女性達のリアルな声をアンケート!「生理前&生理中にパートナーにしてほしいこと」

イライラする、お腹が痛くなる、食欲増進など生理前や生理中に現れる不快な症状……。この記事を作成するにあたり、2030代の女性の皆さんにアンケートに協力していただいた結果、生理前に精神的、身体的な不調があると答えた人は86.7%に及びました。人それぞれ症状の重さは違いますが、女性同士だと理解しあえるこの不快感の数々。しかしパートナーには、なかなか理解してもらいにくいのが現状ですよね。

そこで女性達が望む「生理前&生理中にパートナーにしてほしいこと」をまとめてみました。

多くの女性達が感じる不調のTOP5! あなたの症状はいくつ当てはまる?

1位 イライラ 46.4%

2位 眠気 35.7

3位 胸の張り、痛み 25%

3位 おなかの張り 25%

5位 無気力 17.9%      

生理前&生理期間に約半数の人が感じているのがイライラ感。生理期間が近付いてくると、無性にイライラしてしまってパートナーにあたってしまった経験がある人も多いのでは? 続いて眠気、同票で胸の張りと痛み、お腹の張りとの結果でした。とくに身体面の不調に関しては、自分ではコントロールしにくいため困ってしまいますよね。その他に抑うつ気分、無気力など精神面に不調が現れたり、頭痛、むくみ、体重増加などの不調が現れる人も。毎月のことでも、やはり憂鬱な期間です。

「せめて生理前くらい手伝って!」男性に届け!家事にまつわるSOS

まずは〝やってほしい〟と訴える女性達の意見から。

「家事をやってほしい」(37歳・会社員)

「家事、育児をできるだけ手伝ってほしい」(43歳・フリーランス)

「過剰に心配されるのも嫌だから、さりげなくいつの間にか家事をかわってくれたりして日々の負担を減らしてほしい」(32歳・会社員)

「家事も育児も投げ出したくなるくらい、イライラしても旦那の帰りが遅くて結局ワンオペになってしまう。手助けしてほしいです」(38歳・フリーランス)

と手助けを求める人も多い模様。やってほしい派の女性達は、直接パートナーに訴えかける場合がほとんどのよう。

逆に〝察してほしい〟という受け身タイプの人達も一定数存在しています。

「不調を理解して、いつも通りに接してもらいたい。イライラしていても、そういう時期なんだなと思って、そっとしておいてほしいです」(39歳・フリーランス)

「そっとしてほしいけどどうせ理解してもらえないし、態度で示してしまう」(25歳・会社員)

このように、ただただ毎月訪れる不調な時期として受け流してほしいという意見も。たしかに生理前のイライラ期間は、体を動かすのが億劫になるもの。かといって、心配されすぎても「何がわかるの?」と、イライラ感を刺激してしまう場合もあったり。男性からしたら、「結局どうしてほしいの?」という気持ちになってケンカに発展してしまう最悪なパターンも有り得ます。 

ただどうしても男性には、「察してほしい」という女性側の願望は届きにくい場合が多いので、

「自分の生理前の症状と、なぜそうなるか、どうしたら良いか一緒に調べて彼にしてほしいことを話し合う」(37歳・自営業)

このように、話し合いの場を設けるのも良さそうです。

どうしても男性には理解できない不調なので、

「調子が悪いので○○をお願いしたい」(37歳・会社員)

と、はっきりどうしてほしいか伝えることも重要かもしれません。大切なのは、思いやりと話し合い。日々密に接しているパートナーに対しても、友人や職場の人などと同様に〝人対人〟ということを忘れないようにしていきたいですよね。

声を大にして言いたい!「生理中はゆっくりしたいし、いたわって!」

イライラ、眠気などに悩まされた生理前の期間を経て、ついに突入した生理期間。PMS特有の不安定な気持ちはおさまってくる人も多いようですが、次に訪れるのは腹痛、腰痛、頭痛などの辛い症状の数々

「遠出やスポーツなどアクティブな行動は誘わないでほしい。家にいたいです」(32歳・会社員)

身体面に不調が現れたら、できるなら家でゆっくり過ごしたいのが本音。アクティブなレジャーに関しては、経血の漏れも心配。鎮痛剤を飲んで痛みがおさまっても、不快感はどうしても拭えないですよね。

また、

「友人に予定していた温泉やプールに行けなくなって彼に残念な顔をされたことがあると聞きました」(26歳・会社員)

