【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:10〉過去の恋のトラウマは元カレが原因!?「客観視と自分磨きで乗り越えましょう」

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

〈今回のお悩み〉

「3年前に別れた元カレに当時よく言われていた『胸が小さいね』とか『もっと痩せたら?』などの言葉が今も忘れられず、自分の容姿やスタイルに自信が持てません。次の恋愛に進む勇気を取り戻すためにはどうしたらよいのでしょう?」(20代・会社員)

「問題は元カレにある」と自覚することが大切

「人にはそれぞれが理想とするボディ・イメージがあります。そのため、たとえ誰もが羨むスタイルの持ち主であっても、自分の身体に100パーセントは満足していなかったり、人には言えないコンプレックスを抱えていたりするのです。『どんな人でもみんな、何かしらのコンプレックスを抱えて生きているのだ』ということを、まずは今回の相談者様に知っていただきたいなと思います」(山名先生、以下同)

―それでも大好きな人から言われた『胸が小さい』とか『痩せたら?』の一言はキツイですよね……。

「そうだと思います。ただ、今回の相談者様の元カレのように、相手を傷付けるような発言をしてしまう人の場合、問題はその元カレのほうにある場合が多いのです。もしかすると、その元カレも何かしらの強い劣等感を抱えていたのではないでしょうか? 

劣等感ゆえに自分が最も言いやすい相手である彼女に対してだけは優位に立とうと、敢えてネガティブなワードをぶつけ続けていた可能性も考えられます。だとすれば、問題視すべきは元カレのほうであって、相談者様が過去に言われた言葉に囚われ続けるべきではないのです」

―でも、自分のことを冷静にそう分析できる人は多くないような気がします。

「そうですよね。ただ、トラウマになっている事柄を克服するためには、まずは『これは私の問題ではなく、彼の問題なんだ』と、正しい認識を持つことが大切なのです。その判断が自分自身では難しい場合には、専門家によるカウンセリングを利用するなどの方法もおすすめです」

―たしかに、心が健全な人であれば、恋愛中の相手を貶めるような発言を繰り返すはずはないですもんね。

「その通りです。『彼の問題だったんだ』と正しく認識し、自分の心に渦巻く感情を一旦終わらせてあげることが何よりも重要なポイントなのです」

努力する行為自体が自信に繋がることも

「彼の行為を正しく認識した上で改めて自分自身を見つめ直した際に、それでも自信の持てない箇所があるのであれば、ポジティブな努力をして改善を図ってみることもおすすめです。

『もう少し痩せたい』と思うのであれば朝のジョギングを始めてみるとか、『胸が小さいのがコンプレックス』と言うなら、バストアップのための筋トレやマッサージのケアをしてみるとか……。たとえ見た目が大きくは変わらなかったとしても、努力をするその行為自体が自信に繋がる可能性もあるからです」

―たしかに、人からみたら変化がないような些細なことでも「私は頑張った」と、自分で自分のことを認めてあげた途端に、なにかが吹っ切れることってありますよね。

「あとは今のコロナ禍が落ち着いたら、銭湯や温泉に行ってみるのもいいかもしれませんね。メディアやSNSを通して入ってくる情報のなかでは、理想の体型の女性ばかりに目がいってしまうかもしれませんが、現実は必ずしもそうとは限りません。現実を客観視できれば、ありのままの自分自身をもっと認めてあげられるようになるかもしれませんよ」

コロナ禍に無理に出会いを求めなくてOK

「それに、あなたが完璧だと思っている体形がすべての人にとっての理想形だとは限りません。好みや理想は人それぞれです。元カレに指摘され続けた体形が好きだと思ってくれる人も必ずいるはず。そのことを分かってほしいなと思います」

―そうして勇気を出して手に入れた次の恋が、よりプラスに働くこともありますか?

「もちろん考えられます。人間の心と身体は思っている以上にリンクしているのです。恋をして女性ホルモンが活性化されることで心身ともに健康になり、生き生きとした美しさが増すことは大いにあり得ます。

しかし、今の新型コロナウイルス感染拡大が続く日々のなかでは、新しい恋を求めることすらはばかられる人も多いのではないでしょうか? そんなときには、無理をして出会いを求める必要はありません」

―今は次の恋愛に歩を進められないとなると、他なる手は何かあるのでしょうか?

「たとえば最近よく言われている『推し活』もおすすめです。大好きなアイドルやK-POPスターなどの推しを作ることで、日常が華やかになりますし、リラックス効果からホルモンバランスが整うことも考えられます。

ドキドキする気持ちは日々のポジティブなエネルギーにもなるでしょう。今、新たな出会いを見つけられず悶々としている人には、まずはそういう手段で自分磨きをするという方法もあるのだということをぜひ伝えたいです」

勇気をもって一歩を踏み出し、新たな恋にコマを進める気持ちは大切だけれど、焦りは禁物です。新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、安心して日常生活が送れるようになるまでは、自分磨きに精を出すのもいいかもしれません。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

山名裕子YouTubeチャンネル:「心の専門家チャンネル

【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:9 〉セックスを上手く断るには“かわいく焦らす”「ツァイガルニク効果」を試してみよう!

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

〈今回のお悩み〉

「付き合って2年になる彼氏がいます。彼のことは好きなのですが、どうしてもセックスに気乗りしない日もあり……。でも、それを彼に言い出すことができず、結局は応じてしまうのです。彼に嫌われないようにセックスを断るよい方法はないでしょうか?」(30代・自営業)

「誘いを断る=嫌われる」ではない

「日本人女性のなかには『パートナーの誘いを断る=嫌われる』との公式が脳内に出来上がってしまっている人が少なくないように感じます。今回は、そうではなく、相手を傷付けない断り方や伝えた方もあるのだということを知っていただきたいなと思います。

たしかに、『妻を誘ったのに断れられることが続いて、プライドが傷ついてしまうケース』も中にはあります。ただそれは女性側が、自身を守るためではあるものの、相手を傷付けてしまうような伝え方をしてしまったからであり、相手に嫌な思いをさせない上手な断り方もあるのです」(山名先生、以下同)

―「相手を傷付けない上手な断り方」とは、具体的にはどんな方法なのでしょう?

