お悩み相談室 連載 by 木川誠子

デリケートゾーンの乾燥も原因のひとつ。雑菌が増えることで起こる細菌性腟炎って?〈医師監修〉

パートナーが変わった時は検査に行く

「細菌性腟炎の予防には、よい菌が減らないように、よく寝てよく食べる、ストレスは定期的にリリースするなど、規則正しい生活習慣を心掛けましょう。そして、洗いすぎない、保湿をするなど、デリケートゾーンのケアは適切に行ってください。おりものシートを使っている場合は、外陰部のかぶれにつながる可能性がありますので、適度に替えて蒸れないように気をつけてください。

また、性感染症の検査は現在と将来の健康のためにとても大切です。おりものが変化するなどして気になることがある場合はもちろんですが、特に自覚症状がない場合でもパートナーが変わったタイミングで検査を受けておくと安心です」

細菌性腟炎が長期化して、外陰部のかぶれが長引くと、皮膚が硬くなるなどデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなります。気になった時は早めに専門機関を受診しましょう。

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池田裕美枝先生
いけだ・ゆみえ 京都大学医学部卒業。「市立舞鶴市民病院」「洛和会音羽病院」にて総合内科研修後、産婦人科に転向。現在は「医療法人心鹿会 海とクリニック 京都駅前」院長を務める。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)