【フェムテックtvアンケート】女性300名に調査!セルフプレジャー、膣トレ、膣ケアについて

女性の健康課題をテクノロジーで解決していくアイテムやサービスのことを指しているフェムテック。その流れが拡大していくとともに、セクシュアルウェルネス(性の健康)、セルフプレジャーなど、セクシャルにまつわる取り組みも活発化しています。そこで、「フェムテック tv」では、20~30代の女性300名を対象に、セクシャルにまつわる調査を行いました。

まだなじみが薄いことが判明!

Q.セルフプレジャーという言葉を知っていますか?

セルフプレジャーは比較的新しい言葉ともいえるので、まだまだ知られていないようです。もしかしたら、ひとりエッチ、マスターベーションといった言葉のほうがピンッとくるのかもしれません。

Q.「はい」と答えた方は、どこで知りましたか?

1位 ネットの広告、ニュース 70.5%

2位 SNS(主にTwitter) 17.6%

3位 新聞、テレビ、ラジオ 11.7%

ネットの広告やニュースという回答が圧倒的!この結果は、セルフプレジャーについて取り扱うメディアが増えたことが予想されます。これまではタブー視されていたことを考えると進歩していると言えるかも。

セルフプレジャーは、セクシュアルウェルネスを考えるうえで大切なキーワードです。

セクシュアルウェルネスとは、 “セクシャリティに対して身体的、感情的、精神的、社会的にも健康な状態であること”と、WHO(世界保健機関)によって定義づけられています。これは、喜びを感じるセクシャル体験も含まれています。

セルフプレジャーについてリサーチする、体験することは、当たり前だと認識することが、セクシュアルウェルネスへの意識を深めることになります。

徐々に普及しつつある膣トレ

Q.膣トレを知っていますか?

膣トレは、まさにフェムテックの代表格。フェムテックと一緒に広まっている印象があるため、ムーブメントの広がりが約4割の女性に知ってもらうことにつながったと考えられます。

Q.「はい」と答えた方は、どこで知りましたか?

1位 ネットの広告、ニュース 48.9%

2位 テレビ、雑誌、本 35.7%

3位 SNS、アプリ 10.2%

メディアを通して知ったという人が多いようです。少数派ではあるものの、中には職場や病院といった場所で、そして家族から教えてもらったという人もいます。それは、メディアやSNSに限定されず、膣トレについて知れる機会が増えてきているということ。トレーニングジムで知ったという回答は膣トレならではかもしれません。

膣ケア=デリケートゾーンのケア

テクノロジーを用いていないアイテムやサービスのことはフェムケアと呼ばれています。その代名詞ともいえるのが膣ケアです。

Q.膣ケアを知っていますか?

以前に比べると、メディアで取り上げられる機会が増えたこともあり、膣トレと同じくらいの認知度があるように感じていましたが、11.0%は予想よりも少ない印象です。

Q.「はい」と答えた方は、どこで知りましたか?

1位 ネットの広告、ニュース 58.6%

2位 テレビ、雑誌、本 27.5%

3位 SNS(TwitterまたはInstagram) 10.3%

やはりメディアを通して知った人が多いようです。ただ、メディアでは、デリケートゾーンのケアという言葉で取り上げられることもあるため、デリケートゾーンのケア=膣ケアだと認識されていない可能性も。もしかしたら、デリケートゾーンのケアを含めると、先ほどの11.0%という数字はもっと高くなることが考えられます。

健康維持のサポーター的役割

今回のアンケート調査では、セルフプレジャー、膣トレ、膣ケア、いずれもまだまだ認知が低いことがわかりました。ただ、セクシュアルウェルネスも含め、自分の心と身体の健康を考えた時、セルフプレジャー、膣トレ、膣ケアすべてがサポーターのような役割になってくれます。まだ知らないという人は、リサーチすることから始めてみてください。

 

【フェムテックtvアンケート】まだ浸透していなかった⁉フェムテックについて男女の意識の違い

近年、フェムテックのムーブメントが起こり、ここ最近では急速に広がっている印象があります。そこで「フェムテック tv」では、20~30代の男女各300名を対象にフェムテックについて知っているのかを調べてみました。

まさかの結果に驚愕!

Q.女性の方へ:フェムテックという言葉を知っていますか?

フェムテックはすべての女性に関わってくる言葉ではありますが、知らない人が圧倒的という結果に……。

フェムテックのムーブメントが起きていることで、専門家だけではなく、テレビや雑誌といった一般メディア、さらには知名度の高い芸能人からの発信も増えています。そして、本サイトのように、専門に扱うメディアも登場しています。

そんな中でのこのアンケート結果は、もっともっと多くの人に届くよう発信していく必要があるように感じます。

男性のほうが知っていた!

Q.男性の方へ:フェムテックという言葉を知っていますか?

フェムテックという言葉を知っている女性が5.3%しかいなかったことを考えると、男性はもっと低いことが予想されましたが、まさかの11%! 女性の約2倍の男性が知っていることがわかりました。

 

「はい」と答えた方に、どこで知る機会があったのかも尋ねてみました。

 

男性の回答

1位 ネットの広告、ニュース 44.4%

2位 職場や家族から 22.2%

3位 新聞、テレビ、ラジオ 18.5%

4位 SNS(主にTwitter) 14.8%

 

2位の「職場や家族から」という答えを除けば、日頃から目を通しているインターネットやテレビといったメディアから知ったという人が多い結果に。その点、同じ質問を女性にしたみたところ「職場や家族、病院から」と、人を介して知ったという答えが主になりました。

 

女性の回答

1位 職場や家族、病院から 41.6%

2位 ネットの広告、ニュース 22.2%

2位 SNS(主にTwitter) 22.2%

3位 新聞、テレビ、ラジオ 13.8%

SNSの使い方の違いが認知の差に?

現代人においてSNSやインターネットの存在は切り離せない関係です。ですが、今回のアンケートでは、その使い方に違いがあるように感じました。

仕事の知識につながるような情報収集として利用している場合、意識していなくてもフェムテックという言葉に触れる接点があったと考えられます。その一方で、趣味や関心事についてSNSやインターネットを利用している場合は、意識的にリサーチしない限りはフェムテックという言葉に触れる機会は少ないと言えるかもしれません。

 

フェムテックは、女性の健康課題をテクノロジーで解決していくアイテムやサービスのことを指しています。つまりすべての女性に関係すること。

 

もちろん男性にとっても同じです。家族や職場関係者など、周りにいる女性がより快適に過ごせるようになったら、男性の暮らしの質の向上につながっていくのではないでしょうか。

今後の伸びしろに期待!

今回のアンケートでは下記の項目について、男性に聞いてみました。

 

Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?