「最も重要なのは、『今日、私がセックスに応じられないのは、決してあなたのせいではない』ということを相手にきちんと伝えることです。パートナーからセックスを断られた男性が、『僕のことを好きでなくなったのかな?』とか、『自分のセックスがよくないのかな?』と自分を責めたり、プライドが傷付いたりしない方法で断ること。

具体的な方法のひとつとして、体調を理由にすることでしょう。その際に大切なのは、それを相手に伝えるタイミングです。たとえば、彼といい雰囲気になってベッドに誘われるタイミングになったときに、『ごめん、今日は体調が悪いからしたくない』と伝えるのは、できれば避けたほうがよいでしょう」

伝えるタイミングがポイント!

―では、いつ伝えるのがベストなのですか?

「誘われてしまってから断るのではなく、前もって相手に伝えておくのです。女性にはPMSの症状や月経前のホルモン変化によって、セックスに積極的になれない日もあります。そのことを普段からきちんと話し合っておくことが最善策ですが、もしそれが難しい場合には、たとえば今夜、セックスをするかもしれないと思う日には、自分の体調の悪さを夕方や昼間ぐらいから前もってパートナーにアピールしておくことです」

―たしかに「今夜はセックスをする気分ではない」と昼間からパートナーに伝えるのは難しくても、「今日はお腹が痛くて」とか「身体がなんだかだるいんだ」となら、前もって話すことができる気がします。

「そうですよね。女性が言いやすいだけでなく、そうすることでパートナーも『今夜はセックスをしないほうがいいかな』と、心の準備をすることができますよね。気分が高揚したなかで断られてショックを受け、お互いに気まずい思いをする事態もあらかじめ避けることができるのです」

相手を傷付けずに断る「ツァイガルニク効果」

「ただ、何度も『体調が悪い』とアピールするのは、なんだか気が引ける……という方もいらっしゃるでしょう。そこで、もうひとつの方法としておすすめなのが、セックスを敢えてかわいく焦らすことです。たとえば軽いキスまで進んだ段階で、『今日はここまでね。続きは次回のデートでしようね』と言って、その日のセックスを断る方法です」

―それはかなりの上級者テクニックですね!

「実はこの方法は、相手を傷付けずにセックスを断るのに効果的なだけでなく、相手がより自分に興味を持ってくれる可能性の高い方法なのです。心理学の世界では、これを『ツァイガルニク効果』と呼んでいます。

人は達成できた事柄よりも、途中でやめてしまった事や、まだ終わっていない途中の段階の事の方が記憶に残りやすいのです。この現象を『ツァイガルニク効果』と言います。

たとえば、テレビの連続ドラマには、最終話以外にはいつも続きがありますよね。物語を途中で強制的にストップされてしまうため、次回がものすごく気になったりしませんか?インターネットの記事などでも、1ページ目よりもクリックした先にある2ページ目のほうが気になったり……。そんな人間の心理を利用した理論が『ツァイガルニク効果』なのです」

相手の誘いに100パーセント応じる必要はない!

「自分が興味を持っている対象や事柄がいったん遮断されることで、以前よりもより強く気になってしまう、というのが『ツァイガルニク効果』の原理です。恋愛においても、キスまではするけれども『その続きは次ね』と待たされることで、相手の興味をより自分に引くことができるとも言えるのです。

この理論を上手く取り入れて、相手のプライドを傷付けたり悲しませたりすることなく、上手にセックスを断ることができたら、お互いにとってプラスになることは間違いありません」

―たしかにその「おあずけ」な感じ、男性は嫌いじゃない気がします(笑)。

「そもそも、相手の誘いに100パーセントで応じることが恋愛においてベストというわけではないのです。セックスも、相手を傷付けることなく上手に断ることができれば、時には断ることも関係性の上ではプラスに働くことがある、という認識をまずは持っていただきたいなと思います」

セックスの誘いを何度も断っているうちにセックスレスになってしまうカップルは非常に多いそう。だからと言って、自分の本心を隠し、無理にパートナーの要求に応えることをくり返すことは、女性の心身の健康にとってよいことではありません。今回の山名先生のアドバイスをぜひパートナーとの良好な関係作りに役立ててみてください。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

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【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:8〉生理前になると性欲が 増して……気持ちの切り替え方を教えて!

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

今回のお悩み〉

「生理前になると性欲が増すのか、なんだかムラムラとした気分になってセックスのことばかり考えてしまいます。どうすればこの欲求を抑えることができますか?」(20代・派遣社員)

性欲が増すのは男性ホルモンの影響?

「『月経前になると、いつもよりセックスがしたくなる』『そういう気分になる』という経験を持つ女性も少なくないかもしれませんね。月経前に女性の性欲が増すことに関しては、さまざまな説があるのですが、ひとつには月経の直前に女性ホルモンの分泌量が一時的に減ることにより、相対的に男性ホルモンのテストテロンの割合が増えることが理由だとも言われています。

他にも、月経中にはセックスが難しくなるので、『今しておかなくちゃ』という感覚で欲求が高まるのだとも。どちらにせよ『なんだかムラムラおかしな気分だな』と感じるのは、今回の相談者さまだけに限った話ではないのです」(山名先生、以下同)

たしかに「生理前になると普段以上にヤリたくなる」なんて話は、女友達との鉄板ネタな気がします。特定のパートナーがいればいいのかもしれませんが、いない人はその欲求をどうすればいいのでしょう? 

