙ナプキンやタンポンに続き、月経カップ、吸水パンツと第三の生理用品が登場。そのおかげもあり、生理期間をより快適に過ごすための選択肢が広がってきています。ただ、2030代の女性300名を対象にアンケート調査を行ったところ、圧倒的に紙ナプキンを使用している人が多いことがわかり、第三の生理用品はまだまだ浸透していないようです。

紙ナプキンの使用率は98%

Q.生理期間中に使用しているアイテムを教えてください。

このグラフからもわかるように、紙ナプキンを使用している人が圧倒的!紙ナプキン同様、以前からあるタンポンは11.6%、エコな生理用品として知られている布ナプキンはわずか2%にとどまっています。

そして、フェムテックのムーブメントの中で登場した第三の生理用品である吸水パンツは1%にも満たず、月経カップに至っては0%。まだまだ普及しているとはいいがたいことが浮き彫りに……

使ったことがある安心感が決め手に

合わせて、具体的にどの紙ナプキンを使っているのかも調査してみました。

☑︎ロリエ スリムガード

☑︎ロリエ 夜用朝までブロック

☑︎エリス 素肌の気持ち

☑︎ソフィ 超熟睡ガード

☑︎センターイン コンパクト

スーパーやドラッグストアでよく見かける、おなじみのメーカーのアイテムがラインアップされました。中には、「名前は覚えていないけど、いつものパッケージで選んでいる」という人も。少数派だった吸水パンツの使用者も「ロリエ 朝までブロック 安心ショーツを使用している」と回答していることから、第三の生理用品として登場した吸水ショーツとは異なっているようです。

第三の生理用品はまだまだ未知数

フェムテックの流れが拡大する中で、月経カップや吸水パンツといった第三の生理用品について知る機会も増えましたが、実際に使っている人は少ない模様。その理由のひとつとして考えられるのは、購入のしにくさがあるのかもしれません。

スーパーやドラッグストアでも、第三の生理用品を見かけるようになってきたものの、見つけにくい場所に展開されていたりと、購入のしやすさはまだまだこれから、という印象があります。

また、はじめて使う生理用品は、漠然と「大丈夫かな?」と、使い慣れていない分、不安に思うこともあります。だからこそ、実際に手に取って見たくなりますし、ネットでの購入には勇気がいりますよね。そういった点も浸透しにくい理由なのかもしれません。

これまで紙ナプキンに限定されていた生理用品も、タンポンやオーガニックタイプの紙ナプキンと、選択肢はどんどん増えています。そして、第三の生理用品は、ブルーになりがちな生理期間をより快適に過ごせるように誕生したアイテムです。選択肢が増えたことで、より自分に合った生理用品に出会う確率も高まっていますので、それぞれのアイテムの利点を知ることから始めてみてください。

第三の生理用品の代表格

ナプキン、タンポンに続く、これからの生理用品である月経カップ。膣に挿入し、カップ内に経血が溜まる仕組みです。

フルムーンガール レギュラー¥6,600マジュマ

日常生活も、スポーツなどのアクティブなシーンも、シチュエーションを選ばず取り入れることができ、経血が空気に触れることで発生するニオイの心配がないという利点があります。医療機器レベルのシリコンで作られているため、使い捨てではなく、ひとつのカップを510年使いづけられるのも、第三の生理用品として注目を集める理由です。

吸水パンツは日々進化中!

月経カップ同様に、第三の生理用品である吸水パンツは、一般的な下着に経血を吸水する機能がついているというイメージ。そのため、生理であることを気にせず、いつも通りに過ごせることが魅力です。

HUG you リークプルーフショーツ for active ¥5,940(ハグユー/お客様お問合わせ先  03-6676-9036

吸水パンツはまだまだ新しい生理用品でもあるため、日々進化をしています。「ハグユー」のように、特許出願中のU字型吸水構造と立体縫製により横漏れを防ぎ、アクティブライフを送る女性にぴったりのアイテムも登場しています。経血量に応じて、デスクワークなのか、営業などの動き回る仕事なのかと、行動パターンを加味して自分にあったものを見つけてみてください。

