by 木川誠子

性感帯はみんな同じ場所にある? 産婦人科医に聞いてみた

自分の身体を触ることで性感帯を探る

「自分の性感帯を知るためには、身体を触ることが大切です。パートナーとのコミュニケーションを通して性感帯を知っていくこともありますが、まずは、自分自身で触ってみてください。

例えば、ボディクリームを塗る時やデリケートゾーンのケアをする時、お風呂の時間を活用するのもおすすめです。頭から足先まで自分で触ってみて、ここはくすぐったい、ここは痛いかも……など、どう感じるかを探ってみてください」

雰囲気作りも快感を得るためには大切

「そして、自分自身の性感帯が身体のどの部分なのかを知ることにプラスして、感情的な側面についても意識してください。

例えば、いきなり性感帯を刺激されても、気持ちよくならなかった……という経験をした人もいるのではないでしょうか。男性は身体的な刺激で快感を得やすいのですが、女性の場合はその時の雰囲気やパートナーとのコミュニケーションの親密度など、さまざまな要素が快感を得ることに影響を与えていると考えられています。

だからこそ、まずは自分自身が性感帯をはじめ、気持ちよくなるために必要なことを知っておくと安心できます。そして、自分の身体と気持ちの両方で、気持ちいい、心地いいと感じている状態を大切にしてください」

山村菜実先生

やまむら・なみ 産婦人科専門医、アンチエイジング専門医、美容産婦人科医、美容皮膚科医として、東京美容クリニックに勤務。婦人科と美容を融合させた考え方で、“フェムキュア施術”を行っている。

https://tbc.clinic/

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)