「そんなときには、自分自身でセルフプレジャーを行うのもいいかもしれません。セルフプレジャーには性欲の解消だけでなく、自分自身の身体を知ることができたり、深いリラックス効果を得ることができるなど、さまざまな利点があるんですよ」

他の何かに置き換え、欲求を切り離す

「別の何かに自分の気持ちを切り替える方法もおすすめです。そのためには、自分が心から没頭できることが何なのか、日頃から見つけておくことが大切です。性欲が増して、『誰かと今すぐセックスしたい』という考えが心を支配してしまいそうなとき、その欲望をまずは他の何かに置き換え、切り離す必要があるのです」

「欲望を他に置き換える」とは、具体的に何をすればいいのでしょうか?

「たとえば手芸や陶芸など、手先に神経を集中させるような趣味も良いでしょう。別の何かに集中することで、性欲に支配された思考をいったん自分から手放すことが必要なのです。ハードすぎない運動もおすすめです。軽い筋トレやヨガ、ウォーキングなど、じんわり汗をかくくらいのエクササイズがベストでしょう」

思っていた以上に手軽な行動でいいのですね。

「難しいことをする必要はありません。たとえばヨガの場合、身体を動かしながら身体のパーツや呼吸にも意識を向けますよね。また、筋トレでは筋肉に意識が向くので、思考を切り替える意味ではぴったりなのです。

ウォーキングの場合には、ただ歩くのではなく、筋肉や姿勢を意識して歩くことがポイント。思考と身体は密接にかかわっているので、気持ちが他に向いて、かつ身体も程よくリフレッシュできるような運動がおすすめですよ」

気持ちの切り替えにもトレーニングが必要

「自分の欲求を意識的にいったん手放すことができるようになれば、欲望のままに行動を起こして後から後悔することもなくなるのではないでしょうか。この方法は、一種の『マインドフルネス』だとも言えるでしょう」

『マインドフルネス』とは、過去の経験や先入観にとらわれることなく、今この瞬間に感じる身体の五感に集中する心の整え方のことでしたよね?

「そうですね。最初は思い通りにできなくても、邪念が浮かぶことを否定することなく繰り返し行ううちに上手く切り替えができるようになるはずです。気持ちのリセットにもトレーニングが必要なのです。

ただ、それらの方法を試してみても、不特定多数の人とのセックスを際限なく求めてしまったり、日常生活に支障が出るほど性欲に振り回されているようなら、依存症を疑うべきでしょう。たとえば、仕事も行けないレベルでセックスを求めてしまうとか、お金も時間もあるだけ使ってしまうとか……。そんな自分に気づいたら、迷わず専門家への相談をおすすめします。

そうではなく、月経前に悶々としてしまう程度なら、気持ちを切り替える方法をぜひ試してみてください」

ときに女性は、ホルモンの影響などから、自分の心や身体のコントロールが上手くいかない時期もあるでしょう。そのことを自覚し、対処法を知り、自分自身と上手に付き合う術を身に付けることが大切なのです。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

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【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:7〉夫とのセックスレス。「身体の結びつき」がもたらす女性の心身への影響とは?

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

今回のお悩み〉

3年前に結婚した夫とこの1年ほどセックスレスです。ただ仲は良く、私も特に不満はありません。今のままでいいかなと思う反面、夫との身体の結びつきがこのまま一生なくなることにも不安を感じています。パートナーとの身体の結びつきは必要なのでしょうか?」(30代・主婦)

セックスで心が安定

「セックスレスの問題は、私が勤務するメンタルケアオフィスのクライエント様からも日々よくご相談される事案のひとつです。ただ、今回のご相談者さまの悩みは、パートナーのどちらか一方が身体の結びつきを求めているのに、一方が拒否している、というケースではないので、特に問題はないように思います。

『パートナーとの身体の結びつきがなくても大丈夫?』と、心配されているようですが、お互いに納得しての形であれば何も問題ありません。ただ、幸せなセックスが女性の身体や心に良い影響を与える、ということも確かではあるのです」(山名先生、以下同)

「幸せなセックスが女性に与える良い影響」とは、具体的にはどんなことがあるのですか?

「たとえばお互いの合意にもとづいたセックスは、不安感を軽減したり、イライラを抑制したり、集中力を高めたり……。女性の心を安定させるとも言われているんです。また、女性ホルモンも活性化されるので、パートナーとのセックスが定期的にある女性とない女性を比べると、セックスライフを楽しんでいる女性の方が更年期の症状がよりなだらかに起こる、なんて効果も認められているんですよ」

まさに心にも身体にも良いことだらけですね。

「ただ、だからと言って無理にセックスをする必要はありません。前述したような効果はセックス以外の方法でも得ることができるからです。現状、仲の良いパートナーの存在があって、お互いに望むのであれば、無理のない範囲で定期的に行うことはけっして悪いことではない、というだけなのです」

「セックスしたい」と言えない男性たち

「お互いが納得したうえで『私たちには必要ないね』となったのであれば、無理にセックスをする必要はないのですが、大切なのは、そのことに関してのパートナーの考えをさりげなく聞き出すことなのです。と言うのも、たとえば女性が『私たち、セックスはしていなくても仲良しだし問題ないよね』と思っていたとしても、実は相手の男性の本心は違っていたりするパターンもあるからです」

なるほど。たしかに「暗黙の了解」でお互いの総意がとれていると思い込んでいる人も多そうですよね……

「男性側は妻との身体の結びつきを望んでいるのに、妻に何度か断られるうちに、いつしか本音を封印してしまった、というケースも少なくありません。その最たるパターンが、妻の産後です。女性は出産や育児によって身体へのダメージや睡眠不足が続き、産後の数か月から数年にかけて、セックスに気持ちが向かなくなってしまう方も多いようです。産後のホルモンバランスの乱れが影響を与える場合もあります。

