PMS/生理 ココロの処方箋 連載 by 小嶋美樹

【公認心理師監修】夫とのセックスレス。「身体の結びつき」がもたらす女性の心身への影響とは?

PMSPMDDの症状緩和にも

「人の心と身体は、自分が思っている以上に密接に繋がっており、影響し合っているのです。セックスを含むパートナーとの時間のなかで心が満たされれば、ストレスが軽減され、ストレスが減れば自律神経やホルモンバランスも整います」

心と身体、両方の健やかさが大切なのですね。

「その通りです。また、たとえばPMSPMDDの症状で精神的に不安定になりがちな方や、生理前になるとパートナーとのケンカが増えてしまいがちな方は、日頃から心が安定した状態にあることで、それらの辛い精神症状が軽減されることもあるのです。

お互いの同意にもとづいたセックスライフを送ることで、愛する人に求められ、大切にされている、という幸福感が女性の心身に良い影響を与えることは間違いないのですが、セックスがあってもなくても、最も大切なのはパートナーとのコミュニケーションだと言うことを忘れないでください」

日本人は性やセックスに関する会話を避けがちな傾向がありますが、どちらかが我慢をしている状況では、いつか綻びが生じてしまいます。自分たちなりのセックスライフをパートナーと見つけられたらステキですね。

山名裕子先生

やまな・ゆうこ 1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

山名裕子YouTubeチャンネル:「心の専門家チャンネル

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小嶋美樹
編集者、ライター、ディレクター。大学卒業後、出版社に勤務し、女性誌や実用書・ビジネス書の編集、WEBディレクターなどを経て、2020年からフリーランスに。現在は主にインタビュー記事や女性のライフスタイル・子供の教育系記事の執筆、韓国エンターテインメント記事の編集・執筆など行う。趣味は旅行で、今一番欲しいものは子供たちと日本中を旅して回れるキャンピングカー。