なんていう場合も。生理周期がずれることはよくあるので、避けたつもりで予定を組んでも生理が来てしまうことはありがちですし、自分ではどうにもならないことだから残念な気持ちは一緒。彼に嫌な顔をされてしまったら悲しくなってしまいます。

「気にかけてほしい」(32歳・会社員)

と、いたわってほしいと考えている女性も多いなかで、

「生理中でSEXできないと言ったら、風呂場でしようと言われたことが。最悪だと思いました」(37歳・デザイナー)

「気分が普段より優れないと伝えたら、『何でも生理のせいにするな』と言われた」(27歳・会社員)

という経験をした人もいました。

男性側にばかり「生理前だからイライラを受け止めて」、「予定をずらしてゆっくりさせて」と押しつけすぎるのも良くないですが、女性達の求める要望も少しは汲んでほしいというのが本当のところ。お互いの性を理解しあい、パートナーとよりよい関係性を築いていけるといいですね!

生理中の不調をパートナーに伝えるコミュニケーションテク

最後に、この不調をうまくパートナーに伝えるコミュニケーション方法を教えてもらいました。

「どうしても生理前、生理中はピリピリするので、かぶらない時期にかわいく伝えておきます」(35歳・自営業)

「体調が悪くて誘いを断ったとしたら、あなたと出かけるのが嫌なのではなくて体のせいで無理なんだよってことをしっかり話しますね。きちんと説明しないと相手もいい気分をしないと思うから」(32歳・会社員)

不調で憂鬱な気分でも、ひと呼吸おいて落ち着いてきちんと伝えれば、パートナーも理解してくれるはずですし、仲も深まりそうです。イライラに身をまかせて、感情的に気持ちをぶつけてしまってもお互い嫌な気分になるだけでそこから何も生まれません。日頃からパートナーと話し合っておくこと、これが一番重要なのかもしれません。

PMSの対処法!こんなとき男性はどうしたらいい?

PMSの対処法! こんなとき男性はどうしたらいい?

男性向けのセミナーを通して、PMSによるパートナーの諸症状に悩む男性が多数いることが判明! そこで個性ある3名がお悩みに回答します。男性向けのセミナーで講師を務めてもらった中田航太郎先生には医学的な視点から、PMSや月経とも向き合いながらバリバリと仕事をこなすワーキング女子には女性がサポートしてもらったらうれしいなという視点で、女子ともざっくばらんに月経の話ができる小野寺氏には、女性から神対応と言われるコツを教えてもらいました。

■職場の同僚の場合
お悩み①
月経前なのか、月経中なのか、ふらふらの状態で仕事をこなすことも。普段は完璧にこなせるのにミスもたまに見受けられ……。同僚として何かサポートできることはありますか?

職場の同僚の場合 お悩み①

<中田航太郎先生>
月経前なら……
ふらふらしている場合はホルモンの乱れによる症状の可能性が高いです。女性ホルモンの変動に伴って自律神経の働きも変動し、それによってめまいがしたり、何となくぼーっとしたりします。PMSの症状が強いのであれば、その症状を緩和するピルを内服するのもひとつの方法です。
月経中なら……
過多月経による貧血の可能性も。たとえば、立ち上がったときにフラッとするなら貧血か自律神経の乱れが考えられるので、健康診断の結果などで健康に問題がないかどうか調べてみてください。頭に血液が十分送りだせていない状態なら、横になると楽になることもあります。脱水状態で循環血液量が下がっていることもあるので、ぬるま湯などの水分を補給させてあげてください。休んでも改善しない場合や、ふらつきを繰り返す場合には必ず病院を受診するようにしてください。

<ワーキング女子>
無理のない程度に働いてもらうのが大前提。間違っても「ひょっとしてPMS?」などとは聞かないこと。そんな日もあるさと、フォローするのが効果的。
本人があらかじめPMSの周期を把握してるなら、体調が悪い時期を上司や同僚に共有してもらってはいかがでしょうか。本人も仕事をうまく回せないのはストレスを感じるはずなので、手助けしてもらってでもやり遂げた方が精神衛生上良いはず。
もし、時間に余裕があるなら1時間でもいいので、仮眠をとってもらうなり、「カフェで気分転換してきなよ!」と声をかけるのもあり。もしくは、コンビニに誘うなどして10分程度気晴らしになるような時間を作ったり、早く帰れるような雰囲気を作るのも有効です。