その期間に夫からのセックスを拒否し続けたことがきっかけとなり、以降セックスレスになってしまうご夫婦も多いように思います」

夫としても、理由が理由なだけに「本当はもっとセックスがしたい』とは言い出しづらいのかもしれませんね。

「そうですね。ただ、そこが一端となって夫婦仲に亀裂が入ってしまう場合も多々、見受けられるのです」

セックスの話をしよう

「そこで大切なのが、セックスに対するお互いの本音をさりげなく伝え合うことです。とは言っても、なかなか普段の生活の最中に、『最近セックスをしていないけど大丈夫?』と、切り出すのも難しい場合が多いかもしれませんよね」

たしかに「そんな話題を振って、気まずくなりたくない」と思ってしまいそうです。

「そんな場合には、それぞれが日頃なかなか言えない自分の気持ちを伝えやすい環境で2人の時間を作る努力が必要です。一緒に暮らしていたり、長く付き合っているパートナーとも、たまには待ち合わせをして外でデートをしてみたり、ホテルに泊まったり……。非日常感を味わえる雰囲気作りを心掛けてみてください」

ただ、小さなお子さんを育児中のご夫婦の場合、2人きりの時間を作るのは難しいかもしれませんね。

「そうですよね。でも、たとえば子供を寝かしつけた後のわずかな時間でもいいんです。一緒にお酒を飲んだり、テレビを観たりして、夫婦だけの時間を作る努力をまずは心掛けてみてください。日常とは少し雰囲気を変えたムードの中でなら、セックスライフの話も気まずくならずに切り出せるかもしれませんよ。

ただ、セックスについて何度も回数を重ねて話し合いすぎてしまうことには注意が必要です。なぜなら、それが原因となってセックスレスに発展してしまうケースもあるからです。セックスに関して深い話をしすぎることがマイナスに働くこともあるので、2人で1度話し合ってみても解決策が見いだせないようであれば、第三者をはさむカップルカウンセリングもおすすめですよ」

PMSPMDDの症状緩和にも

「人の心と身体は、自分が思っている以上に密接に繋がっており、影響し合っているのです。セックスを含むパートナーとの時間のなかで心が満たされれば、ストレスが軽減され、ストレスが減れば自律神経やホルモンバランスも整います」

心と身体、両方の健やかさが大切なのですね。

「その通りです。また、たとえばPMSPMDDの症状で精神的に不安定になりがちな方や、生理前になるとパートナーとのケンカが増えてしまいがちな方は、日頃から心が安定した状態にあることで、それらの辛い精神症状が軽減されることもあるのです。

お互いの同意にもとづいたセックスライフを送ることで、愛する人に求められ、大切にされている、という幸福感が女性の心身に良い影響を与えることは間違いないのですが、セックスがあってもなくても、最も大切なのはパートナーとのコミュニケーションだと言うことを忘れないでください」

日本人は性やセックスに関する会話を避けがちな傾向がありますが、どちらかが我慢をしている状況では、いつか綻びが生じてしまいます。自分たちなりのセックスライフをパートナーと見つけられたらステキですね。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

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【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:6〉不安はもっとも厄介な感情!? PMDDからくる不安感の対処法!

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

今回のお悩み〉

「生理前になると、心が不安定になるタイプです。その時期になると、いつも以上に自信が持てなくなり、自分の仕事ぶりは上司にどう評価されているのだろう、と漠然とした不安感に襲われ、仕事を休んでしまう日も。不安な気持ちを軽減することはできますか?」(30代・団体職員女性)

PMDDの場合、まずは感情を整理!

「月経が始まる数日前から、女性の心身にさまざまな辛い症状が出ることをPMSと言うのですが、そのなかでも特に、心の不安定さが強く出てしまい、日常生活に支障をきたすような場合をPMDD(月経前不快気分障害)と呼びます。

PMDDの症状は、抑うつ感やイライラなどを感じたり、今回の相談者さんのように、不安感情が強くなったりと人それぞれ。原因ははっきりとは解明されていませんが、PMS同様、女性ホルモンのバランスが乱れることから起こるのではないかと考えられています」(山名先生、以下同)

PMDDの場合、ホルモンバランスの乱れから心が不安定になるわけですから、言ってしまえばそれは「女性ホルモンに左右された感情」であるとも言えるのですね。

「そうですね。産後すぐの女性が陥りやすい産後鬱の状態と同じで、PMDDの場合、漠然とした不安感を抱く方が多いようです。たとえば、ほんの些細な上司の一言をいつも以上に気にしてしまったり、相手がそんなつもりで言ったわけではないことを必要以上にネガティブに捉えたり……

今回の相談者の方と同じような悩みを私のメンタルケアオフィスのクライエント様から受けた場合には、まずは感じている不安感を言葉にして吐き出していただき、きちんとその感情を整理することから始めるようにしています」

不安感はもっとも言語化しにくい!?

「そもそも不安な感情は、他の感情に比べて、言語化しにくいと感じる人も少なくありません。喜びや悲しみ、怒りの感情は、何がどう嬉しいのか悲しいのか、イライラするのかを言葉にして言い表しやすくもあります。でも、不安な気持ちは、原因が不確かなぼんやりとしたものの場合が多いのです。

最近はコロナ禍での日常に不安感を覚えている人も多いことでしょう。では、その日々でなんとなく感じている不安の原因は何なのでしょう? コロナに罹患するかもしれない不安なのか、先行きの見えない未来への不安なのか、経済的な不安なのか……。不安な気持ちを軽減するためには、まず自分の感情を言語化することで原因に注目する必要があるのです」

原因が分かって初めて、解決策を練ることができるのですね。

「その通りです。たとえば罹患に対する不安ならば、免疫力を高めたり、罹患を防ぐための工夫を最大限に考えるべきです。仕事や経済的な不安ならば、職を失ったり、収入減になった場合の対策を考えてみよう……など、いま何ができるかということに集中できます。

『上司が何を考えているか分からず不安だ』という方に対しては『その思いをまずは素直に丁寧に上司に伝えて、相手の考えを聞いてみましょう』とお話しさせていただきます。また、『上司の仕事に対する評価が低いように感じている』と考えているのであれば、思い当たる自らの行動で変えられる点はあるのかを一緒に考えていきます」

行動に起こすことで、不安感も軽減されるのですね。

「そうですね。でも、いざ行動を起こしてみると、実は自分の不安は杞憂だったということも多いのです。すべてを払拭することができなくても、不安感を具体的に言語化してみることで、いま何ができるかが見えてきて徐々に前向きな気持ちを取り戻すことは可能なのです」

「不満」は我慢できても「不安」は無視できない?

