PMS/生理 by 木川誠子

その生理用品はマイベスト?生理用品、生理期間の過ごし方を見直して、より快適になった3名のリアルヴォイス

約1ヶ月に1度のペースでやってくる生理。今では、月経カップや月経ディスク、吸水ショーツといった、新たなる生理用品の選択肢も増えてきています。それぞれの生理用品には特徴があるので、自分にフィットしたタイプを選ぶことが生理期間の快適さにつながります。

でも実は、生理用品は母親の使っていたものから使い始める傾向が強く、使い慣れている安心感から同じものを使い続けるとも言われています。もしかしたら、今使っている生理用品よりも自分に合うタイプがあることを知らない可能性も。そこで今回は、生理用品や生理期間の過ごし方をアップデートした3名にお話を伺い、なぜ変えようと思ったのか、変えたことによって快適になったことを教えてもらいました。


生理用品は母親の使っていたものを使う傾向が強い

初めて使った生理用品は、母親が用意してくれたものという人も多いのではないでしょうか。生理管理アプリでおなじみの「ルナルナ」が行った、『女性の健康に関する母娘のコミュニケーション』調査によると、母親と生理について話したことがあると回答した人が全体で約80%。

その具体的な内容は、「ナプキンなど生理用品の使用方法」86.0%、「生理痛などへの対処法」40.4%、「生理周期について」21.5%という回答になっています(複数回答)。

さらに、母親と生理について話すきっかけになったことは、「自身の初潮」51.8%、「特にきっかけがない」16.3%、「わからない・おぼえていない」13.2%が上位でした。

この調査結果から、初潮を迎えたタイミングで生理用品の使用方法について説明を受けていることがわかり、その時に“母親が用意した”生理用品を使い始める人は多いと考えられます。その後、スーパーやドラッグストアなどで、自分で購入していたとしても、無意識に“いつもの”を選んでいるという場合もあると思います。

生理用品はそれくらい当たり前に、ルーティーンのように選ぶ可能性があり、意外と自分の意思が反映されにくいアイテムと言えるかも。ということは、他の生理用品を試す機会があれば生理期間がより快適になる可能性もあります。そこで、マイベストな生理用品に出会った3名の話をお届けします。

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ライフスタイラー・ライター 木川誠子(筆者)の場合:毎月違うメーカーを使ってみて、その中からベストを見つける

「初めて使った生理用品は、母が買ってきてくれた紙ナプキン。その時はなんとなく使っていて、かぶれたり、蒸れたりすることもありました。自分で買うようになってからは、毎月違うメーカーの紙ナプキンを使ってみて、かぶれないか、蒸れないかなど、使い心地を重視して、自分がいいと思ったものを選ぶように。

メーカーの違いだけではなく、紙ナプキンの中でもオーガニックタイプにしてみる、布ナプキンや吸水ショーツなども含めて、使ったことのない生理用品を一度は取り入れてみるというマインドでいろいろと試してみました。

今のベストは、吸水ショーツをメインに、多い日はオーガニックタイプの紙ナプキンか、布ナプキンを併用する形です。タンポンや月経カップは「ナプキンより快適だよ」とおすすめされることもありますが使いません。なぜなら、自分で腟内に挿入することが苦手だから。でもそれは試してみたからわかったことです。

快適さは人それぞれなので、自分に合う生理用品を見つけるにはいろいろと使ってみるのが近道だと思っています。「この間インスタで見てパッケージが可愛かったあのメーカーを選んでみよう」など、選ぶ楽しみがあるのも生理期間を快適に過ごすことにつながると思います」

『フェムテックtv』編集長 富田暁子の場合:人からのレコメンドは素直に取り入れてみる

「母が使っていたことがきっかけで、以前は紙ナプキンを使っていました。そして、経血の漏れが心配だったので羽付きがマスト!

30代半ばまでは紙ナプキンを使い続けていたのですが、環境問題の視点や、生理用品による身体の影響も考慮して布ナプキンに切り替えました。でも、ズボラな性格ゆえに、布ナプキンを洗濯することがめんどうになり、その頃出始めていた吸水ショーツを取り入れるように。

多い日は月経カップと併用することで、経血が漏れる心配もなく、心配無用で過ごせて快適です!

『ここの化粧水よかったよ』など、おすすめしてもらった美容アイテムを取り入れることがあるように、生理用品も専門家や周りの人の意見を素直に聞くことで、自分にフィットしたタイプに出会えると思います」

そして、月経困難症がきっかけでミレーナを取り入れたことが結果、生理用品のわずらわしさからも解放されることになったという場合も。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)