フェムテック/ケア by 木川誠子

口の中も乾燥が天敵!女性ホルモンの変化は口内環境を左右する〈医師監修〉

よく噛むことと毎食後の歯磨きが対策に

女性ホルモンの影響を受ける口内を心地いい状態に保つためには、よく噛むことと食べた後はきちんと歯磨きをすることがポイントに!

対策1 よく噛んで唾液力を高める

「女性ホルモンの変動で乱れやすくなる口内環境を守るためにも、唾液力アップが決め手になります。そこで大切になるのがよく噛むこと!ひと口につき30回を目安にしっかり噛むことでサラサラした唾液がたくさん分泌され、口内環境が整い、歯の健康を守ってくれます。さらに、口臭予防効果、美肌ホルモンを含み、お肌をキレイにする効果も期待できます。また、噛むという運動は顔周りの筋肉を効果的に動かすため、肥満予防や美しい口もと周りを作ることにもつながります。

最近はマスクをつけていることによって無意識に口呼吸になりやすく、口もと周りの運動量が減っていることもあって唾液不足が起こりやすい状況です。舌を10秒間回すなど、舌を動かすことは唾液力アップにつながるので、意識的に行ってみてください」

対策2 飲食後の歯磨きをきちんとする

「1日2~3回は歯磨きをしていると思いますが、その際は歯と歯茎の間をキレイにすることを心掛けてください。可能でしたら、歯ブラシと歯間ブラシ、またはデンタルフロスを併用することをおすすめします。

歯ブラシ1本での歯磨きの場合、歯垢除去率は約60%ですが、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで90%近くまで高まります」

口内環境の改善は、日々のケアが鍵を握ります。歯周病や虫歯のリスクを軽減することにもつながりますので、毎日の歯磨き習慣から見直してみてください。

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石井さとこ先生

いしい・さとこ 歯科医師・口もと美容スペシャリスト。歯と身体を美しく保つための食事、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。女優・モデル・アナウンサーからの信頼も厚く、歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者として幅広く活躍中。コスメキッチン限定発売のオーラルケア商品「NATURAL DROPS」監修、『マスクしたまま30秒!!マスク老け撃退顔トレ』(集英社)などの著書がある。
https://s-d-m.jp/talents/ishii-satoko/

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)