 

決して高い数値ではありませんが、関心がまったくないというわけでもないため、これからに期待ができるとも考えられます。

 

「フェムテック tv」の記事を通して、フェムテックに関心を持つ男性、さらには、自分事として考える女性が増えていくとうれしいです。

【フェムテック tvアンケート】生理に対する意識を調査

フェムテック tvでは、2030代の男女各300名を対象に生理に関するアンケート調査を行いました。その結果、生理にまつわる悩み、悩みへの対処法、そして男性の意識レベルに関してのリアルな現状がわかってきました。

月に1回、生理がない人もいる

Q.生理の有無をお知らせください

生理は基本的に1ヶ月に1回のペースで訪れるものですが、12%の人は「生理がない」と回答。ないと回答した年齢を見てみると、20代よりも30代のほうが多いことがわかります。

20代前半 10.0

20代後半 25.0

30代前半 30.0

30代後半 35.0

低用量ピルや子宮内避妊システム(ミレーナ)でコントロールしている人もいるかもしれませんし、一概には言えませんが、理由がわからないまま生理がない状態の場合は、月経異常の可能性もあるため、婦人科への受診が必要かもしれません。

生理前、生理中は不調を感じやすい

Q.生理前に身体の不調を感じますか?

Q.生理期間中に身体の不調を感じますか?

生理前、生理中にどちらも、不調を感じる人が多いことは一致しているものの、その内容には違いがあります。

【生理前に感じる不調】

1位 頭痛・腹痛 23.4

2位 イライラ 15.8

3位 肌荒れ 11.5

4位 眠気 11.0

5位 乳房のはり・痛み 11.0

【生理中に感じる不調】

「些細なことでイライラしてしまう」

「ちょっとしたことでも感情のコントロールが難しい」

「泣きたくなる」

「お腹を下す」

「偏頭痛のような痛みがある」

「ニキビが治りくい」

生理前は、どちらかというとフィジカル面の症状が多い印象があります。対して、生理中はもっと具体的な症状が表れる人が多く、ひとりひとり不調の出方は異なっているように感じます。

生理前も、生理中にも共通していること

Q.生理前の不調を改善のために服用しているものはありますか?

Q.生理中の不調を改善のために服用しているものはありますか?

生理前、生理中に不調を感じている人の多くは、改善策を講じていないことがわかりました。その理由は、症状をコントロールしにくいと感じているようです。

Q.PMSをコントロールできると思いますか?もしくはコントロールできると思う%を選んでください。

また、「なるべく薬を飲みたくない」「費用対効果が低いから」「副作用がないか不安だから」と、薬に対する不安やコストの面を気にしている人もいました。

男性の意識はまだまだ低い

一方で男性はどのように考えているのか調査してみると、関心が低いことがわかります。

Q.生理やPMSなど女性特有の健康課題について知りたいと思いますか?

圧倒的に「いいえ」が多い中で、「はい」と答えた人のその理由を伺ってみました。中には、「なんとなく」という回答もあるものの、パートナーを思う気持ち、社会問題の視点からそう感じている人もいるようです。

「自分に経験できないことなので興味、関心がある」

「奥さんや周りの人をサポートして、良好な関係を築くため」

「パートナーが生理などに困っているから」

「ジェンダー平等の第一歩だから」

「自身が雇用している従業員に関りがあるので」

オープンコミュニケーションにはまだまだ遠い

また、生理について話したことがあるのかも、男性に尋ねてみました。

Q.周りの女性と生理について話したことはありますか?

どんなときにどんな話をしたのか具体的に聞いてみたところ、「パートナーとの日常会話で」「パートナーが生理、体調不良」「きちんと知りたいから」といった答えが並びました。先ほどの関心度の高さと似たような答えが見られたことから、もしかしたら、関心がある男性は生理について話したこともあるのかもしれません。

男性の行動は二極化している

Q.周りの女性が生理中だとわかった時に意識していることはありますか? 

女性の健康課題への関心や、生理に関するコミュニケーションに比べるとやや高い結果になりました。「はい」と答えた人がどんなことを意識しているのかも聞いてみたところ、「配慮と見守る」というか「放置」の行動パターンが見られました。

【配慮タイプ】

「普段よりイライラしやすいと思うので、怒らせないようにしています」

「できる限り負担をかけないようにし、安静にさせてあげる」

「パートナーの体調が悪い時は家事を積極的に担当する」

放置タイプ

「息をひそめる」

「特に気にしない、話しかけない」

「自分でできることは頼まない。ほっておく」

生理への意識向上は必須⁉

今回の生理に関するアンケートでは、不調を感じながら対処していない女性が多いことがわかり、この点においては、まだまだ改善の余地はありそうです。そして、男性の関心の低さも浮き彫りになったことも考えると、「フェムテック tv」では、性別に関わらず、女性の健康改題に対する意識向上への大切を改めて感じています。

【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:7〉夫とのセックスレス。「身体の結びつき」がもたらす女性の心身への影響とは?

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

今回のお悩み〉

3年前に結婚した夫とこの1年ほどセックスレスです。ただ仲は良く、私も特に不満はありません。今のままでいいかなと思う反面、夫との身体の結びつきがこのまま一生なくなることにも不安を感じています。パートナーとの身体の結びつきは必要なのでしょうか?」(30代・主婦)

セックスで心が安定

「セックスレスの問題は、私が勤務するメンタルケアオフィスのクライエント様からも日々よくご相談される事案のひとつです。ただ、今回のご相談者さまの悩みは、パートナーのどちらか一方が身体の結びつきを求めているのに、一方が拒否している、というケースではないので、特に問題はないように思います。

『パートナーとの身体の結びつきがなくても大丈夫?』と、心配されているようですが、お互いに納得しての形であれば何も問題ありません。ただ、幸せなセックスが女性の身体や心に良い影響を与える、ということも確かではあるのです」(山名先生、以下同)

「幸せなセックスが女性に与える良い影響」とは、具体的にはどんなことがあるのですか?

「たとえばお互いの合意にもとづいたセックスは、不安感を軽減したり、イライラを抑制したり、集中力を高めたり……。女性の心を安定させるとも言われているんです。また、女性ホルモンも活性化されるので、パートナーとのセックスが定期的にある女性とない女性を比べると、セックスライフを楽しんでいる女性の方が更年期の症状がよりなだらかに起こる、なんて効果も認められているんですよ」

まさに心にも身体にも良いことだらけですね。

「ただ、だからと言って無理にセックスをする必要はありません。前述したような効果はセックス以外の方法でも得ることができるからです。現状、仲の良いパートナーの存在があって、お互いに望むのであれば、無理のない範囲で定期的に行うことはけっして悪いことではない、というだけなのです」

「セックスしたい」と言えない男性たち

「お互いが納得したうえで『私たちには必要ないね』となったのであれば、無理にセックスをする必要はないのですが、大切なのは、そのことに関してのパートナーの考えをさりげなく聞き出すことなのです。と言うのも、たとえば女性が『私たち、セックスはしていなくても仲良しだし問題ないよね』と思っていたとしても、実は相手の男性の本心は違っていたりするパターンもあるからです」

なるほど。たしかに「暗黙の了解」でお互いの総意がとれていると思い込んでいる人も多そうですよね……

「男性側は妻との身体の結びつきを望んでいるのに、妻に何度か断られるうちに、いつしか本音を封印してしまった、というケースも少なくありません。その最たるパターンが、妻の産後です。女性は出産や育児によって身体へのダメージや睡眠不足が続き、産後の数か月から数年にかけて、セックスに気持ちが向かなくなってしまう方も多いようです。産後のホルモンバランスの乱れが影響を与える場合もあります。