<小野寺氏>
前もってそういう状態になることが分かっているなら、元気なときにカラダがしんどくなったときは何をして欲しいか聞くとよいと思います。背中をさすって欲しかったり、温かい飲み物がほしかったり、人によって対応は様々なので効果が出る出ないは別として、その人がして欲しい事をさりげなく、サッとやってあげるだけで本人の気持ちにも余裕ができます。そうすれば、何か手を差し伸べてもらいたいときに相手から気軽に頼まれるようになります。

お悩み②
大事な仕事の日なのに、「お腹が痛くなって途中の駅で降りた」と連絡があり、仕事に遅刻することがたまにあります。自分の体調のことだし、大事な仕事なので自分で管理してもらいたいのですが……。

職場の同僚の場合 お悩み②

<中田航太郎先生>
月経前なら……
ホルモンが大きく変動するので腸の動きを支配する自律神経も変動し、それに伴って下痢っぽくなったり、逆に便秘っぽくなったりすることもあり、その症状をコントロールするのは難しいです。
月経中なら……
子宮内膜が剥がれ落ちることによる腹痛や腰のおもだるさなどの症状があります。腸の動きが活発になることで腹痛(蠕動痛)を起こしているケースもあります。もし、日常生活に支障がでるほど腹痛がひどいのであれば、医師に相談してどの可能性が高いのか判断してもらった上で、ピルや漢方などお薬での症状改善が可能か相談しましょう。

<ワーキング女子>
PMSや月経痛による体調不良で休むのは気が引けるので、頑張って仕事に行く気持ちはよく分かります。女性の体調変化について理解不足の男性上司には相談しづらいし、休暇取得理由欄に生理休暇の設定がないので言い出しにくいもの。もっと気楽に月経休暇が取得できるようになることを切に願います。
職場の同僚としての立場なら、さりげなくPMSに効果的な食べ物や飲み物を買ってあげたり、入浴剤などをプレゼントしてもらえたら嬉しいかな。

<小野寺氏>
体調不良で迷惑をかけてしまうのは上司や同僚だと思いがちですが、実はそうではなく実際に迷惑がかかるのはクライアントの方。その認識をチームで共有し、まず月経痛やPMSによる体調不良であることをきちんと伝えられる環境を作り、助け合うことが大切だと思います。

 

■カップルの場合
お悩み③
真夜中に「眠れないの……」と突然連絡がくることがあります。なんて声をかけてあげるのがベストでしょうか。

カップルの場合 お悩み③
<中田航太郎先生>
原因として思い当たるものがあるかどうかを聞いてみるといいかもしれません。緊張すること、ストレスがかかる嫌なことが原因であれば、それを取り除くことが大切です。眠れないことが慢性的な課題であれば、自律神経が乱れていることや生活習慣の悪化が原因の可能性もあるので、改めて話をする時間を設けるものいいかもしれません。

<ワーキング女子>
PMSの症状には睡眠障害もあると言われています。眠れなかったり、眠れなくて気分が落ち込んでいるときは親身になってほしいもの。こんなときはアドバイスしてもらっても素直に受け入れられないこともあります。たとえ同じ話を繰り返したとしても、ずっと聞き役に徹するのがベター。

お悩み④
連絡のやり取りは電話かLINEがほとんどなのですが、急に連絡がとれなくなることがあります。これまでは元気に過ごしていたのに、急にシャッターを閉めるかのようにシャットダウン。事前にサインなどがあれば知りたいです。

<ワーキング女子>お悩み④

<中田航太郎先生>
最も大切なのは、普段楽しんでいたことを楽しまなくなったり、やる気が落ちたように見えるなど、「普段と何か違う」というサインを見逃さないこと。食事量の増減、元気がなくなるなども見逃したくないサインです。
PMSによる一時的な症状であれば月経の訪れとともに改善しますが、2週間以上様子がおかしい場合にはうつ病などにも注意する必要があります。

<ワーキング女子>
男性が「話したくなったら俺にも話してみて、心配だから」とひと声かけて、とにかく女性から口を開くのを待つのみ。男性から「どうしたの?」などと、しつこく質問するのは控えましょう。

お悩み⑤
ことあるごとに精神的なストレスを訴えてきたり、SNSへネガティブな発信(ひどいときは死にたいなど)をしたり、真夜中に届いたメールやLINE、電話の着信を無視するとリストカットしそうになったり、ヒヤヒヤする場面に直面することも。どのように対処するのがよいのでしょうか。