「もうひとつ、不安な感情に関してお話させていただきたいのは、『人は不満は我慢できても、不安は我慢できない』ということです。たとえば今の職場の環境が悪く、不満を感じていたとしても、自分自身の言動を変化させることや、新しい環境に一歩踏み出す不安感の方を大きく感じる人のほうが多いということ。未来への漠然とした不安に極度に恐怖を感じる人も少なくありません。

ただ、きちんと不安な感情を整理して、できることから始めてみると、自身の状況が冷静に判断できるようになってくるもの。そうなれば新たな選択肢も見えてくるかもしれません」

不安な気持ちと向き合うことは、勇気のいることですよね。

「しかしそこから一歩踏み出すことさえできれば、解決の糸口は見つかるはずです。PMSPMDDの症状に思い当たる節のある人は、月経開始後の心が安定している時期に、自分が感じていた不安感を書き出すなり、人に聞いてもらうなりして、ぼんやりとしていた感情の輪郭を明確にしてみることから始めてみてください」

まずは自分自身の身体と心を把握し、きちんと向き合うことが問題解決の第一歩なのでしょう。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

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【公認心理師・山名裕子先生のココロの処方箋】〈CASE:5〉PMSで仕事仲間にイライラ…には「アンガーマネジメント」が有効!

月経やPMS(月経前症候群)、セクシャルな問題など、女性には特有の悩みや不調がつきものです。その症状は、痛みとなって身体に現れるだけでなく、時に女性の心にも重くのしかかります。なかなか人に話すことができないそんな女性特有の心の問題への対処法を、公認心理師の山名裕子先生に伺います。

〈今回のお悩み〉

PMSの症状に悩んでいます。私は身体的な症状よりも、精神的な症状のほうが辛く、月経前の時期になるとイライラが止まりません。特に、仕事中は同僚や後輩の仕事ぶりにつねにイライラしてしまい……そんな自分に自己嫌悪です。何か対処法はありますか?」(40代・会社員女性)

アンガーマネジメントとは?

PMSは月経が始まる数日前に現れる、腹痛、頭痛、倦怠感などの身体的症状や、動悸、悪寒、めまいなどの自律神経失調症状、情緒不安、抑うつ気分、イライラなどの精神的症状が現れるもののことを言います。月経時に現れる月経困難症と似ているのですが、その違いは症状が現れる時期です。月経の開始とともに辛い症状が収まる場合には、PMSを疑ってよいかと思います。

月経前の黄体期に女性の身体のなかで起こるホルモンの急激な増減によって、ホルモンバランスや自律神経が乱れることが原因ではないかと考えられています」(山名先生、以下同)

今回の相談者さんのように「普段以上にイライラしてしまう」という人も多いようですね。

「そうなんです。PMS症状を和らげるためには、まずは薄着を控えて身体を温めたり、規則正しい生活習慣を心がけることが何よりも大切です。ただ、それでもどうしても心が不安定になりがちだという方に、今回はイライラの対処法であるアンガーマネジメントという方法を紹介します。

アンガーマネジメントとは、その言葉通り、怒りの感情を管理すること。怒りを表現することで後悔しないよう、表現の仕方や伝え方を変えていき、イライラすること自体を軽減したり、周りとの関係性を良好に維持するためのスキルなのです。

『管理する』と聞くと、怒りを感情のままに爆発させてしまいがちな人のための手段だとイメージされる方もいるかもしれませんが、それだけではありません。怒りの感情を表には出さず、自分のなかに溜め込んでしまう『抑圧型』の人にも有効な方法なのです。特に日本人は、この抑圧型の人が多いように感じます」

「自分さえ我慢すれば、この場が収まるだろう」と、怒りを外に吐き出さないことが癖になってしまっている人っていますよね。

「イライラをとりあえず飲み込むタイプの人は、一見すると怒りをコントロールできているかのように思えるのですが、実はまったくの逆。抑圧し、我慢することは心に負荷がかかります。こうして徐々に溜まったストレスが、心や身体を蝕んでしまうことだってあるのです」

怒りは「2番目の感情」

「そもそも『怒り』というのは『2番目の感情』だとも言われていることをご存じでしょうか? イライラしたり、カッとなったりする前には、実はその怒りの原因になっている『1番目の感情』がある場合が多いと言われているのです。

たとえば、職場の後輩の資料作成が遅れていることに対してイライラしたとします。しかし、よくよく分析してみると、その感情のひとつ前には『普段から仕事に対して熱意を感じられない後輩への落胆』という感情が隠れていたりします。

もしくは、後輩とは関係のないところで、『最近、多忙で疲れがたまっているのに、誰も分かってくれない悲しみ』という感情がある場合もあるでしょう」

その1番目の感情』によってイライラが引き起こされるのですね?

「その通りです。この1番目の感情』に自分自身で気付くことができれば、怒りに任せた言葉を相手に発したり、イライラした態度を取ってしまい、その結果、自己嫌悪に陥る、という負のスパイラルを防ぐこともできる。これこそが、アンガーマネジメントのポイントなのです」

相手の怒りを受け止めることも!

さらに行っていただきたいことが、『1番目の感情』の原因になっている出来事を解決するための行動です。たとえば、日頃の後輩の仕事ぶりに納得いかない点があるのならば、それが怒りに変わる前に、前向きな言葉で伝えてみてはどうでしょう?