紙ナプキンはサステナブルにアップデート

紙ナプキンは使い捨てタイプの生理用品だからこそ、身体にも、環境にもいいものを選んでみるのはいかがでしょうか。

ナトラケア ウルトラパッド ノーマル 羽あり 22cm12個入)¥704(おもちゃ箱WEBSTORE/問い合わせ0120-070-868

オーガニック、ナチュラルな生理用品のパイオニアである「ナトラケア」は、肌に優しい使い心地はもちろん、地球環境のことも考えて、生分解可能なサステナブル素材で作られた紙ナプキンです。毎月使うアイテムだからこそ、環境を意識した選択が大切になってくるかも。

膣内に挿入するからこそオーガニックタイプを

経血を素早く吸収して、アクティブに動く日でも安心して使えるのがタンポン。とてもデリケートな膣内に挿入するからこそ、素材重視で選びたいところ。

ナチュラムーン タンポン スーパー(6個入)¥539、レギュラー(6個入)¥484(共にG–Place/問い合わせ03-3663-8745

最近では、経血を吸収する吸収体部分がオーガニックコットンで作られているタイプも登場しています。例えば、「ナチュラムーン」のタンポンは厳選されたオーガニックコットン素材を使用しています。そして、本体を包むアプリケーターも挿入しやすいよう考えられているため、タンポン初級者でも試しやすいと思います。

経血量が少ない日は布ナプキンにしてみる

紙ナプキンを使用する場合は、1回の生理期間で、20枚前後の紙ナプキンを使用すると言われています。その点、洗って何度でも使える布ナプキンは、サステナブルな生理用品。さらに、肌に優しい点も魅力です。

紙ナプキン同様に、多い日用、少ない日用と種類の展開があります。使用した後は、経血を落とすために専用のソープを用いた洗濯が必要ではあるものの、それ以外は紙ナプキンと同じ感覚で使うことができます。はじめは、経血量が少なくなってきたら切り替えるなど、布ナプキンの特性をするために取り入れやすい方法で試してみてください。

メイド・イン・アース ハートのリトル布ナプキン グルー各¥1,320チーム・オースリー

草木染のハート柄など、いろんなデザインの布ナプキンがあるので、「使ってみたい!」と思うような、気分の上がるお気に入りを見つけて、デザイン先行で取り入れてみるのもあり。

当たり前を変えることで解消することも

生理期間は、痛みがあったり、イライラしたりと、心身ともにストレスを感じやすいもの。だからこそ、安心して使える生理用品を選びたいですよね。たとえ、使い慣れている生理用品だったとしても、かぶれたり、蒸れたりすることも……。そんなときは、生理用品を見直す機会かもしれません。

同じ紙ナプキンでも素材の幅が広がっていますし、第三の生理用品も登場しています。自分の肌にあったスキンケアアイテムを見つけるように、生理期間をより快適に過ごせる生理用品を見つけてみてくださいね。

脳に直結する「香り」や「光電子繊維」でセルフケア!『ラキャルプフェス』で見つけた“ウェルビーイング”アイテム!

サスティナブルな未来をつくるナチュラル&オーガニックなプロダクトからフェムテックアイテムまで、全70ブランドが一堂に介した『ラキャルプフェス』ことMy Organic Friends Fes by Salon de LA CARPE 20212021年7月、東京・原宿で開催されました。

「私たちが考えるフェムテックとは、女性が自分自身の心と身体に向き合うことで、生理痛や生理不順、PMSによる不安やイライラなど、女性特有のさまざまな不調がなぜ自分に起きているのか、その根本原因について考えるきっかけを作ることだと考えています。

ナチュラルでオーガニックな思想や暮らし方、プロダクトを通して、女性たちに自分自身を大切にするきっかけ作りを提案できたらと願っているのです」と話してくださったのは、主催者で株式会社LA CARPE代表の新井ミホさん。

「そのためには、日々のセルフケアも大切です。たとえば、身体を冷やさないように温めたり、リラックス効果の高い香りを用いたケアは、専用のプロダクトを上手に使えば、忙しい日々のなかでも手軽に実践することができます。

私自身もスキンケアやマッサージの際に大好きな香りのアイテムを用いたり、履くだけで身体を温めることができるアイテムを活用するなど、ながらケアで自分自身をいたわるようにしているんです」(新井さん)