その期間に夫からのセックスを拒否し続けたことがきっかけとなり、以降セックスレスになってしまうご夫婦も多いように思います」

夫としても、理由が理由なだけに「本当はもっとセックスがしたい』とは言い出しづらいのかもしれませんね。

「そうですね。ただ、そこが一端となって夫婦仲に亀裂が入ってしまう場合も多々、見受けられるのです」

セックスの話をしよう

「そこで大切なのが、セックスに対するお互いの本音をさりげなく伝え合うことです。とは言っても、なかなか普段の生活の最中に、『最近セックスをしていないけど大丈夫?』と、切り出すのも難しい場合が多いかもしれませんよね」

たしかに「そんな話題を振って、気まずくなりたくない」と思ってしまいそうです。

「そんな場合には、それぞれが日頃なかなか言えない自分の気持ちを伝えやすい環境で2人の時間を作る努力が必要です。一緒に暮らしていたり、長く付き合っているパートナーとも、たまには待ち合わせをして外でデートをしてみたり、ホテルに泊まったり……。非日常感を味わえる雰囲気作りを心掛けてみてください」

ただ、小さなお子さんを育児中のご夫婦の場合、2人きりの時間を作るのは難しいかもしれませんね。

「そうですよね。でも、たとえば子供を寝かしつけた後のわずかな時間でもいいんです。一緒にお酒を飲んだり、テレビを観たりして、夫婦だけの時間を作る努力をまずは心掛けてみてください。日常とは少し雰囲気を変えたムードの中でなら、セックスライフの話も気まずくならずに切り出せるかもしれませんよ。

ただ、セックスについて何度も回数を重ねて話し合いすぎてしまうことには注意が必要です。なぜなら、それが原因となってセックスレスに発展してしまうケースもあるからです。セックスに関して深い話をしすぎることがマイナスに働くこともあるので、2人で1度話し合ってみても解決策が見いだせないようであれば、第三者をはさむカップルカウンセリングもおすすめですよ」

PMSPMDDの症状緩和にも

「人の心と身体は、自分が思っている以上に密接に繋がっており、影響し合っているのです。セックスを含むパートナーとの時間のなかで心が満たされれば、ストレスが軽減され、ストレスが減れば自律神経やホルモンバランスも整います」

心と身体、両方の健やかさが大切なのですね。

「その通りです。また、たとえばPMSPMDDの症状で精神的に不安定になりがちな方や、生理前になるとパートナーとのケンカが増えてしまいがちな方は、日頃から心が安定した状態にあることで、それらの辛い精神症状が軽減されることもあるのです。

お互いの同意にもとづいたセックスライフを送ることで、愛する人に求められ、大切にされている、という幸福感が女性の心身に良い影響を与えることは間違いないのですが、セックスがあってもなくても、最も大切なのはパートナーとのコミュニケーションだと言うことを忘れないでください」

日本人は性やセックスに関する会話を避けがちな傾向がありますが、どちらかが我慢をしている状況では、いつか綻びが生じてしまいます。自分たちなりのセックスライフをパートナーと見つけられたらステキですね。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

山名裕子YouTubeチャンネル:「心の専門家チャンネル

コロナ禍でストレス増!PMSや生理への影響とその改善策を産婦人科医のえんみちゃんに聞く

現代人は忙しくストレスフルと言われている中で、長引くコロナ禍もあり、心身ともに負担が大きくなっているのではないでしょうか。その影響を受けているからなのか、疲れやすくなっていたり、PMSや生理の症状に変化が出てきているという人もいるかもしれません。

子宮や卵巣がストレスに影響される理由

PMSや生理(月経)の症状はひとりひとり異なります。その前提があったうえで、ストレスによって生理不順が起きたり、ホルモンバランスだけではなく、複合的な要因で起こると言われているPMSへの影響も否定はできないと思います」と、教えてくれたのは、中学校、高校などで性教育の講演を行い、えんみちゃんの愛称で知られる産婦人科医、遠見才希子先生。

PMSや生理に関係している女性ホルモンは、脳からの命令によって卵巣から分泌されています。その際、身体の仕組みとして、脳にある視床下部から脳下垂体、卵巣という流れを辿りますが、この視床下部がストレスの影響を受けやすいと言われています。そのため女性ホルモンの分泌にも変化が起こり、いわゆるホルモンバランスの乱れによって生理不順につながる場合も。

一概にストレスといっても、コロナ禍という状況に限らず、食事や運動、体重の変化など、日常生活の中にあるさまざまなことが影響してきます。子宮や卵巣がそのような影響を受けてしまうのは、同じ臓器でも心臓や肺とは違い、直接的に生命維持にかかわっていないからです。だからこそ、ちょっとお休み状態になったり、命令を出すのが遅れたり……と、ストレスによる変化を受けやすいと考えられています」

生理周期は28日とは限らない

ストレスの影響によって、生理不順が起こる可能性も否定できないことがわかりましたが、その前に自分の生理周期は知っていますか?生理は身体のバロメーターといえるので、まずは判断材料となる生理周期を知っておくことは大切です。

「生理周期は28日というイメージが強いですが、正常な周期は24日から38日と、意外と幅があります。たとえ28日周期でなくても、生理不順には該当しませんので、安心してください。

自分の生理周期を知ったうえで、24日から38日の正常範囲を超えて、短い周期になってしまっている、長い周期になってしまっているときは、ストレスなどの影響を受けているかもしれないと、気に掛けるきっかけにしてもらうのがいいと思います。また、生理不順をコントロールする低用量ピルや子宮内避妊システムといった選択肢もあるので,産婦人科で相談してもらえたらと思います」

PMS日記で症状の変化を見つける

生理前から生理中にかけて、イライラしたり、落ち込みやすかったり、むくみやすかったり……と、心身共にいろんな症状が出てくるのが、月経前症候群=PMS

PMSの症状が表れるのは、女性ホルモンの影響とも、それ以外の要因も合わさって複合的に起きているとも言われていて、これといった原因はいまだにわかっていません。どんな症状が表れるかなど、傾向と対策はひとりひとり異なります。そのため、自分のPMSの症状を把握することも治療のひとつです。

日記を書くように、手帳やアプリなどにPMSの症状を記録していきます。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と続けて記録することで、生理の何日前からイライラしやすくなって、何日前にはむくみがひどくなるなど、だんだん傾向がわかってきます。

傾向がわかると、今は生理何日前だから、プライベートの予定は入れず、家でゆっくり過ごそう。PMSの症状が表れる前に大変な仕事を片付けておこうと、すべてをコントロールすることが難しくても、何かしらの対策がとれることもあります」

自分の身体を知って対策する

ストレスの受け方も、PMSや生理の症状もひとりひとり異なることを考えると、やっぱり自分の身体を知ることが改善への第一歩。

社会的に変化が起きやすくなっているからこそ、自分の身体を知ることが重要に。まずは自分の生理周期を知ること、そしてPMSの症状を記録してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

