【読者のお悩み】生理前になると不安が強くなって彼に大量メール…どうすれば止められる?
INDEX
今の自分と向き合う「ジャーナリング」とは?
「これは『マインドフルネス』の『ジャーナリング』と呼ばれる手法のひとつです。過去の経験や先入観にとらわれることなく、今のあるがままの自分自身に心を集中させ、心を整えるシンプルな方法です。書いた内容について良い悪いとジャッジしないこともポイントです。
紙に気持ちを書き出すことで、“書く”という行為に集中し、漠然としていた不安感からいったん離れて気持ちを切り替えることができます。また、思いを書き、吐き出すことで、心の負担を軽減させる効果にも期待できます」
―それなら自宅でも気軽に実践できそうですね。
「そうですね。心が漠然とした不安感やネガティブな気持ちに占領されそうになったら、その気持ちを紙に書き出してみてください。書くことで気付くこともありますし、後日、その言葉を見返してみたときに、意外と“私、なんでこんなネガティブに考えていたんだろう?”と、冷静な判断ができるかもしれませんよ」
―人に会って気持ちを話す機会が少ないコロナ渦の今だからこそ、セルフケアも大切にしたいですね。
もともとの性格も一因
「PMSの影響で心が不安定になること自体は誰にでも起こりうることなのですが、そういうマインドに陥りやすい人と、そうでない人はいるような気がします。もともとの考え方の癖や性格が、PMSの症状に影響を与えると考えられるのです」
―どういったタイプの女性が、PMSの時期に心が不安定になりがちなのでしょう?
「真面目で完璧主義者な方が多いように感じます。
そういった性格は仕事をする上ではプラスに働くこともあるのですが、無理をしてしまう人が多いのです。イライラしたり気分が沈んだりしても、外では平気なフリをしているうちに、その反動が、身近な夫や彼といったパートナーに向けられてしまうのかもしれません。自分の性格や思考回路の癖、心が不安定になりがちな時期を自覚し、無理をしすぎないことが大切です」
PMSによる心の不調は、ホルモンや自律神経の乱れから引き起こるもの。思い当たる節のある方は、これらの方法を一度試してみてはいかがでしょうか?
※1
参考:公益社団法人 日本産科婦人科医会「月経困難症」
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「生理痛が辛すぎてピルを飲み始めました①」~レディースクリニック受診編~
山名裕子先生
やまな・ゆうこ 1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。
山名裕子YouTubeチャンネル:「心の専門家チャンネル」
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