今回は、そんな新井さん一押しのセルフケアアイテムを紹介します。

『ラキャルプフェス』で見つけた最旬デリケートゾーンケアグッズの紹介はこちら

天然のエッセンシャルオイルでウェルビーイングな自分に

HOLISTIA Labジャストビーユー ボディオイル(GLOWZENNEW ME)75ml  ¥4,950(税込)

HOLISTIA Labジャストビーユー ボディミルク 195ml ¥4,070(税込)

「香りは0.2秒で脳に到達し、脳から神経を介してリラックス効果のある幸せホルモンを分泌させる、ということをご存じでしょうか? その点に着目し、女性たちの乱れた心身のバランスを整えるカギとして精油のアロマを用いたプロダクトを提案しているのが、こちらの『HOLISTIA Lab』です。

毎日のお風呂上がり、寝る前、朝起きた時など、ちょっとした時間にボディミルクやオイルを使ってマッサージをしてみてください。美しいアロマの香りに心は癒され、身体は優しさに包まれますよ」(新井さん)

心の状態に合わせて選ぶ香り高いボディオイルは「GLOW」「ZEN」「NEW ME」の3種類。

一歩前進できる元気な心へ導くマンダリン&ミントの香り「GLOW」、  穏やかな優しい自分になれるイランイラン&グレープフルーツの香り「ZEN」、 ブラックスプルースをベースにし森の中で深呼吸をするような「NEW ME」。

リラックス効果の高い香りが毎日のささやかなご褒美として、女性の心身の不調に働きかけます。ボディミルクは好きな香りのオイルを混ぜて使うのがお勧めです。

HOLISTIA Labオンラインストア

多くの女性を悩ませる冷えを撃退!

eumeめぐりソックス ¥4,378(税込)

eumeはらまき ¥4,510(税込)

「身体の冷えに1年中、悩まされている女性は少なくありません。また、その冷えが根本原因となって、さまざまな女性特有の不調を引き起こしてしまうことも多いのです。eume』は特別な繊維を使い、冷えない身体作りのためのソックスやはらまきなどが人気のブランドです。身に付けるだけで完了するので、忙しい現代女性にもお勧めのアイテムですよ」(新井さん)

通常の繊維よりも温まりやすい光電子繊維が使用されたソックスとはらまきは、自分の体温を利用して身体を温めるだけでなく、遠赤外線作用により心地よい温かさを実感することができます。また、水分蒸発も促される素材なので、汗によるムレも軽減。冷房などで冬以上に身体を冷やしてしまいがちな夏にも、快適に使用することができます。

ソックスもはらまきもどちらも伸びのよい薄い素材が使われているので、日中、服の下に身に付けたり、履いたまま就寝することも可能です。自分が思っている以上に、足やお尻、お腹が冷えている現代女性たち。それらを温めることで、辛い月経痛やPMSの症状を緩和することもできるのです。

eume オンラインストア

仕事に家事、育児にと忙しい女性たちは、自分自身のケアを後回しにしがちですが、女性特有の辛い症状は日々の生活習慣の改善こそが重要だと言われています。心地良い香りの効能や自然の力、冷えを防ぐ最先端のアイテムなどを上手に取り入れて、自分自身を労わってあげましょう。

“最旬”デリケートゾーンケアグッズ多数! 『ラキャルプフェス』で見つけた「ベルサイユのバラ」ソープ、マッサージミルク…お勧めアイテム!

ナチュラル&オーガニックのコスメからフードまで、全70ブランドが一堂に介した『ラキャルプフェス』ことMy Organic Friends Fes by Salon de LA CARPE 20212021年7月、東京・原宿で開催されました。4回目となる今回のテーマは「Smile –笑顔」。

「ナチュラルでオーガニックなプロダクトを日常に取り入れることで、リラックス効果が得られたり、素の自分を見いだすことができたり……。それがたくさんの人の笑顔につながったらステキだなと思って、今年のテーマにしました」と話してくださったのは、主催者で株式会社LA CARPE代表の新井ミホさん。