遠見才希子氏

えんみちゃんの愛称で知られる産婦人科医。大学時代から全国の中学校、高校などで性教育の講演を行っている。子どもと一緒に性教育について考える絵本『だいじ だいじ どーこだ?』(大泉書店)も話題。

twitter@emmi__chan

痛み止めを飲むタイミングは?意外と知らない生理のこと

正常な生理周期は?痛み止めは飲むタイミングは?そもそも痛みが起きるたびに飲んでもいいの?など、毎月、訪れる生理について、気になることだけではなく、意外と知らないこともあるかも。そこで、えんみちゃんの愛称で知られる産婦人科医、遠見才希子先生に生理の疑問について教えていただきました。

生理の始まりから生理周期

「初経を迎える平均年齢がおよそ12歳。そこから12年かけて排卵を確立していくので、初経を迎えてから生理(月経)が半年間こないこともあるくらい、その間の生理は不順です。そして、排卵が確立されてから生理痛が出始めます。そのため、今よりも、中学生、高校生の頃に生理痛が強かったという人もいると思います。

成人してからも生理の症状には個人差があります。生理周期といえば28日というイメージが強いからか、28日周期でないと生理不順だと思っている方もいますが、そうではありません。正常な生理周期は2438日と、幅があるため、自分の生理周期を知っておくことが大切です。自分の生理周期を知ったうえで、短くなったり、長くなったりしていないかを把握してみてください」

毎月、生理があることがいいとは限らない?

毎月、周期通りに生理がくると安心しますが、気を付けておきたいこともあります。

「現代女性は、生涯450回くらい生理があると言われています。妊娠・出産回数が多く、生涯で50回という時代もあったと言われており、個人差はあるものの現代女性には生理に関する負担の増加が考えられます。

生理は基本的に、毎月あり、子宮内膜がはがれることで腟から体外に出ていきます。しかし、子宮内膜の一部が逆流して卵管や卵巣、骨盤の中に入ってしまい,それが子宮内膜症の原因になるという説があります。子宮内膜症は生理の回数が蓄積されるほど進行していきます。

そして、排卵による刺激の蓄積などによって、将来的に卵巣ガンにかかわってくるとも言われています。生理がある女性は誰もが、子宮内膜症、卵巣ガンなど、女性特有の病気のリスクを抱えていることになります。

こういう話を聞くと驚いてしまうかもしれませんが、知識として得ておくことは大切です。自分の身体に起きるかもしれないことを知っておくことで、生理をコントロールするために低用量ピルや子宮内避妊システム(ミレーナ)を取り入れてようかなと、自分の身体に関する選択を考えるきっかけになりますよね」

慢性的な貧血は要注意!

例えば、経血量が多い過多月経の場合、医学的には1回の生理周期で150mL以上という目安の数字はありますが、自分で測るわけではないのでわかりにくいですよね。なので、下記のようなことが判断材料になります」

レバーのような塊が続いている

多い日用のナプキンが12時間でいっぱいになる

おむつを使いたいと思うくらいの経血量がある

健康診断などで、貧血を指摘されたことがある

「生理による慢性的な貧血に身体が慣れてしまって症状を自覚していないという人もいますが、生理がある年齢で、健康診断で貧血を指摘された場合は、生理が原因になっていることが多いです。立ちくらみ起こすなど、貧血っぽくなるのがお決まりという人も、経血の量が多い可能性があるため、産婦人科の受診をおすすめします」

経血量が多くなる原因として子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあります。いつものことだからと、そのままにするのではなく、一度受診をしてみましょう。

痛み止めはタイミングが重要!

生理痛は我慢するもの、痛み止めは耐性ができるから飲みすぎるのはダメと、言われたことがある人もいるのではないでしょうか。遠見先生は、「生理痛があるときは、痛みを我慢せず、痛み止めを飲んでください」と話してくれました。

「痛み止めを飲むときに意識してほしいのは、飲むタイミングです。

痛み止めの作用は、起きている痛みを抑えるのではなく、痛みが作られる過程をブロックすることです。痛くなってからではなく、痛くなりそうだなと思ったら飲んでください。もしくは、毎回、生理2日目に痛みが出るという人は、生理が始まった1日目から飲んでも問題ありません。

そして、パッケージに書かれている用法、用量の範疇であれば、薬の効果が切れたと感じる前に飲んでも、飲みすぎにはなりません。

飲むタイミングを意識することで、痛みの感じ方、生理期間の快適さは変わってくると思います」

ただし、あくまでも対症療法にすぎないので、痛みが取れたからといって、子宮や卵巣に問題がないと言い切れるわけではありません。生理の悩みなど心配なことがあればいつでも産婦人科を受診してください。また、セックスの経験がある20歳以上の女性は定期的な子宮頸がん検診の対象になります。

身体の自己決定をするための知識を得る

「なによりも大切なのは自分の身体は自分のものだということです。

中学校、高校の性教育の講演で,自分の身体は誰のものかを聞くと、自分のものだよと生徒たちは答えます。当たり前のことなのに、普段なかなか意識する機会がなかったり、生理や性に関することは個人の経験談で話されることが多く、勝手に決めつけられてしまったりすることもあるかもしれません。自分の身体は自分のものだから、自分の身体のことは自分で決めていいんです。

一人ひとりのセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツ(性と生殖に関する健康と権利)が尊重されるためには、生理をはじめ、PMS、セクシュアルウェルネスなどの知識が得られ、個人だけでなく社会全体で問題が共有され、性教育や社会のシステムが整備されることも必要だと感じています」

遠見才希子氏

えんみちゃんの愛称で知られる産婦人科医。大学時代から全国の中学校、高校などで性教育の講演を行っている。子どもと一緒に性教育について考える絵本『だいじ だいじ どーこだ?』(大泉書店)も話題。

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【フェムテック tvアンケート】生理前、生理中、不調を対処しない人が多いのはなぜ?

2030代の女性300名を対象にアンケート調査をしたところ、生理前、生理中に何かしらの不調を感じる人が7割以上いることがわかりました。それと同時に、不調を感じても対処しない人が多いことも判明!

生理前から生理中にかけての不調は当たり前!?

Q.生理前に身体の不調を感じますか?

Q.生理中に身体の不調を感じますか?

生理前、生理中、それぞれに不調を具体的に見てみると、このような症状が表れているようです。

【生理前】

頭痛・腹痛 23.4

イライラする 15.8

肌荒れ 11.5

【生理中】

腹痛 60.6

下痢または便秘 30.3

眠気 29.8

PMSはコントロールが難しい!?

