by 木川誠子

薬局での試験販売がスタート!アフターピル(緊急避妊薬)について、今知っておきたいこと<医師監修>

アフターピルがあることを知り、知識を付ける

 

「アフターピルが薬局で購入できるようになることは、心理的、距離的、金銭的なアクセスがよりよくなることだと思います。

 

妊娠への不安は女性しか感じないことだからこそ、自分の身体のことを考える力や自分の身体のことについて決定できる力を持つことが重要です。そのためにはアフターピルがあるということを知って、知識をきちんと身に付ける。そして、望まない性行為を断ること、不安を抱えている自分を許容しないことも必要です。

 

今回の試験販売では全国145ヶ所の薬局でしか取り扱いがないので、もしかしたら産婦人科のほうがアクセスしやすい場合があると思います。アフターピルは72時間以内に服用すれば妊娠の確率を下げられますので、薬局でも、産婦人科でも、アクセスしやすいほうに相談してください」

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池田裕美枝先生

 

いけだ・ゆみえ 京都大学医学部卒業。「市立舞鶴市民病院」「洛和会音羽病院」にて総合内科研修後、産婦人科に転向。現在は「医療法人心鹿会 海とクリニック 京都駅前」院長を務める。

 

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)