また、疲れからイライラしてしまうのであれば、事情を話し、その日は仕事を休ませてもらうでもいいでしょう。どうしても休めない場合にも、『実は今日、ちょっと疲れているんだ』と、事前に周りに声をかけておくだけでも状況が好転するかもしれませんよ」

怒りに変わる前に、ポジティブなコミュニケーションをとることで解決できる問題も多いのですね。

「そうです。そしてこのアンガーマネジメントは、自分の怒りをコントロールできるだけでなく、相手の怒りを冷静に受け止めることもできるのです。

相手がイライラしている場合、またはケンカになりそうな場面で、相手の1番目の感情』を想像してみてください。『怒り』に『怒り』で応戦していては状況が良くなることはありませんが、『1番目の感情』に着目した言葉掛けをすることで、ケンカを回避し、前向きな話し合いができるようになるかもしれませんよ」

アンガーマネジメントは、日々のちょっとした意識を変えるだけで身に付けることができるスキルです。PMSの症状でイライラしてしまいがちな人は、ぜひ実践してみてください。

山名裕子氏

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。公認心理師。「やまなmental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス・恋愛などの悩みへのカウンセリングを行っている。メディア出演や講演会活動も多数。

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美味しく、手軽に、PMSや生理痛を撃退!『ラキャルプフェス』で見つけた“身体が喜ぶ” ナチュラルフード&ドリンク

地球と人間に優しいサスティナブルな未来のためのプロダクトや、ナチュラル&オーガニックなアイテムまで、全70ブランドが一堂に介した『ラキャルプフェス』ことMy Organic Friends Fes by Salon de LA CARPE 20212021年7月、東京・原宿で開催されました。

「ナチュラルでオーガニックなプロダクトを通じて、心豊かで健康的な毎日への手助けができればと考えています。私たち人間は、長い間、自然からの恩恵を受けて生きてきました。だから、ナチュラルなものに触れた時の心地良さは、現代人の私たちでも身体が覚えている気がするんです。

自然のエネルギーを五感で感じることのできるアイテムを日々の生活に上手に取り入れて、女性特有の辛さや不調、心の揺らぎなどをケアして欲しいなと思っています」と話してくださったのは、主催者で株式会社LA CARPE代表の新井ミホさん。

今回は、本サイトの編集部員が『ラキャルプフェス』で見つけた、女性の心と身体に優しい、手軽で便利なフード&ドリンクを紹介します。

女性ホルモンの乱れを改善するジュレ

(左)Dada  BEAU BEAUTY ERXR Fem Gelle ERXR フェム ジュレ 20×30包 ¥13,200(税込)

(右)Dada BEAU BEAUTY ERXR Fem Potion ERXR フェム ポーション 28ml  ¥7,480(税込)

※ともに202199日 一般販売予定

女性ホルモンの乱れによって起こる変化に着目して作られたジュレとポーション。袋からそのまま口にできるゼリーのようなジュレには、女性ホルモン不足にアプローチするイソフラボンやザクロ花エキス、ホルモンバランスを整えるマカエキス、PMSや更年期障害に有効だと言われているチェストベリーなど、女性特有の心身の不調にアプローチするものや、睡眠の質を向上させるサフラン、心の安定に良いとされるレモンバームエキスなど、心の不調にアプローチするものまで、女性に嬉しい成分が多数配合されています。

さらに、ビタミンCが豊富なローズヒップエキスや、身体を温め免疫力を活性化させる生姜エキス、腸内環境を整える乳酸菌などなど……とにかく女性の健康と美容に特化した原材料ばかりで作られたジュレなのです。ブルーベリー果実の甘酸っぱさが広がる味で食べやすく、香料や保存料、甘味料や着色料も使用されていないので安心です。

内側からのアプローチはジュレで、同時に外側からは、ホルモンバランスの乱れから起こる肌のバリア機能低下に着目したポーションでケア。L-22やセラミド、ホホバ種子油などが配合されており、ホルモン変化に負けない美しい肌を目指すことができます。

instagram:@beau_beauty_japan

オンラインショップは99日オープン予定

身体を温める抹茶プロテイン

eume MATCHAI PROTEIN 300g 4,860(税込)

鹿児島県産の有機抹茶と5つの有機スパイス、植物性と動物性のタンパク質を同時に摂れるプロテインパウダーです。不足しがちなタンパク質を補うプロテインだけでなく、茶葉をまるごと粉末にした食物繊維たっぷりの抹茶パワーで腸内環境を整えます。また5つの有機スパイスが身体を芯から温めてくれるので、ホルモンバランスが乱れがちな女性に、ぜひ試して欲しい一品。

オリゴ糖や黒糖の優しい甘さで、美味しさにびっくりするほど。牛乳や豆乳に溶かして飲めば、まるで抹茶ラテのようです。シナモン、カルダモン、生姜、胡椒、クローヴの粉末も入っているので、それらのスパイスがアクセントになって、チャイ好きにもお勧め。

月経痛やPMSなど女性特有の辛い症状には、身体を温めることが重要だと言われています。スパイスの効果で温活をしつつ、抹茶とプロテイン効果でボディメンテナンスもできちゃう一石二鳥のプロテインドリンクを日々のリラックスタイムに取り入れてみては? 