それと同時に、不調を改善すために市販薬や漢方薬などを服用しているかどうかを聞いてみたところ、これまた70%を超える人が何もしていないと回答しています。

Q.生理前の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

例えば、ケガをした場合、消毒をして、バンドエイドを貼るなどの処置をとると思います。でも、生理前、生理中の不調に関しては、市販薬や漢方薬、ピルなどを服用して対処しているのは全体の26%しかいません。不調をそのままにしている理由としては、その症状をコントロールしにくいと感じているからのようです。

Q.PMSをコントロールできると思いますか?もしくはコントロールできると思う%を選んでください。

もっとも多いのは、全体の45%を超える「PMSをコントロールできると思わない」という回答。「いつものことだから」と、諦めモードということなのかもしれません。この傾向は、生理中に起こる不調に対しても見られます。

不調をそのままにする理由

Q.生理中の不調を改善のために何か服用しているものがありますか?

生理前の不調に比べると、やや低いものの「特になし」と答えた人は63%。その具体的な理由を見てみると、このような意見がありました。

・なるべく薬を飲みたくないから

・我慢できる程度だから

・何を服用したらいいかわからないから

・副作用がないか不安だから

・費用体効果が低いから

薬に対する不安やコストパフォーマンスを気にしている人もいれば、「わからない」と知識不足を感じさせる回答も。

健康意識が高いほど、パフォーマンスがよくなる

不調が起きたとしても、37日の生理期間、生理前も含めると約2週間をやり過ごせば大丈夫と思うかもしれません。ですが、1ヶ月のうちの半分は不調を感じながら過ごすことになり、それが毎月訪れると考えると自分が思っている以上にストレスがかかっている可能性も。

現に、経済産業省が2019年に発表している『健康経営における女性の健康の取り組みについて』の中では、生理に伴って起こる症状による労働損失は4911億円と試算されています。

あまりに大きな金額でピンとこないかもしれませんが、確実に、不調による損失は生まれているといえます。それは、社会や会社全体の取り組みだけではなく、女性自身の知識不足が一因となっていることもわかってきているのです。

日本医療政策機構による『働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)』では、ヘルスリテラシーが高い女性のほうが、仕事のパフォーマンスが高いという調査結果が示されています。

この結果は、仕事だけではなく、家事との向き合い方やパートナーとの関係性など、生活の中にあるさまざまな事柄にも、同じことがいえるのかもしれません。

自分の身体について考えてみる

生理前、生理中に身体や気持ちが示している不調に対して何もしないのは、自分の大切な身体のことをおざなりにしているともいえます。もしかしたらその不調には、病気が隠れている可能性もあることを考えると、きちんと調べて、必要ならば専門機関に相談することも選択肢のひとつです。自分の身体をケアするのは自分であることを意識していきたいですね。

ぜひ、不調を解消するための知識を得ていくことを心がけてみてください。自分の身体と向き合い、知っていくことは、ヘルスケアのひとつ。そして、ヘルスリテラシーの向上や毎日の暮らしがよりハッピーになることにもつながっていきます。

膣の健康維持のカギを握る?今、話題の乳酸菌でデリケートゾーンケア

フェムテックの流れが広がり、さまざまなサービスやアイテムが登場しています。そんな中、女性特有の悩みにアプローチできるかもしれない成分として、乳酸菌への注目が高まっています。

腸と同じように膣にもフローラがある

腸内フローラという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。腸内に生息する数百種類、数百兆個の細菌が花畑のように広がっていることから、フローラと呼ばれるようになったと言われています。

膣内にも、腸と同じように善玉菌、悪玉菌など細菌が生息しています。細菌が存在しているからこそ、デリケートゾーンはトラブルが起きやすいともいえるのです。

医療事業や機能性食品を展開する帝人株式会社が、『女性特有の悩みに関する調査(※1)』を実施したところ、実に90%近い人が、1度でもデリケートゾーンに悩みを感じたことがあると答えています。

Q.デリケートゾーンに悩みを感じたことはありますか?

その悩みとして多いのは下記の通りです。

かゆみ 72.2

ニオイ 44.1

蒸れ 39.9

おりものの状態 35.2

かぶれ 33.4

黒ずみ 16.9

気になる症状に対しては早めに対処したほうがいい場合もあります。例えば、32%の人が気になると答えている「おりものの状態」。もし、魚のような生臭さがある、色が灰色っぽい、粘り気がなく水のようにサラサラしている、量が急に増えたといった変化が出てきたのならば、細菌性膣症の可能性が考えられます。しかも、細菌性膣症にかかる人の半数以上は無症状という報告もあるそうです。

出典:「性感染症 診断・治療 ガイドライン2016

そのため、おりものの状態をはじめ、デリケートゾーンに対する意識を高めてセルフチェックを行い、変化を感じ取れるようにしておくことが大切。

細菌はバランスが重要!

かゆみやニオイなどのトラブルが起きてしまうのは、膣内フローラが乱れている証拠。ストレスやホルモンバランス、抗生物質の服用など、さまざまなことが要因となって、いい働きをする善玉菌よりも、悪さをする悪玉菌が増えてしまっている状態です。もしかしたら、良かれと思って行っていた膣の洗浄が過剰となって、悪玉菌が増えてしまっている可能性もあります。

とはいえ、善玉菌が多ければいいというわけではありません。あくまでも、善玉菌と悪玉菌、どちらの細菌も優位になることなく、バランスのいい状態を保っていることが重要です。

膣内フローラを整える乳酸菌とは?

乳酸菌にはさまざまな種類がありますが、その中でも、「乳酸菌,GR-1」と「乳酸菌,RC-14」は、膣内に定着することから、フェムテックの分野で注目されています。

【「乳酸菌,GR-1」の特徴】

膣内に定着する

生きて腸および膣まで届く

悪玉菌を抑制するバクテリオシン様物質を産生する

膣内フローラを正常に保つ

「乳酸菌,RC-14」の特徴

膣内に定着する

生きて腸および膣まで届く

悪玉菌を抑制する過酸化水素を産生する

膣内フローラを正常に保つ

この2種類の乳酸菌をバランス良く配合したものが「乳酸菌UREX(ユーレックス)(※2)」と呼ばれ、膣内フローラを整える働きが期待されています。デンマークにあるバイオサイエンス企業によって発見された乳酸菌で、日本でも本格展開が始まりました。注目される理由には3つ挙げられます。

理由1. 他の乳酸菌に比べると、膣内の滞在時間が長い

理由2. 乱れた膣内フローラが改善

理由3. 膣内フローラのいい状態を維持

「乳酸菌UREX」が膣内に長時間滞在することで、状態がいい場合はそれを維持し、状態が不安定な場合は改善していくことがわかっています。

乳酸菌UREX配合のアイテムも登場!