今回は、注目のアイテムが勢ぞろいした今年の『ラキャルプフェス』の中でも、特に今、多くの女性たちの関心を集めているデリケートゾーンケアグッズを紹介します。

「デリケートゾーンケアと聞いても、まだまだピンとこない女性や、興味はあっても何から始めればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そんな人には、まずは専用ソープやコットンシートをお勧めしています。

日本の女性は謙虚で優しいので、自分の不調で周りに迷惑をかけまいと我慢したり、空いた時間も他のことを優先してしまい、自分のケアを後回しにしがちです。だからこそ、デリケートゾーンに関する悩みは深く、多くの方が、それぞれ人には言えない悩みを抱えているのです。デリケートゾーンのケアは、女性の大切な部位を清潔に保ち、不快感を軽減させる効果だけでなく、月経不順や女性ホルモンのケア、さらには女性が自分らしく生きることへも繋がる気がするのです」(新井さん)

そんな新井さん一押しのプロダクトがこちら!

専門サロン発のオーガニックシート&ミルク

ピュビケア オーガニック フェミニンコットンシート(無香料/クールミント 各5枚入り)¥550、(20枚入り)¥1,650(税込)

ピュビケア オーガニック フェミニンマッサージミルク 125mL ¥2,530(税込)

「『ピュビケア オーガニック』は、デリケートゾーンケア専門サロンから生まれた国産オーガニックスキンケアブランドです。日本では、その分野の先駆けのような専門サロンだからこそ、お客様のたくさんの悩みを聞き、それを解決したいという思いから誕生した便利なプロダクトがそろっています。また、女性にとって大切なデリケートゾーンを、自分でもっともっと慈しみましょう、というメッセージにも共感できます」(新井さん)

コットンシートは、デリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性のウェットシート。柔らかなオーガニックコットンに天然植物成分がたっぷり含まれているので、ムレや汚れが気になったときに繊細なデリケートゾーンを優しく拭き取ることができます。個包装タイプなので、外出先でのケアにもお勧めです。

マッサージミルクは、ビタミンやミネラルをたっぷり含んだハチミツエキス配合。500円玉大を手に取り、マッサージするように優しくなじませることで、デリケートゾーンの黒ずみやかゆみ、トラブルの原因となる乾燥を予防してくれます。

ピュビケアオーガニック公式HP

植物と科学の融合から生まれたセラム&ウォッシュ

(右)The LADY. デリケート ローズプラセンタセラム 30g ¥4,380(税込)

(左)The LADY. デリケート ローズプラセンタウォッシュ 150g ¥2,750(税込)

「女性が一生涯を共にする女性ホルモンにフォーカスし、毎日を元気に美しく生きていくためのプロダクトを手掛けるThe LADY. 』。こちらのデリケートゾーンケアグッズは、植物と科学の融合により、1人でも多くの女性が笑顔で過ごせるように、そして、母から子へとデリケートゾーンケアが語り継がれる日本になることへの願いが込められているのです。

パリのベルサイユ宮殿にある王様のキッチンガーデンで育てられた、特別な有機栽培ローズのエキスを贅沢に使用したプロダクトがそろい、香りやテクスチャーも楽しむことができます」(新井さん)

有機農法で育てられた「ベルサイユ宮殿のバラ」から作られた発酵ローズエッセンスと、ローズプラセンタだけで作られた贅沢なセラムは、 1日に数回、23プッシュを直接吹きつけることで、デリケートゾーンに最適なヴァージナルフローラ(常在菌)が保湿とハリを与え、不快感を軽減。

同じく「ベルサイユのバラ」のエッセンスが配合されたソープは、デリケートゾーンに最も最適だと言われるpH値4の弱酸性ソープです。他の部位とは異なるフローラ(常在菌)バランスを保っている繊細な皮膚構造を崩すことなく、優しく洗いあげることが可能です。

The LADY. オンラインショップ

デリケートゾーンケアに対して「興味はあるけど、何となく敷居を高く感じている」という女性は、まずは「デザインがかわいいな」「なんだかすっきりしそう」と思えるプロダクトを手に取ってみるところから入ってみるのもいいのではないでしょうか?

次回は『ラキャルプフェス』で見つけた、女性の心と身体に嬉しい「セルフケアアイテム」を紹介します!

【フェムテック tvアンケート】生理前、生理中の症状の違いが浮き彫りに!

