PMS/生理 by 木川誠子

自分の生理周期を知ってる?まずは自分のバイオリズムを知ることから始めてみて

10月19日は「国際生理の日」。改めて自分の生理、そして健康について考えてみて。

女性の生き方が多様な広がりを見せるなか、国立成育医療研究センターは2019年5月より、女性の健康情報サービスを行う「ルナルナ」と、女性のヘルスケア・ビッグデータ解析の共同研究を進めています。

32万人に調査し、分析した結果、年齢によって生理周期が異なることが発表されました(2020年1月頃)。

共同研究を始めた目的には、これまで十分なデータがなかった女性のヘルスケアに関する身近な疑問の解明があったようです。生理周期と年齢の関係性もそのひとつ。その関係を知る前に、みなさんは自分の生理周期を知っていますか?

※2021年2月28日に掲載した記事です。

生理周期の基本のキ

生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まるまでの期間を指します。正常な生理周期は25~38日とされ、24日以下は頻発月経(ひんぱつげっけい)、39日以上だと稀発月経(きはつげっけい)と呼ばれています。

ただこの生理周期は、1962年当時のデータを基に定められており、まだまだ解明されていない部分が多いのも事実。そのため、国立成育医療研究センターとルナルナが行っている共同研究は、現代女性にとって重要かつ、必要な情報源となりそうです。

生理周期を知っておくといい理由

生理周期は女性ホルモンの分泌で調節されていることから、個人差はあれ、一定に保たれているそうです。

生理周期が短かったり、長かったりする状態が続いている場合は、子宮や卵巣、さらにはホルモン分泌の指示を出している脳に異常がある可能性も。生理周期を把握することで、「なんかいつもと違う」と変化に気がつきやすくなり、すぐに産婦人科に行くなどのアクションも起こしやすくなりますよね。また、生理前に起きる症状にも対処しやすくなるメリットもあります。

同じく国立成育医療研究センターが発表した調査結果(2020年11月)によると、4人に1人が生理前の何かしらの症状で、仕事や家事に支障をきたしているそうです。

国立成育医療研究センターが発表した調査結果(2020年11月)

国立成育医療研究センターが発表した調査結果(2020年11月)

出典:エムティーアイ ニュースリリース(2020年11月26日)

生理周期を把握しておくと、理由なくこのような症状が起きているのではなく、女性ホルモンによるものだとわかります。原因がわかるだけでも気持ちは落ち着きますよね。

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木川誠子
出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立し、その実践の場を創造・提供している。ライフオーガナイザー1級/アロマ心理/公認フェムテックマイスター(TM)