フェムテック業界注目の成分「乳酸菌UREX」は、テクノロジーを用いず、女性の健康課題を解決するフェムケアアイテムにも取り入れられています。

ミライト 乳酸菌UREX60粒)¥2,970ミライト

さらには、乳酸配合(※)のジェルで膣内を洗う、膣洗浄器もあります。不規則な日が続いたり、ストレスを感じたときに肌が荒れることがあるように、膣内も乱れています。そんなときに膣洗浄器を取り入れるのがおすすめです。

※洗浄液を弱酸性にするためのpH調整剤として

インクリア(3本入)¥1,320(ハナミスイ/問い合わせ03-6304-5986医療機器認証番号:225AFBZX00021000

アプリケーターを膣内に挿入し、ピストンを押し出して洗浄液を注入します。弱酸性のジェルが膣内にゆっくりと広がり汚れなどを排出してくれます。毎日のスキンケアのように、デイリーユースすることで、膣内を清潔な状態に保つサポートをしてくれます。

デリケートゾーンに関する悩みは、まだまだ相談しにくいところある分、日々の暮らしの中で取り入れられるケアアイテムがあると心強いですよね。

乳酸菌もデリケートゾーンケアの味方に

フェムテックの広がりとともに、「これまでよりもデリケートゾーンへの意識も高まっている!」という人もいるのではないでしょうか。きちんと向き合うことで、ちょっとした違和感や変化に気が付きやすくなります。特に、湿度や気温が高い時期は、デリケートゾーンにトラブルが起きやすくなる傾向があるため、清潔さを保つ意味でも、目的に合ったアイテムを味方につけながらケアをしてみてくださいね。

(※1

調査名:女性特有の悩みに関する調査(帝人株式会社)

調査機関:2021514日~2021517

対象者:2050代の全国の女性1000

(※2

UREXはクリスチャン・ハンセン社の登録商標です。

【今月のFな人】第2回:須田亜香里さん×高橋怜奈医師〜後編〜「アイドルはいつまで続けられる……!? ライフプランと妊娠・出産」

ファンとの距離感が近いことで有名な須田さん。そんな彼女のファン達から、最近は「結婚や出産を考えたら、もう卒業した方がいいんじゃないの?」という心配の声が多く寄せられるんだとか。確かに女性のライフプランにおける妊娠と出産はすごく重要な話。須田さん本人も、ファンからの声で真剣に向き合い始めたそう。今回の【今月のFな人】は、女性のライフプランと妊娠出産について、須田亜香里さんが高橋医師と考えてみました。

キャリアを考えると、まだ妊娠は現実的でない……

須田亜香里さん(以下須田さん):私、もうすぐ30歳になるんですが、最近ファンの方が「将来子供が欲しいのなら、体力的なこともあるから……アイドル続けて大丈夫?」と心配してくれているんです。私自身は、そこまで深く考えていなかったのですが、ファンの方々からの心配の声で将来のことが気になり始めました。

高橋先生:面白いファンの方たちですね(笑)。

須田さん:普通、アイドルのファンって結婚や出産にはマイナスイメージを持っていると思うのですが……12年アイドルとして活動していたので、私のファンの方々は家族のような感覚で私の将来設計が心配なんだと思います(笑)。

高橋先生:そうなんですね。須田さん自身は妊娠・出産についてどう考えていますか?

須田さん:絶対に子供が欲しいとか、いますぐ欲しいとは思っていないんですよね。でも、年齢的に適齢期と言われている年齢が迫っているのは感じていて……。自分の妊娠の確率を調べられる検査ってありますか?

妊娠の確率は、女性の体だけの問題ではない。男性との相性も大きく関係する

高橋先生:そうですよね。須田さんのようなアイドルの方でなくとも、女性が自分のキャリアプランを考えた時に、妊娠や出産・子育ては難しい課題になりますよね。ただ、今の状態での妊娠適応検査はおすすめできません。妊娠するためには、女性だけではなくて男性の精子が必要です。相手の男性との相性によっても変わるので、妊娠の確率は、女性の体だけではわからないんです。例えば、元パートナーとは子供がつくれなかった女性も、再婚をして、新しい旦那さんとはすぐに妊娠ができた。ということも良くあります。ですから、子宮や卵巣がまったく無いというような状況以外では、妊娠の確率は正確には測れないんです。

須田先生:難しいー! そうか……。相手との相性もあるんですね。

高橋先生:そうなんです。なので、今は妊娠を考えていなくても、妊娠をしたいと考えた時に、妊娠をしやすい体にしておくということは、今からできるケアとして大切だと思います。

須田さん:確かに! 将来的に子供が欲しくなった時に、後悔しないようにできるなら嬉しいです。

絶対に子供が欲しい場合は、やっぱり早めの妊活が◎

高橋先生:そうですね。まだ悩んでいるのであれば、今からできるケアはやっておいた方がいいかと思います。その第一歩としては、まず子宮頸癌などの定期検診はしっかり行くようにしましょう。そして、ピルも将来的な妊娠のケアにおすすめです。ピルを飲むと排卵が止まるんです。排卵が行われないと、卵巣の壁をきれいに保つことができるんです。排卵は、卵巣の壁を突き破って行われるので、その分卵巣の壁へのダメージも大きいんですよ。排卵を繰り返して卵巣の壁が傷つく回数が増えると、本当に排卵したいときに卵巣の壁が硬くなって排卵しづらくなってしまう可能性があります。なので、妊娠の予定が無いのであればピルで排卵を止めて、卵巣の壁をきれいに保ち未来の妊娠に備えるということも今できることの一つです。

須田さん:なるほど! ピルにはそんな効果もあるんですね。

高橋先生:そうなんです。あとは生理がきちんと月に1度来ているか。気になる不調はないか。などは一つの目安になっているので、気になることがあれば婦人科を受診するようにしましょう。

須田さん:女性が人生で排卵できる回数って決まっていると聞いたのですが、本当ですか?

高橋先生:本当です。平均的に12歳ぐらいから生理が始まって、50歳ぐらいで閉経をするので、大体決まっています。ただ、ピルやホルモン療法で排卵を止めていたからと言って、その人の閉経が伸びるわけではありません。

須田さん:卵子は新鮮には保たれるということですか?

高橋先生:新鮮には保たれません。排卵を止めていると、排卵はされませんが卵子の年齢は自分の年齢と共に歳をとっていきます。個人差はありますが、平均的に35歳ぐらいから卵巣機能が低下していきます。

須田さん:卵子って老化するんですか!?

高橋先生:そうなんです。私達が歳を重ねるように、卵子も老化するんですよ。女性は生まれた時が、一番卵子の数を持っています。しかし、その卵子の数も月日が経つにつれてどんどん減っていくんです。卵子の減少は生理が始まる前から始まります。よくピルを飲んでいると卵子の数が減らないと思っている人がいらっしゃいますが、排卵されなくても、卵子はどんどん減ってしまうんですよ。排卵をしなかった卵子は、体に吸収されて消滅してしまうんです。

須田さん:え!? 体に吸収されちゃうんですか!?

高橋先生:そうなんです。卵子は年齢とともに減っていきますし、老化もしますから、年齢的には早く妊活をした方が妊娠しやすいと言われているんです。

須田さん:年齢とともに確率は下がるのかぁ。妊娠を含めたライフプランを考えるって本当に難しいですね……

高橋先生:確かに、30歳後半から妊娠率は低下します。ただあくまで目安なので、40歳を超えてもすんなり妊娠している方もいらっしゃいます。今からできるケアを心がけて、自分が後悔をしない選択をすることが大切だと思います。仕事をみっちりやっていて、子供を産まない選択をしても、ご本人が納得しているのなら何も問題はないですよね。ただ、キャリアも積みたい、妊娠も絶対したい!という強い希望がある場合は、早めに妊活を提案することもあります。

須田さん:そうですよね……。私は最近やっと、子供がいる人生の選択肢に気づいたばかりなので、今すぐいろいろ決めることは難しいなって改めて思いました。アイドルには年齢制限があると思っていたけど、最近はそんなこともないのかな? と感じることも多くなってきたし、まず自分にとってどの選択肢が一番幸せなのか、しっかり考えてみないといけないですね!