イライラする、食欲が高まる、お腹が痛くなる、肌の調子が悪くなるといったように、生理前から生理中にかけて、女性の身体にはさまざまな症状が表れますよね。では、生理前と生理中の症状では、どんな違いがあるのでしょうか。2030代の女性300名を対象に、アンケート調査を行ってみました。

生理前は気持ち的にも身体的にもしんどい

Q.生理前に身体の不調を感じますか?

「はい」と答えた人は75%。とても大きな数字ですね。女性の7割以上は何かしらの不調を感じているというということですが、具体的な症状は下記の通りです。

1位 頭痛、腹痛 23.4

2位 イライラする 15.8

3位 肌荒れ 11.5

4位 眠気 11.0

4位 乳房のハリ、痛み 11.0

腹痛や頭痛、乳房のハリや痛みといった身体的な症状に加えて、イライラするといった精神的な症状も表れています。中には、倦怠感や無気力、気分が落ち込むといった症状が表れる人もいるようです。

身体的な不調が起こると精神的にも落ち込みやすくなりますし、その逆もしかり。ダブルパンチを受けている生理前は、仕事のパフォーマンスや日常生活への影響は回避できない状態と言えるかもしれません。

月によって症状が異なる人も多い

Q.生理前に身体の不調を感じる人は、毎月同じ症状ですか?

「生理前に身体の不調を感じる」と答えた75%の人に聞いてみたところ、41%の人は「いいえ」と回答。それは、4割の人が毎月異なる症状に悩んでいるということ。

・イライラすることもあるし、お腹が痛くなることもある

・薬を飲まないと過ごせないくらいひどい症状の時もある

2ヶ月に1回くらいのペースで症状が出る

・その時に疲れているところに痛みが出る

月によって症状が出たり、出なかったり、度合いが違うという人もいます。さらには、「症状は出るんだけど、どこに出るかはわからない」という人も。「今月はどんな症状が出るんだろう」という状況だけでもストレスになるうえ、症状が出ないように事前に対策を講じることも難しくなりますよね。

生理中は身体的な痛みが起こりやすい

Q.生理中に身体の不調を感じますか?

生理前よりはやや少なくなるものの、生理中に不調を感じる人も70%を超えています。その具体的な症状を調べてみました。

1位 腹痛 60.6

2位 下痢または便秘 30.3

3位 眠気 29.8

4位 頭痛 22.3

5位 イライラする 19.1

生理前に比べると、身体的な不調が上位を占めているのが特徴です。「2日目までは薬が必要」と答えるほど、経血量が多いことに伴って症状が重たくなるという人も。特に、腹痛や頭痛といった痛みは、我慢するのもストレスですし、とはいえ、薬を服用すると種類によっては眠気が起こることもあったりして、いつも通りに過ごせるわけではないのが難点です。

自己解決している人が多い?

今回のアンケートでは、7割を超える女性が、生理前、生理中に不調を感じていることがわかりました。それと同時に、興味深い事実も判明しています。

それは、不調を感じているのにも関わらず、何もしていない人が多いことです。

Q.生理前の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

Q.生理中の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

生理前も、生理中も不調は改善していこう

不調が表れているということは、要因となる何かがあります。病気が隠れている可能性も否定はできません。専門医に相談することで、自分に合った対策が見つけられることもありますし、薬についての疑問や副作用の不安を解消することもできます。

また、当たり前のように起きていた症状が改善すると、生理前や生理期間中が今までよりも快適に過ごせるようになるかもしれません。

そして、どんな症状でも、「コントロールできないし」「我慢すればいいし」と、自己判断で解決することはできません。毎月のおなじみの症状だったとしても、新たに気になる症状が表れた時も、専門医に相談する機会を作ってみてくださいね。

【フェムテック tvアンケート】男性はフェムテック、PMSについてどこまで知っている?意識調査を実施

デリケートゾーンのケア、PMS、フェムテック……と、女性のヘルスケアに関するニュースやトピックスを目にする機会が増えてきました。その流れの中で、当事者である女性はもちろんですが、男性の意識にも変化が生まれているのかが気になります。そこで、フェムテック tvでは2040代の男性300名に意識調査を実施しました。そこにはとてもリアルな結果が……

フェムテックを知っている男性はたったの1

Q.フェムテックという言葉を知っていますか?

