あなたの子宮は正しい位置にある? セルフケアで子宮バランスを整えよう!

生理前、腹部にシクシクと痛みを感じたり、生理中に下腹部がダル重くなったり。このような症状のある女性は、生理の訪れと共に、否が応でも月に1度、子宮に意識を向けるのではないでしょうか。ただ、なんとなくの位置は分かっていても、自分の子宮がどこにあるのか正確に把握している人は多くありません。でも、このような不調は、子宮の位置がズレていることが原因かもしれず、そのズレが酷くなると子宮が正常の位置より降下する「子宮下垂」、さらには膣から子宮が出てしまう「子宮脱」になる可能性も。

普段は意識されにくいけれど、女性にとってとても重要な臓器である子宮。「子宮·卵巣セルフケア」のワークショップなどを提供するボディーワーカー·馬本薫美さんに、子宮の構造やズレにつながる要因、そして自宅で簡単にできる子宮のセルフケアについて伺いました。

意外と知らない子宮の構造

通常、子宮は約レモン1個分くらいの大きさで、左右前後に走っているハンモック状の靭帯によって骨盤内に固定されています。また、横から見ると、骨盤の中で膀胱と直腸に挟まれるように位置しています。最近話題の膣トレは、骨盤内の臓器を下から支えている、尾骨から恥骨にかけての骨盤底筋群を強化することを指しており、尿道、膣口、肛門を締める働きに関係しています。

子宮の位置を探してみよう!

☑︎子宮の位置は、おへそから約3cm(指の幅23本分)程下

☑︎子宮のサイズはレモンくらい

STEP1:仰向けに寝転び、まずはおへその位置を触って確認。そこから約3cm(指の幅23本)下まで移動して、その位置をザックリ覚えておく。横になって両膝を立てると、無駄な力みも無く探しやすいです。

STEP2:腰骨を触って確認します。

STEP3:息を大きく吐きながら、深く沈む様に押してみます。

STEP3:吐く息に合わせて腹部を深く押しながら、徐々におへそへ近づけていきます。

STEP4:押しながらだんだんと身体の中心へ。何となく何か(子宮)に当たる所まで探ってみましょう。

STEP5:逆側も同様に!

左右で何か差はありましたか? どちらかの方が指が入りにくかったり、押して違和感・鈍痛がある場合もあります。違和感があった方はゆっくりと呼吸をしながら優しく触れてあげましょう。

子宮がズレるとどうなる!?

前述した通り、子宮は左右前後に走っているハンモック状の靭帯によって骨盤内に固定されています。故に、非常に動きやすい臓器であり、日常生活の中で立ちっぱなしの姿勢や、腰やお尻をぶつけるといった少しの衝撃で位置が下がったり、左右にズレてしまうことがあります。では、子宮がズレてしまうとどんな弊害が起こるのでしょうか?

子宮のズレから起こり得る症状

☑︎激しい生理痛、生理不順

☑︎便秘

☑︎頻尿、尿漏れ

☑︎オリモノの違和感、悪臭

☑︎腰痛、肩こり

☑︎ハリのない女性らしくない身体つき

☑︎女性ホルモンのバランスの乱れ

☑︎下腹部のたるみを感じてなかなか取れない

☑︎肌色が悪い、肌荒れ(=ホルモンバランスが乱れている)

☑︎性交時の痛み、SEXで気持ち良くなれない

☑︎子供がおりやすい、できにくい

☑︎子宮内膜症、子宮筋腫

☑︎更年期障害

放っておくと、「子宮下垂」さらには、膣から子宮が出てしまう「子宮脱」に!!

日常生活で子宮をズラす原因

では次に、どのような行動が子宮をズラす要因になるのかを見ていきましょう。意外とやりがちなことも多いのでは!? 

子宮をズラす原因

☑︎重いものをよく持つ

☑︎仕事のしすぎによる座りっぱなし、立ちっぱなし

☑︎加齢、運動不足による筋力低下

☑︎腰痛、肩こり

☑︎ストレスで身体がこわばる

☑︎便秘がちでよくいきむ

☑︎飛ぶ、跳ねるといった動きをよくする(ダンスや体操など)

☑︎階段の上り下りが多い

☑︎高いヒールを履く

☑︎腰回りやお尻を強く打ったことがある

子宮のズレを自分でチェックしよう!

このように、日々の生活の中で多かれ少なかれ偏りや下垂は起こり得ます。「もしかして?」と思った人も、そうでない人も、下記の方法で子宮のズレをチェックしてみましょう。

◉「子宮のズレから起こり得る症状」、「子宮をズラす原因」をそれぞれチェック

→いくつか思い当たるものがあれば子宮がズレている可能性あり。

◉左右の足の長さを確認

足の長い方に子宮がズレている可能性あり。

◉「子宮位置を探す」方法で腹部を触診する

左右どちらか、痛みや違和感を感じた方に子宮がズレている可能性あり。

子宮の位置を整えるセルフケア

子宮のズレを放っておくと、「子宮下垂」さらには、膣から子宮が出てしまう「子宮脱」になる可能性もあります。「子宮脱」になると、尿漏れや感染症のリスクが高まるなど、手術を受けないと治療が難しいのが現状です。馬本さんおすすめの、タイの伝統的施術法をベースにした簡単セルフケアで、子宮の位置をバランシングしていきましょう。

子宮の位置を整える

STEP1:仰向けになり、両手をお椀のような形にします。

STEP2:先ほど確認した自分の子宮位置を、下から包み込むように両手をあてます。

STEP3:息を大きく吐きながら、両手で子宮をすくいあげるように真ん中へ優しく押し上げます。

STEP4:位置を変えながら、何度か度繰り返します。特につっぱりや痛みを感じたり、ズレを感じた方は入念に行いましょう。

簡単なセルフケアではありますが、定期的に続けることで子宮の位置が整うだけでなく、子宮を日々、意識し癒やすことで、きっと大きな変化が訪れるはず。馬本薫美さんの提供する「子宮·卵巣セルフケア」ワークショップではさらに深くケア方法を教えてくれるほか、タイの伝統的施術法「タイ式·子宮バランスセラピー」のセッションも受けられるので、気になるかたはぜひ参加してみてください。

次回は、馬本薫美さんに卵巣ケアについて伺います!

馬本薫美氏

10代で渡英。ロンドンにて舞台美術·衣装、パフォーマンスにおけるビジュアルコンセプトを学ぶ。2009年、ドイツに拠点を移し、ベルリン、アムステルダムを中心にヨーロッパで様々なシアター·アートプロジェクトに参加。20代後半で激しく体調を崩したことをきっかけにボディーワークに目覚め、2013年より並行してボディーワーカーとしても活動を始める。現在は東京·代々木上原を拠点に認定ロルファー™️としてロルフィング®︎のセッションや「タイ·子宮バランスセラピー」などを提供しながら、「アートと健康」をテーマにリサーチ·制作を行なっている。

https://www.l-k-m-k.space/

 

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