ONLINE STORE:eume ONLINE STORE

コンブチャ腸活PMSPMDDを予防

仙台勝山館 KOMBUCHA  4g×12袋 ¥1,490(税込)

KOMBUCHAコンブチャ)とは紅茶などをベースに酢酸菌や酵母菌から作られた菌株「スコビー」で発酵させた飲料のこと。腸内環境の改善や生活習慣病の予防、免疫力アップなどの効果が期待できるとあって、健康や美容への意識が高い世界中の女性たちから愛飲されています。

日本でもここ数年、ブームとなっているコンブチャですが、自分で作ろうと思うと少々手間がかかるのが難点。「試してみたいけれど、自分で手作りするのも面倒」という人にぴったりなのが、粉末タイプのこちらです。水やお湯に溶かすだけで、あっと言う間にコンブチャを作ることができます。

腸内環境を良好に保つことでPMSPMDD女性ホルモンの変化による不調リスクを減らすことができることは、近年の研究で明らかになってきています(※)。乳酸菌や酢酸菌、酵母、プロバイオティクスなどが配合されているコンブチャで、腸内環境を改善。すっきりとした酸味で癖も少なく、ホットでもアイスでも美味しく飲むことができます。

ONLINE SHOP:仙台勝山館ココイル

忙しい毎日にも続けやすい、手軽で便利なアイテムを上手に選んで、元気な身体とポジティブな心を手に入れましょう。

参照:「大豆イソフラボン活性代謝物エクオール産生能とPMS/PMDDの関係について 日本女性医学学会学術集会にて発表

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サスティナブルな未来をつくるナチュラル&オーガニックなプロダクトからフェムテックアイテムまで、全70ブランドが一堂に介した『ラキャルプフェス』ことMy Organic Friends Fes by Salon de LA CARPE 20212021年7月、東京・原宿で開催されました。

「私たちが考えるフェムテックとは、女性が自分自身の心と身体に向き合うことで、生理痛や生理不順、PMSによる不安やイライラなど、女性特有のさまざまな不調がなぜ自分に起きているのか、その根本原因について考えるきっかけを作ることだと考えています。

ナチュラルでオーガニックな思想や暮らし方、プロダクトを通して、女性たちに自分自身を大切にするきっかけ作りを提案できたらと願っているのです」と話してくださったのは、主催者で株式会社LA CARPE代表の新井ミホさん。

「そのためには、日々のセルフケアも大切です。たとえば、身体を冷やさないように温めたり、リラックス効果の高い香りを用いたケアは、専用のプロダクトを上手に使えば、忙しい日々のなかでも手軽に実践することができます。

私自身もスキンケアやマッサージの際に大好きな香りのアイテムを用いたり、履くだけで身体を温めることができるアイテムを活用するなど、ながらケアで自分自身をいたわるようにしているんです」(新井さん)

今回は、そんな新井さん一押しのセルフケアアイテムを紹介します。

『ラキャルプフェス』で見つけた最旬デリケートゾーンケアグッズの紹介はこちら

天然のエッセンシャルオイルでウェルビーイングな自分に

HOLISTIA Labジャストビーユー ボディオイル(GLOWZENNEW ME)75ml  ¥4,950(税込)

HOLISTIA Labジャストビーユー ボディミルク 195ml ¥4,070(税込)

「香りは0.2秒で脳に到達し、脳から神経を介してリラックス効果のある幸せホルモンを分泌させる、ということをご存じでしょうか? その点に着目し、女性たちの乱れた心身のバランスを整えるカギとして精油のアロマを用いたプロダクトを提案しているのが、こちらの『HOLISTIA Lab』です。

毎日のお風呂上がり、寝る前、朝起きた時など、ちょっとした時間にボディミルクやオイルを使ってマッサージをしてみてください。美しいアロマの香りに心は癒され、身体は優しさに包まれますよ」(新井さん)

心の状態に合わせて選ぶ香り高いボディオイルは「GLOW」「ZEN」「NEW ME」の3種類。

一歩前進できる元気な心へ導くマンダリン&ミントの香り「GLOW」、  穏やかな優しい自分になれるイランイラン&グレープフルーツの香り「ZEN」、 ブラックスプルースをベースにし森の中で深呼吸をするような「NEW ME」。

リラックス効果の高い香りが毎日のささやかなご褒美として、女性の心身の不調に働きかけます。ボディミルクは好きな香りのオイルを混ぜて使うのがお勧めです。

HOLISTIA Labオンラインストア

多くの女性を悩ませる冷えを撃退!

eumeめぐりソックス ¥4,378(税込)

eumeはらまき ¥4,510(税込)

「身体の冷えに1年中、悩まされている女性は少なくありません。また、その冷えが根本原因となって、さまざまな女性特有の不調を引き起こしてしまうことも多いのです。eume』は特別な繊維を使い、冷えない身体作りのためのソックスやはらまきなどが人気のブランドです。身に付けるだけで完了するので、忙しい現代女性にもお勧めのアイテムですよ」(新井さん)

通常の繊維よりも温まりやすい光電子繊維が使用されたソックスとはらまきは、自分の体温を利用して身体を温めるだけでなく、遠赤外線作用により心地よい温かさを実感することができます。また、水分蒸発も促される素材なので、汗によるムレも軽減。冷房などで冬以上に身体を冷やしてしまいがちな夏にも、快適に使用することができます。

ソックスもはらまきもどちらも伸びのよい薄い素材が使われているので、日中、服の下に身に付けたり、履いたまま就寝することも可能です。自分が思っている以上に、足やお尻、お腹が冷えている現代女性たち。それらを温めることで、辛い月経痛やPMSの症状を緩和することもできるのです。

eume オンラインストア

仕事に家事、育児にと忙しい女性たちは、自分自身のケアを後回しにしがちですが、女性特有の辛い症状は日々の生活習慣の改善こそが重要だと言われています。心地良い香りの効能や自然の力、冷えを防ぐ最先端のアイテムなどを上手に取り入れて、自分自身を労わってあげましょう。

“最旬”デリケートゾーンケアグッズ多数! 『ラキャルプフェス』で見つけた「ベルサイユのバラ」ソープ、マッサージミルク…お勧めアイテム!