フェムテック業界は以前に比べると活発になっているため、テレビのニュースや情報番組、新聞、SNSなどでも取り上げられるようになってきました。現に、「はい」と回答した人は、ネットの広告やニュース、SNS(主にTwitter)などで知った人が多いようです。中には、職場や家族から聞いたという人も。

とはいえ、フェムテックという言葉を知っている男性はたったの11%。しかも、フェムテックという言葉は知っているけれど、その意味までを理解しているかどうかを考えると、もっと少なくなる可能性もあります。

PMSを知っている男性も1

Q.PMSを知っていますか?

1%の違いではありますが、フェムテックという言葉を知っているよりも、PMSを知っている男性のほうが多いようです。少し不思議な結果ではありますが、「職場での研修やセミナーによって知った」という回答が2番目に多いことを考えると(1番目はネットの広告やニュース)、フェムテックのムーブメントが起きていることによって、企業が女性健康についての取り組みを始めたからかもしれません。

「はい」と回答した男性の中には、「2021年に入ってから知った」という人もいましたが、「10年前から知っている」という、感度が高い人も!

男性の意識改革はこれからが本番?

Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?

現時点でフェムテックやPMSを知らなくても、これから知っていくこと、関心を持つことは可能です。だからこそこの設問は重要ではありますが、「これから知りたいと思っている」男性は28%と、なんともリアルすぎる結果が出てしまいました。

同じ質問を直接聞いた場合、その場しのぎで、いい人だと思われたくて……という男性もいるかもしれないので、「はい」と答える人はもっと多かった可能性も。だからこそ、対面ではなかった今回のアンケートで出てきた28%という数字には、よりリアルさを感じます。

パートナーの力になりたい気持ちはある

フェムテックのムーブメントが起きているとはいえ、今回のアンケートでは、男性の意識はまだまだ低いことがわかりました。ただ、低かった分、伸びしろは十分にあるとも受け取れます。

それは「Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?」の設問に対して「はい」と答えた理由に隠されています。

・少しでも奥さんの力になりたい

・時々なぜか不機嫌になる妻を理解するきっかけになりそうだから

・相⼿の事を知るうえで⼤切だと思うから

・パートナーが、⽣理等で困っているから

すでに、パートナーが生理やPMSで困っていることを知っている男性は、力になりたいと思っているようです。ということは、「いいえ」と答えた72%の男性は、そういったことに直面したことがないから、もしくは、気が付いていないから「いいえ」と答えたのかもしれません。

女性からも伝えていこう

パートナーとの関係性を築く中で、生理やPMSなどの自分自身のヘルスケアについてあえて言うことでもないと思っていた人もいると思います。もしかしたら、生理痛が起きても、パートナーの前では我慢をしたり、隠していたり、「言わなくてもわかってよ!」という気持ちもあるかもしれません。

でも、良い関係性を築くうえでコミュニケーションは欠かせません。特に生理やPMSは、男性が経験できないことでもあるため、言葉にして伝えるということがパートナー間のコミュニケーションには必要だと言えます。

自分自身を知ってもらうために、よりよい関係性を築くために、「今月は生理痛がひどいみたい」「今、生理前だからちょっとしたことでイライラしちゃうかも」と、パートナーに伝えてみてはいかがでしょうか。その行動がパートナーの意識を変えるきっかけとなり、ひいては男性全体の意識が変わることにもつながっていく。そして、もっと大きな視野で見ると、男性の意識が変わることは、女性がもっと働きやすい、暮らしやすい社会にもつながるはずです。

PMSの改善に有効なハーブとして話題!チェストベリーって?