<ワーキング女子>お悩み⑤

<中田航太郎先生>
PMSの精神面が強く出ているPMDDの可能性があります。また、中高生、20代の女性に多い境界性パーソナリティー障害も隠れているかもしれません。境界性パーソナリティー障害とは、相手の注意をひくのが上手で構ってもらえないと死にたい気持ちになることも。本当に死にたいと感じていたり、自傷行為をしてしまう場合は治療介入が必要です。

うつ病かどうかの判断基準は、憂鬱そうで仕事に行きたがらない、今まで外に遊びに行くことが好きだったのに行かなくなる、好きだったテレビを見なくなるなどの症状が長期間続くこと。ただし、明確に月経周期に伴ってあらわれる症状でしたら、 PMDDの可能性を念頭に産婦人科の医師に相談をしてみましょう。

<ワーキング女子>
毎月それが繰り返されるなら、まず専門医に相談するべき。落ち着いている時期に相談先となる婦人科の候補クリニックを一緒に探すのもよいと思います。

お悩み⑥
夜中にLINEのスタンプを連打されることがたまにあります。なんて返すのがよいですか?

<ワーキング女子>お悩み⑥

<中田航太郎先生>
PMSや一時的なストレスが原因でイライラしている可能性もありますが、感情の制御ができていない場合には、境界性パーソナリティ障害などが隠れている可能性もあります。
相手の発言に対して話を聞き出すのはいいですが、過度な共感やアドバイスはせず傾聴に徹するようにしましょう。

■夫婦の場合
お悩み⑦
話しかけると機嫌が悪いことがあります。怒りの沸点がわからず戸惑うことも。機嫌が悪くなるサインがあったら教えてください。また、機嫌が悪い場合でも子供のことや仕事の相談など、話さなければならないこともあるので、その際の対処法が知りたいです。

夫婦の場合 お悩み⑦

<中田航太郎先生>
月経前なら……
排卵後に徐々に症状がひどくなり、月経がくると落ち着くのであればPMSの症状。排卵の明確なサインはありませんが、パートナーの周期を把握していると予測はできるかもしれません。
月経中なら……
月経痛が原因でイライラしているなら、その原因を特定したうえで寄り添いましょう。重大な意思決定や手間がかかる家事などは、なるべく避けられるよう奥様に対して配慮することが大切かもしれません。
月経前、月経中はストレスに敏感なので、できるだけストレスになる要因は排除しましょう。

<ワーキング女子>
こんなときに相手の言動を指摘するのは火に油を注ぐ場合がほとんど。その場で対応はせずに一度受け入れ、時間が経過して落ち着いたときに話し合うのがベスト。女性もいつもよりイライラしていることは分かっているはず。相手の性格にもよりますが、笑って受け流すなどの対応で功を奏する場合もあります。

<小野寺氏>
イライラされると男性側もイライラし返してしまいがちですが、それは逆効果。女性には “この人、何もしてくれない、分かってくれない”と思われてしまいます。そっとしておいたつもりが、分かってくれない人と思われて余計にイラつかれてしまうことも。女性がイライラしているときは、男性側が一歩引いて接するなど相手に寄り添って、時期をみてきちんと話し合い、PMSや月経中にどう対応するのが一番良いのか話し合うことが大切です。

お悩み⑧
いつもというわけではないのですが、暴飲暴食、拒食など、食が乱れていることがあります。できるだけ規則正しい食生活を送ってほしいのですが……。夫として見守ることしかできず歯がゆい思いをしています。

<ワーキング女子>お悩み⑧

<中田航太郎先生>
月経周期に伴うものであれば、ピルを内服することで改善するかもしれません。運動不足や会社でのストレスが原因になっている可能性もあるので、定期的にストレスになっていることはないか聞いてあげるのが良いでしょう。

<ワーキング女子>
特に悩みやストレスがないなら婦人科受診をすすめてみてはいかがでしょうか。暴飲暴食になる周期を家族でしっかりと把握し、そうなりそうな時期はなるべく一緒にいられるような環境を整えることが大切だと思います。

違った視点を持つ3名からの回答はいかがだったでしょうか? PMSとうまく付き合うコツをつかみ、男女ともに月経周期に振り回されず穏やかな日常を過ごせますように!