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そもそも『月経』がある動物は希少

実は『月経』がある動物はこの地球上に一握り。人間のほかには、一部のサル・コウモリ・ネズミだけに限られています。ちなみにイヌにも生理があると思われがちですが、これはヒートと呼ばれる発情出血。人間の生理は妊娠しなかった結果と定義すると、イヌのヒートは妊娠に備えている状態という違いがあり、人間の『月経』とは異なります。

『月経』がある動物の共通点は単胎妊娠

『月経』がある動物の共通点は、基本的には単胎（胎内に一人の胎児を持つこと）で赤ちゃんを育て分娩するということ。例えば魚類は、成長過程で淘汰されることを見込んだ多産です。つまり生物学的に考えると、人間はたったひとつの命をなんとしても産み育てなければいけません。ここに、毎月のように身体に起こる不調を上回る『月経』の存在意義があるとされています。

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保住ひろえ
1993年生まれ。ファッション誌のエディターを務め、美容系IT会社のコンテンツ制作部・ディレクター兼ライターに。ビューティー＆ヘルスケア系のテーマを中心に執筆中。