高橋先生:それが一番大切ですね。

須田さん:どちらにしても結婚や出産は、グループを卒業してからだと考えています。卒業も、できればこのコロナ禍が落ち着いて、また握手会や声の出せるライブができるようになってからしたいなって思っています。でも、それを言うとファンの方にまた心配されちゃうんですけど(笑)。みんな本当に愛情を持って応援してくれているからこそ、本気で心配してくれてるんだと思います。

高橋先生:もし将来、子供が欲しいという考えがあって保険をかけるのであれば、卵子凍結という方法もありますよ。これも絶対に希望のタイミングで妊娠できるという訳ではないですが、一つの安心材料としておすすめです。

須田さん:そっか、卵子の凍結もありますね! あとは、もう少し手軽にできる妊娠準備はありますか?

高橋先生:バランスの良い食事を心がける、などを耳にすることがよくありますが、一日何品食べる、のように細かく気にしなくても大丈夫です。一般的に良いとされる健康的な食事と生活習慣を守っていれば問題ありません。ただ、喫煙している場合は禁煙をお勧めします。。卵巣の機能を下げますし、老化や子宮頸癌のリスクも高めてしまうんです。。でも、基本的には一般的なバランスのいい食生活と睡眠を心がけていれば大丈夫です。

須田さん:難しいことはないんですね!

まずは定期的な婦人科検診で不調を放っておかないこと

高橋先生:人間にとって一番大切なことは生きることで、妊娠や出産は本来、絶対に必要なことではないんです。なので、急な体重の減少などで飢餓状態になってしまっている時は、まずは命を優先させるために生理が止まることがあります。それは動物の防衛本能なんです。なので、食事や睡眠に気をつけて、生理がきちんときていること。太りすぎない、瘦せすぎないことに気をつけて、健康体でいることが一番大切です。

須田さん:なるほど! では、特に栄養素なども気をつけなくていいですか?

高橋先生:妊活中の方に葉酸やビタミンDをとるようにお伝えする事もありますが、、特に妊活中でなければ、普通のバランスのいい食生活をおくっていれば問題ないかと思います。もし心配であれば、ドラックストアでマルチビタミンを購入して、毎日飲むだけでも大丈夫ですよ。

須田さん:ありがとうごいます! いろいろお話しを聞けて勉強になりました! 子供が欲しいのか、いつまでアイドルを続けるのか、まだハッキリと決められたわけではないですけど。自分のライフプランを考えながら、まずは検診を受けて健康的な生活を心がけます! 

須田亜香里氏

200911月にSKE483期生としてメンバーに加入。現在はSKE48チームEリーダーを務める。握手会での神対応が話題で「握手会の女王」とも呼ばれている。 また、持ち前のトーク力でバラエティやワイドショーに出演。その他にもラジオや新聞連載等、SKE48の中心メンバーとして多方面で活躍中。

高橋怜奈氏

東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。医師であり、プロボクサー。産婦人科YouTuberとしても活動。自身のSNSをはじめ、テレビや雑誌などで女性のデリケートな悩みに答える。

YouTube:産婦人科医YouTuber高橋怜奈

【今月のFな人】第2回:須田亜香里さん×高橋怜奈医師〜前編〜「須田さんも緊張してしまう…! 婦人科の内診がやっぱり怖い!」

連載2回目となる今回は、女性の味方である婦人科のクリニックについて。生理前の肌荒れに長年悩んでおり、PMSでの肌荒れと言うこともあり婦人科へ通うことも考えているという須田亜香里さん。でもあの独特な雰囲気と内診がどうしても苦手なのだとか。何回通っても緊張してしまう婦人科へ気軽に足を運べるようになる心構えを、高橋先生に教えてもらいました。

長年悩んでいる生理前の肌荒れも、婦人科を受診すべき?

須田亜香里さん(以下須田さん):婦人科系の悩みは、実はいろいろあるんです……! 先生、今日はよろしくお願いします! 私は生理前の肌荒れがひどくて、昔は顔全体が荒れていました。今はだいぶ落ちついたのですが、それでも生理前になると顎周りにできものができてしまうんです。映画の撮影の前に大きなものができて、顔の輪郭まで変わってしまったり……。実際に仕事へも影響が出てしまっているので対処をしたくて。

高橋先生:毎回生理の前に起こっているのなら、排卵後の女性ホルモンの変動が関係しているかもしれませんね。女性ホルモンは、排卵後にすごく変動するため、その変化によっていろいろな体調不良を感じる女性が多いんです。肌荒れもPMSの一つの症状なんですよ。他にもむくみだったり甘いものを食べたくなることも、排卵後の女性ホルモンの変化が原因と言われています。排卵は赤ちゃんをつくためには必要不可欠なものですが、赤ちゃんを産まないのなら必要のない現象なんです。なので、今は妊娠を考えていないのであれば、ピルで排卵を止めることもおすすめですよ。ピルを飲むことで、女性ホルモンの変化がなくなり、肌荒れや生理前のイライラも改善できるはずです。

須田さん:ピルが生理前の肌荒れに良いという話はよく聞きます! でもちょっと怖い印象があります。以前友達が、海へ行くために生理日をずらすピルを飲んだのですが、その後ピルを飲むのを止めたら、ニキビが一気にできてしまっていたんです。それを見てしまったので、ピルは飲んでいる時はいいけど、止めたあと大変なんじゃないかな?と少しネガティブなイメージがついてしまいました。

高橋先生:おそらく、お友達がその時飲まれていたピルは、中用量ピルだと思います。中用量ピルは、お友達のように生理の日をずらしたい時に処方されることが多いピルです。PMSの改善でよく処方をされる低用量ピルとは違い、中用量ピルは女性ホルモンの用量が多いピルなんです。なので、飲み始めた時に気持ち悪くなってしまったり、副作用が出る人も低用量ピルと比べると、比較的多い傾向があります。須田さんのお友達のように、飲むのを止めたあとに症状が出る方は少ないと思いますが、ごく稀にそういった方もいらっしゃいますね。副作用が怖いという方は、毎日飲むタイプの低用量タイプや超低用量タイプがおすすめです。

須田さん:女性ホルモンの用量が副作用にも関係していたんですね。

高橋先生:そうですね。ただ、ピルを止めて何か症状が出た時は、もともとそういう体質だった可能性もあるかなと思います。

須田さん:友達の副作用を聞いたら怖い印象だったのですが、自分にあった用量を選べば、そんなに怖がらなくてもいいんですね。

高橋先生:そうなんです! 生理を調整するという目的でピルを飲む人が多いのですが、その時の印象が悪いと「ピルって具合悪くなっちゃうんだ」って思ってしまうんですよね。生理を調整する低用量ピルは、女性ホルモンの用量が多いのでそういった副作用も出やすいですが、低用量や超低用量は副作用も少ないので、ピルにもたくさんの選択肢があることをもっと知って欲しいなと思いますね。

婦人科の内診、簡単なコツで不安解消!