PMSや月経不順、月経痛などの改善に有効と、チェストベリーというハーブに注目が集まっています。まだまだ知られていないチェストベリーの特徴や効果効能について探っていきましょう。

歴史がある伝統的なメディカルハーブ

チェストベリーとは、地中海沿岸地域やアジアなどに自生するチェストツリーの果実のこと。夏になると淡い紫色の花が咲き、レモンのような爽やかな香りがすることもあり、庭木としても楽しめます。

その歴史は古く、ギリシャ・ローマ時代から、チェストベリーの抽出物が婦人科系疾患の治療に用いられていたと言われているほど、伝統的なメディカルハーブです。

チェストベリーのチェスト(chaste)は、清純や貞操など意味があるそうで、学名表記は汚れなき子羊という意味がある、 agnus castus 

ギリシャ神話では、結婚、母性、貞節を司る女神であるヘラは、チェストツリーの下で生誕したと言われていたり、中世では、修道僧の性欲を撃退させるためにも使われていたり……と、さまざまな逸話もあるようです。

チェストベリーの働きとは?

このように古くから、月経や妊娠にまつわることなど、婦人科系疾患の治療に用いられていたチェストベリーは、現代になって科学的な研究が進み、女性ホルモンのバランスを整える作用があることが徐々に明らかになってきています。

チェストベリーが注目されている理由としては、フェムテックの大きなムーブメントもありますが、もっとも重要なのは、脳下垂体に直接働きかけること!この働きによって、黄体形成ホルモンの分泌は促しつつ、卵胞刺激ホルモンの分泌をセーブ。女性ホルモンと呼ばれているエストロゲンとプロゲストロンのバランスが整うことにつながります。

女性ホルモンと聞くと子宮や卵巣を思い浮かべる人も多いと思いますが、分泌を司っているのは、実は脳の視床下部です。

まず、視床下部が脳下垂体に「ホルモンを分泌せよ!」と命令を出します。すると、黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣に作用します。そして、エストロゲンとプロゲステロンが分泌されるというのが、ホルモン分泌の流れ。

黄体形成ホルモンには、排卵とプロゲステロンの分泌を促す役割があり、卵胞刺激ホルモンには、卵胞の成長とエストロゲンの分泌を促す役割があります。いわゆる女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンとプロゲステロンは、黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンが正常に働くことで、バランスのいい状態が保てます。その結果、女性ホルモンに影響されるPMSをはじめ、月経不順、月経痛などの不調の改善が期待できるのです。

チェストベリーの取り入れ方

ホルモンバランスを整えてくれる作用のあるメディカルハーブのチェストベリーは、さまざまな形で取り入れることができます。ここでは、代表的な方法をご紹介します。

ドライタイプをハーブティーとして

ハーブティーは身近にある飲み物なので、取り入れやすいですよね。チェストベリーは、香辛料として使用されることもあるくらいなので、辛み、苦みを感じるかもしれません。その場合は、ハチミツなどで甘みをプラスしたり、他のハーブとブレンドすることで飲みやすくなります。

サプリメントとして定期的に摂取する

最近は、チェストベリーを配合したサプリメントが増えてきています。手軽に取り入れられるうえ、一定量を摂取することができる点が魅力です。

精油で多角的に取り入れる

精油はいろんな取り入れ方ができます。アロマディフューザーなどで香りを楽しめますし、ホホバオイルやアーモンドオイルなどのキャリアオイルに混ぜてアロママッサージをするのもおすすめです。お風呂が好きな人は、塩と合わせて入浴剤として取り入れることもできます。

23ヶ月は継続して使ってみる

ハーブであるチェストベリーは、市販薬とは異なり、ゆっくりと穏やかに効果をもたらしてくれます。そのため中長期的に使用することが大切。23ヶ月を目安に、様子を見ながら続けてみてください。

ホルモンバランスが崩れやすく、PMSの症状が現れる、排卵から月経前の期間に用いるとより効果を感じやすいと言われているので、参考にしてみてください。また、服用している薬がある場合は、自己判断はせず、専門医に相談することを忘れずに。

田端春奈氏

ノバスコシアオーガニックスジャパン代表取締役。自身の体調不良をきっかけに植物療法を本格的に学び始め、2008年にカナダのオーガニックハーブサプリメントブランド「ノバスコシアオーガニックス」の輸入を開始。ハーバルセラピストの資格を持ち、(はははるな)というペンネームでハーブ漫画を描いている。二児の母。

https://novascotiaorganics.jp/

オーガズムはどうやって起きている? 知ってるようで知らないその仕組み

フェムテックの大きなムーブメントの根底にあるのは、自分自身を知る、自分の身体を知ること。そのためにも自分の中で起こる欲求に耳を傾けることが大切です。とはいえ、性的欲求や快感については知らないことも多いのではないでしょうか。そこで、国家資格を保有する鍼灸師であると同時に膣サロンを設立し、啓もう活動を行っている栗本夏帆先生に教えていただきました。

