
自分の腟について知ろう!
女性のカラダやココロにまつわる気になるあれこれを、美容系動画クリエイター・やみちゃんと一緒に理解を深めていく連載『やみちゃん保健室』。 今回は実はじっくり見たことがない人も多い!? “あそこ”についてのお話。
SNSなどを通じでデリケートゾーンに関しての発信も多くしている、美容外科医の櫻井夏子先生をお招きして、腟のゆるみの調べ方やケア方法をお教えいただきました。
INDEX
- PAGE 1
- セルフで腟圧を調べられるオックスフォードスケール
- PAGE 2
- セルフプレジャーが腟トレに!?
- PAGE 3
- いつでもどこでもできる腟トレ
セルフで腟圧を調べられるオックスフォードスケール
やみちゃん:今回、インスタグラムのアンケートで「自分の腟のゆるみ気になる?」というアンケートをとったところ、約80%が気になると回答がありました。そもそも、腟はなんでゆるんでくるのでしょうか?
【アンケート】自分の腟のゆるみ、気になる?
櫻井先生:腟のゆるみには主に2つ要因があると言われていて、 腟を締めるための筋肉、骨盤底筋の筋肉量が衰えるのが原因なのと、腟の壁が薄くなり中の空洞が広くなってゆるむと言う2つです。
子宮って重いので、壁が薄くなると支えきれなくなって子宮が腟から出てくる、子宮脱が起こったり、膀胱や腸が落ちてきたりということもあります。それを防ぐために、腟トレや、壁をふっくらさせるために、マッサージをして血流を良くするなど、ケアしてあげる必要があるんです。
やみちゃん:ジムに行く感覚で、鍛えなきゃ!! と思いました。でも、自分じゃゆるんでいるのか分からないから、パートナーに聞かないと分からないけど、「私ってゆるいかな?」なんてなかなか聞けないですよね。自分の腟の締まりを調べる方法ってあるんですか?
櫻井先生:腟圧計というものがあって、血圧みたいに測れる機械なんですけど、なかなか気軽に出会えるアイテムではないと思うので、自分で調べられる、オックスフォードスケールという医学的に確立された方法をお教えしますね。
セルフ腟圧の測り方
1. 人差し指と中指の第二関節までを腟の中にいれチョキのような形を作る
2. その指を閉じるように腟を締めて膣圧を測定する
診断結果
0:筋肉の動きが全く感じられない
1:わずかに筋肉の動きはあるが、収縮としては感じられない
2:確かに筋肉の収縮が認められる
3:指に抵抗を加えない状態であれば、腟が閉じるまで完全に収縮する
4:相当の抵抗を加えた場合でも、それに反して腟を閉じることが可能である
5:内診者の指が吸いこまれるような感覚で締めつけることが可能である
櫻井先生;4以上が通常、3以下の方は腟圧の低下が見られます。
やみちゃん:今晩やってみます!
櫻井先生:全然締められないって人も中にはいるんですが、力がなくて締められない方と、締め方がわからないという方もいるので、何回かやってみて意識して締めるということをイメージづけすることでできるようになったりもするので、諦めずにやってみてください。
やみちゃん:じゃあ、年齢とかはあまり関係ないんですね。
櫻井先生:関係ないです。出産経験があると、産道がゆるくなったり、骨盤底筋がダメージを受けて締めづらくなってたりもするので、産後の方にもおすすめです。
やみちゃん:友達も出産後、尿漏れがあるって言っていました。腟トレが大事なんですね。
櫻井先生:若い方だと自然に戻りやすいのですが、高齢出産される方も増えてきていて、そういう方だと放っておくと戻りにくいので、産後1ヶ月後くらいからやって欲しいです。
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