須田さん:なんとなく「自然に反しているもの」というイメージもあるし、怖かったんですけど、先生のお話を聞けてよかったです!

高橋先生:産婦人科って生理痛や婦人科系の悩みがある人が行くというイメージが強いですが、生理前の肌荒れだけでも受診していいんですよ。肌の悩みだからと皮膚科へ一生懸命通って、生理前のニキビが治らなかった人も、婦人科でピルを処方してもらったら良くなったという人もいるので選択肢として入れてもいいと思います。

須田さん:そうなんだ! でも、産婦人科って行くのがちょっと怖いんですよね……。まだ人生で2回ぐらいしかいったことがなくて。診察中って自分の自由がないのに、恥ずかしいシチュエーションになるし。緊張すると先生も内診が難しくなると思うので、「リラックスしなきゃ!」と思うのですがそれもなかなか難しくて!

高橋先生:緊張状態からリラックスするのって、すごく難しいですよね。婦人科の内診では、子宮を診るために、膣にクスコという金属の器具を入れますが、緊張しているところへ入れてしまうと、膣がギュッと狭くなってしまうので患者さんも痛みを感じてしまうんです。力を抜いてと伝えても、難しいので、私は、逆に力を入れることをおすすめします。

須田さん:え!? 大丈夫なんですか!?

高橋先生:大丈夫です! 簡単なコツがあって……。うんちを出す時のイメージでいきむように下腹部に力をいれると、膣の力は抜けやすいんですよ。これをイメージしてもらうと、内診を受けやすいと思います。反対に、おしっこを我慢するようにキュッとお股に力をいれる時は、膣が締まる筋肉が働くので、力の入れ方には気をつけてください。

須田さん:すごい! 豆知識!

高橋先生:あんなところでリラックスできる人なんていないですよね(笑)。なので、力の入れ方とか入れる部分を調整すると簡単かもしれません。

須田さん:婦人科はあの内診が怖いので、少し前向きになれました!

些細な不安も医師に伝えて大丈夫。口頭で伝えづらい時には問診票に書いても◎

高橋先生:あとは内診の時って、患者と医師の間に目隠しのカーテンがあると思うのですが、それを外してもらうこともできますよ。

須田さん:確かに、先生が見えないのって怖いんですよね! 「いつくるの?」ってずっとドキドキしちゃうんです。

高橋先生:ですよね。私が内診をする際、初めての患者さんには「カーテンは閉めたままでいいですか?」と確認をとっています。やっぱり、どんな形の器具が自分に入ってくるのか、見えた方が安心する方もいらっしゃいますから。お見せすると「意外と思っていたより細いですね。」と安心してくださる方も多いので、須田さんも見えないことで不安が大きくなるのなら「ちょっと不安なのでカーテンを開けておいてもらえますか?」と伝えるといいと思います。

須田さん:なるほど! 今のお話を聞けてよかったです。カーテンを開けてもらう選択肢があることも、知らなかったので! みなさんがどんな風に内診をされているのか知らないからこそ、先生に何かを伝える時も「こんなこと言っていいのかな……」と心配しちゃっていました。

高橋先生:他の方の内診なんて見れませんもんね。

須田さん:多少不調があっても、あの緊張感を味わうと思うと、足が向かないことも多いので、ちょっと気が楽になりました!

高橋:そうですよね。最初に「内診苦手なので、小さい器具でお願いします」と伝えるのものいいと思いますよ。

須田さん:あの器具にサイズがあるんですか?

高橋先生:いろいろあります! 小指ぐらいの3Sサイズから、XXLぐらいまであるんです。患者さんからはサイズの要望の他にも「怖いので、ゆっくりやって欲しい」というお願いがあることもありますよ。産婦人科医は、毎日沢山の患者さんを診ているので、みんなが診察に慣れているだろう、という感覚になってしまう医師もいるんですよね。なので、患者さんからそう言った要望があると、慣れていない患者さんとしてケアもできるので、不安なことは伝えることが大切です。

須田さん:言っていいんですね! 場所がデリケートなだけに、先生たちも淡白に接してくれているんだろうな、と感じるんですが、だからこそ伝えるのを躊躇しちゃうのもあるんですよね。

高橋先生:医師に直接伝えづらい方は、問診票に書いておくのもいいと思いますよ。それから、どうしても内診したくない人は、お腹の上からエコーで検査できる場合もあります。初回は問診だけをして、後日気持ちが落ち着いてから内診ということもできるので、不安は医師と共有するようにしてくださいね。婦人科の診察が怖くて、通院できないのはとてももったいないことなので! 不調や悩みがあれば、気軽に受診してください。ちなみに須田さんは、産婦人科をどのように選んで行かれましたか?

須田さん:近くの産婦人科で、女性の先生ということだけで選びました。選び方もよくわからなくて。女性の先生の方が話しやすいかな? と思って女性の先生を選びました。

高橋先生:確かに、同じ女性だと話しやすい印象を持ちますよね。実際に不調が出てから産婦人科を選ぶと、自分にも余裕がないので迷ってしまうことも多いかと思います。そうならないためにも、子宮癌検診など定期検診の際にいろいろなクリニックを見ておいて、もしもの時に備えておくのもいいと思います。定期検診をきちんと受けておくと婦人科での診療にも慣れると思うので、そう言った意味でも定期検診は大切なんです。

須田さん:婦人科選びの時に、ネットの口コミを参考にするのはどうですか?

高橋先生:友達の口コミとか、あとは事前に電話をしてみて、受付の方の雰囲気を知っておくとか。そういった方法も取り入れるといいかと思います。

須田さん:ネットだけの情報で選ぶのはやっぱり難しいですよね。

高橋先生:医師も人間なので、患者さんとの相性もあると思います。最近はオンライン診療をやっているクリニックも多いので、直接会う前にオンライン診療でご自分との相性を知っておくという方法もありますよ。

須田さん:オンライン診療をやっているクリニックは、柔軟なイメージがありますね。そいう選び方もできるのは、選択の幅が広がって嬉しいです!

次回は須田さんが今気になっているという、女性の妊娠・出産時期について教えていただきます!

須田亜香里氏

200911月にSKE483期生としてメンバーに加入。現在はSKE48チームEリーダーを務める。握手会での神対応が話題で「握手会の女王」とも呼ばれている。 また、持ち前のトーク力でバラエティやワイドショーに出演。その他にもラジオや新聞連載等、SKE48の中心メンバーとして多方面で活躍中。

高橋怜奈氏

東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。医師であり、プロボクサー。産婦人科YouTuberとしても活動。自身のSNSをはじめ、テレビや雑誌などで女性のデリケートな悩みに答える。

YouTube:産婦人科医YouTuber高橋怜奈