女性には快感を得るための臓器がある

人間には三大欲求と言われる、食欲、睡眠欲、性欲があります。その中でも性欲は秘め事として扱われてしまうことが多いため、知らないこと、悩みや不安を解決する術がわからないという人もいるのではないでしょうか。

性欲は、食欲や睡眠欲と同じように身体が示す正常な生殖反応です。個人差はあるものの、3歳くらいから性欲を意識し始め、身体が徐々にその感覚を学んでいると言われています。そこから年齢を重ねるとともにマスターベーションを知り、初潮を迎え、排卵前には性欲を実感するようになっていきます。

しかも、女性にはクリトリスと言う、快感を得るためだけの臓器も存在するくらい、感じることはノーマルな反応なのです。

オーガズムって何?

性的行為の中で起こる快感のことをオーガズムと言い、812回ほど起こる筋の収縮のことです。女性はクリトリスで快感を得ると骨盤で収縮が起きて、膣や肛門で、男性は肛門だけで感知されて脳に伝わります。そして、脳で指令が出されることで身体全体が心地いい状態に包まれます。

その感覚は尿を出す時の気持ちよさに似ていると言われており、それは骨盤で起こる収縮が尿を出す原理と同じだからです。

オーガズムを感じるまでの時間は、男性は1012分、女性は1618分と言われていますが、必ずしも得られるわけではありません。それは、たとえ身体的に刺激を受けても、脳にその刺激と感覚が伝わらなければオーガズムを得ることができないからです。

オーガズムを得るには身体を知ることから

つまりオーガズムを得るには、身体と脳の両方に刺激と快感が伝わる必要があります。それは、自分の身体のどこを触ると気持ちいいと感じるか、どういう雰囲気の中で行うとリラックスできるのかなど、心身ともに心地いい状態を探っていくことが大切です。

そのひとつにマスターベーションがあります。マスターベーションに抵抗がある、後ろめたい気持ちになってしまうという人もいると思いますが、自分の身体や脳を心地いい状態へ導く行為と思えば、少し気楽に感じられますよね。

オーガズムを得ると、オキシトシン、いわゆる幸せホルモンが分泌されるので、心身ともにリラックスすることができます。そうするといい睡眠にもつながり、よく眠れると日中も健やかに過ごせるため、幸せの連鎖が起きます。

さらに、自分の気持ちいい場所、心地いい状態を知っておくと、パートナーにも共有でき、いい関係性が築けるきっかけにもなります。パートナーとお互いどこが気持ちいいか話せる、探れる関係性が築けると素敵ですよね。

オーガズムにこだわらないで!

オーガズムの仕組みを知っておくとその状態を作りやすいという利点もあります。逆に知らないと、たとえオーガズムを迎えたとしても、「これがオーガズムなんだ」と認識することができず、さらに、理解不能なその状態に焦ってしまうかもしれません。

ただし、オーガズムを得ることにこだわらないでください。性的行為をするたびにオーガズムが得られるわけではありませんし、得られることが正解でもありません。「気持ちいいな~」「心地いいな~」という状態で満たされる人もいれば、パートナーとスキンシップをとるだけで幸せだと感じる人もいます。

自分とパートナーの感覚にフォーカス

また、アダルト関連の映像など、世の中にはさまざまな情報がありますが、ある種の演出が入っていることもありますし、そのすべてが正しい知識というわけではありません。オーガズムにまつわる間違った情報に惑わされることなく、自分自身の感覚やパートナーとのコミュニケーションを意識しながら、ふたりが心地いいと感じる状態を大切にしてください。

栗本夏帆氏

グラン治療院の統括院長。国家資格を保有する鍼灸師として活動しながら、「一般社団法人 日本温活協会」の温活士としても活躍。女性限定の膣サロンを立ち上げるなど、勉強会や啓もう活動にも励んでいる。https://biyoshinkyu.net/