SEXUAL WELLNESS

MARKET RESEARCH

by 木川誠子

【フェムテック tvアンケート】性に関する意識をリサーチ

フェムテックやセクシャルウェルネス(性の健康)についての認識が広がっている中で、自身の性に関する意識は変化しているのでしょうか? フェムテック tvでは、20~30代の女性300名を対象に、パートナーとのセックスやセルフプレジャーについてアンケート調査を行いました。

 

7割近い女性は満足していない

Q.(現在、もしくは過去の)パートナーとのセックスに満足していますか?

グラフを見ると、ほぼ均等に分布されていますが、パートナーはいないという回答は性交経験がないという意味*のため、7割近い女性が満足していないという結果に。さらに、満足していないと回答した人の年齢を見てみると、20歳~40代後半までと、年齢に関係なく、分布していることがわかりました。

*現在・過去ともにすべての経験を対象としています。

 

満足していないのはコミュニケーションが不足だから?

Q.パートナーとセックスについて話すことはありますか?

話したことがないと回答した女性が7割以上!そこには、恥ずかしさやデリケートな話題なだけに話しにくいといった思いがあるのかもしれませんが、オープンコミュニケーションにはまだまだ遠い印象です。

ただ、先ほどのアンケート結果では、パートナーとのセックスに約7割の女性が満足していないことがわかっています。そのことを話し合うこともできないという状況は、セックスに対してオープンに語れるムードが広がりを見せる流れの後押しを受けて、改善していきたいですね。

 

セルフプレジャーはまだシークレットゾーン

パートナーとのオープンコミュニケーションは大切なことであると同時に、自分自身の快感を知っておくことも必要なことのひとつだと思います。ただ、フェムテック tv.の調査によるとセルフプレジャーには消極的な女性が多いようです。

Q.マスターベーション(セルフプレジャー)を行ったことはありますか?

Q.セルフプレジャーの頻度はどれくらいですか?

セルフプレジャーを行っているのは約3割ではありますが、月に1~2回、週に1回程度と、ルーティーンとして取り入れている印象があります。ただ、「答えたくない」という回答もあることから、話すこと自体に拒否感がある女性も一定数いました。

そもそもセルフプレジャーをしたことがない女性が多いことを考えると、性について知る機会、オープンに語られる機会は少ないことがわかります。実は、国別で見てみても日本の女性はセルフプレジャーに対して消極的なことがわかります。

セルフプレジャートイ「ウーマナイザー」を展開しているWow Tech社が発表した「国別マスターベーションギャップ」があります。

Wow Tech社のグローバル調査による回答に基づいて、日本人男性と女性の平均的なセルフプレジャー回数を出し、その結果、男性が年間平均120回、女性が28回だということがわかりました。数値が高いほどギャップがあることを示しています。日本はもっとも高い77%*!やはり日本の女性は消極的ですね。

その傾向は、セルフプレジャーグッズに対する印象にも見られました。

 

セルフプレジャーグッズは遠い存在

Q.セルフプレジャーグッズに興味がありますか?

「いいえ」と答えた女性が88.3%と圧倒的。純粋に好奇心からなど、興味を持つこともあると思いますが、この結果からそのような女性は少ないことがわかります。

セルフプレジャーは性欲を解消するためといった印象があるかもしれませんが、自分の身体を知る機会でもあります。つまり自分の身体を知っているからこそ、快感を得ることができるとも言えます。

 

セクシャルウェルネスの視点で考える

今回の調査を通して、心地よさ、快感を得ることに消極的な女性が多いことがわかりました。ただ、セクシャルウェルネスにおいて、セックスは大切な要素のひとつです。

WHO(世界保健機関)によるセクシャルウェルネスの定義は、 “セクシャリティに対して身体的、感情的、精神的、社会的にも健康な状態であること”です。つまり、喜びを感じるセクシャル体験も含まれています。

インテリア雑貨のように見える、女性向けのプレジャートイが増えていたり、セックスを秘めることだと捉えないマインドチェンジをして、セクシャルウェルネスの観点でセックスやセルフプレジャーについて考えてみるのはいかがでしょうか。

 

*ドイツ連邦統計局が「ジェンダー・ペイ・ギャップ」を算出する際に使用しているのと同じ計算式で算出されています(これがマスターベーションギャップのヒントになっています)。

(男性のマスターベーションの平均回数) – (女性のマスターベーションの平均回数)

÷(男性の平均マスターベーション回数)×100

日本の場合、これは具体的には

120-28 = 92

92/120 = 0,7666

0.7666×100 = 76.6

77%に切り上げ

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「フェムテック tvアンケート 2021」
・調査エリア:全国
・調査母数:20代〜40代の男女300名
・調査期間:2021年5月4日~5月17日
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査主体:フェムテック tv
・調査機関:SHINOBIアンケート
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木川誠子
ライフオーガナイザー1級、アロマ心理の資格を保持。出版社勤務を経て2009年に独立。編集者・ライターとしての経験を活かし、ライフスタイルを仕立てる(tailor)を意味するライフスタイラーとして、美容や食など様々な角度からライフスタイルの情報を発信。ライフスタイルは感性や感覚、体験などで構築されて、ひとりひとり異なるもの。自分自身で感じた感覚を大切に、独自の体感や実感を取り入れながら、雑誌やWEBメディア、カタログなどでの執筆活動をはじめ、メーカーブランディングなども行う。また、姉妹で、完全予約制のプライベートショップ「KIRA CLOSET」を主宰し、ワークショップや食事会を企画、開催。食事会でのメニューはお手軽でありながら、さり気ないおもてなし感が特徴で、レシピは定期的にメディア掲載中。