PMS/生理 by 保住ひろえ

幸せホルモン「セロトニン」を活性化する7つの方法

4.深呼吸や咀嚼etc…リズミカルな運動をする

一定のリズムを繰り返す運動は、脳を刺激して「セロトニン」を活性化する作用があると言われています。

リズム運動でもっとも手軽なのは、リズムよく咀嚼してご飯を食べる、リズムよく歩くなどです。また、ウォーキングやジョギング、サイクリング、スイミングなども「セロトニン」を活性化させる効果があるとされています。

5.定期的に涙を流して心のお掃除をする

涙は、基礎分泌、反射での分泌、感情での分泌の3つの出方があります。目にゴミが入ったときや、玉ねぎを切ったときの涙は反射での分泌で、こちらには特にメンタルへの作用はありません。

感情で分泌される涙は、その他の涙より、コルチゾルなどのストレス物質や、ナトリウムやマンガンなどのミネラルが多く含まれます。また、感情で涙が分泌されるときに、ふたつめの幸せホルモンオキシトシンやリラックスホルモンエンドルフィンが脳から分泌されます。

週末には泣ける映画を見るなど、たっぷりと涙を流して心のお掃除を。

6.アロマの香りで気分をリラックス

視覚や聴覚といった五感の中でも、嗅覚を司る嗅神経は、脳幹からダイレクトに伸びる第一脳神経。アロマの力を借りて、リラックスモードのスイッチを押すのもひとつの手。

ラベンダーやベルガモット、カモミール、イランイランなどの香りはリラックス効果があり、セロトニン分泌にもよいとされています。気軽に使えるアロマスプレーを枕やハンカチにシュッと吹きかけたり、エッセンシャルオイルを湯船に垂らしたりと、お気に入りの香りで気分転換しましょう。

7.信頼できる他者とスキンシップする

家族や恋人、友達……大切な人とのハグなどでスキンシップを習慣化すると、お互いの信頼関係が高まり安心感を得られてふたつめの幸せホルモンオキシトシンを呼び覚ますことに繋がります。

脳は錯覚させやすい器官なので、推しのアイドルやペットに癒やされたり、柔らかいクッションを抱きしめたりするなども有効です。

体内時計を整える、栄養バランスを意識する、適度に運動をする、愛あるスキンシップをする……8つ全てを同時に実践するのは、現実的には難しいかもしれません。しかし、日常生活で意識すれば、ひとつ、ふたつはトライできるはず。少しでも幸せホルモンを活性化させて心のゆらぎを安定させるために、まずは気軽にできそうなものから心掛けてみてはいかがでしょうか。

医師校正:池田裕美枝先生

 

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保住ひろえ
1993年生まれ。ファッション誌のエディターを務め、美容系IT会社のコンテンツ制作部・ディレクター兼ライターに。ビューティー&ヘルスケア系のテーマを中心に執筆中。