ナチュラル&オーガニックのコスメからフードまで、全70ブランドが一堂に介した『ラキャルプフェス』ことMy Organic Friends Fes by Salon de LA CARPE 20212021年7月、東京・原宿で開催されました。4回目となる今回のテーマは「Smile –笑顔」。

「ナチュラルでオーガニックなプロダクトを日常に取り入れることで、リラックス効果が得られたり、素の自分を見いだすことができたり……。それがたくさんの人の笑顔につながったらステキだなと思って、今年のテーマにしました」と話してくださったのは、主催者で株式会社LA CARPE代表の新井ミホさん。

今回は、注目のアイテムが勢ぞろいした今年の『ラキャルプフェス』の中でも、特に今、多くの女性たちの関心を集めているデリケートゾーンケアグッズを紹介します。

「デリケートゾーンケアと聞いても、まだまだピンとこない女性や、興味はあっても何から始めればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そんな人には、まずは専用ソープやコットンシートをお勧めしています。

日本の女性は謙虚で優しいので、自分の不調で周りに迷惑をかけまいと我慢したり、空いた時間も他のことを優先してしまい、自分のケアを後回しにしがちです。だからこそ、デリケートゾーンに関する悩みは深く、多くの方が、それぞれ人には言えない悩みを抱えているのです。デリケートゾーンのケアは、女性の大切な部位を清潔に保ち、不快感を軽減させる効果だけでなく、月経不順や女性ホルモンのケア、さらには女性が自分らしく生きることへも繋がる気がするのです」(新井さん)

そんな新井さん一押しのプロダクトがこちら!

専門サロン発のオーガニックシート&ミルク

ピュビケア オーガニック フェミニンコットンシート(無香料/クールミント 各5枚入り)¥550、(20枚入り)¥1,650(税込)

ピュビケア オーガニック フェミニンマッサージミルク 125mL ¥2,530(税込)

「『ピュビケア オーガニック』は、デリケートゾーンケア専門サロンから生まれた国産オーガニックスキンケアブランドです。日本では、その分野の先駆けのような専門サロンだからこそ、お客様のたくさんの悩みを聞き、それを解決したいという思いから誕生した便利なプロダクトがそろっています。また、女性にとって大切なデリケートゾーンを、自分でもっともっと慈しみましょう、というメッセージにも共感できます」(新井さん)

コットンシートは、デリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性のウェットシート。柔らかなオーガニックコットンに天然植物成分がたっぷり含まれているので、ムレや汚れが気になったときに繊細なデリケートゾーンを優しく拭き取ることができます。個包装タイプなので、外出先でのケアにもお勧めです。

マッサージミルクは、ビタミンやミネラルをたっぷり含んだハチミツエキス配合。500円玉大を手に取り、マッサージするように優しくなじませることで、デリケートゾーンの黒ずみやかゆみ、トラブルの原因となる乾燥を予防してくれます。

ピュビケアオーガニック公式HP

植物と科学の融合から生まれたセラム&ウォッシュ

(右)The LADY. デリケート ローズプラセンタセラム 30g ¥4,380(税込)

(左)The LADY. デリケート ローズプラセンタウォッシュ 150g ¥2,750(税込)

「女性が一生涯を共にする女性ホルモンにフォーカスし、毎日を元気に美しく生きていくためのプロダクトを手掛けるThe LADY. 』。こちらのデリケートゾーンケアグッズは、植物と科学の融合により、1人でも多くの女性が笑顔で過ごせるように、そして、母から子へとデリケートゾーンケアが語り継がれる日本になることへの願いが込められているのです。

パリのベルサイユ宮殿にある王様のキッチンガーデンで育てられた、特別な有機栽培ローズのエキスを贅沢に使用したプロダクトがそろい、香りやテクスチャーも楽しむことができます」(新井さん)

有機農法で育てられた「ベルサイユ宮殿のバラ」から作られた発酵ローズエッセンスと、ローズプラセンタだけで作られた贅沢なセラムは、 1日に数回、23プッシュを直接吹きつけることで、デリケートゾーンに最適なヴァージナルフローラ(常在菌)が保湿とハリを与え、不快感を軽減。

同じく「ベルサイユのバラ」のエッセンスが配合されたソープは、デリケートゾーンに最も最適だと言われるpH値4の弱酸性ソープです。他の部位とは異なるフローラ(常在菌)バランスを保っている繊細な皮膚構造を崩すことなく、優しく洗いあげることが可能です。

The LADY. オンラインショップ

デリケートゾーンケアに対して「興味はあるけど、何となく敷居を高く感じている」という女性は、まずは「デザインがかわいいな」「なんだかすっきりしそう」と思えるプロダクトを手に取ってみるところから入ってみるのもいいのではないでしょうか?

次回は『ラキャルプフェス』で見つけた、女性の心と身体に嬉しい「セルフケアアイテム」を紹介します!

「生理前の肌トラブル」「生理中のお酒」月経にまつわる“ウワサ”の本当!

思春期に始まり50歳前後で閉経を迎えるその日まで毎月のように訪れる月経は、女性の人生のパートナーと言っても過言ではありません。しかし現実には、腹痛や腰痛、眠気や食欲の増加、気分の浮き沈みなど、月経を起因とした女性特有の症状に悩まされている女性も少なくないのです。

そこで今回は、月経前後に女性を悩ませる困り事から、日常生活のなかで起こる身近なものや、ストレスに直結しやすい「肌トラブル」と「飲酒」の2つのトピックスをピックアップ。月経にまつわる悩みの本当のところとその対処法を、管理栄養士で公認スポーツ栄養士の高須希代さんに伺いました。

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生理前は肌トラブルが起こりやすい?

月経前になると、ニキビや吹き出物ができたり、いつもの化粧品が合わなくなったり……。肌がいつもと違う状態になる、という話はよく聞きますが、はたして本当に月経と関係があるのでしょうか?

「月経前の時期に肌が荒れやすいのは、女性ホルモンの観点からも、たしかに言えることです。女性の体内では、排卵後から月経前にかけて、『エストロゲン(卵胞ホルモン)と『プロゲステロン(黄体ホルモン)』という2つの女性ホルモンが多く分泌されるようになります。これらのホルモンの分泌量が増すと、皮脂の分泌も活発になり、肌がいつもよりも脂っぽくなったり、毛穴が詰まってニキビや吹き出物ができやすくなります」

出典:スマート・ライフ・プロジェクト

何となくそう思っていたというだけではなく、実際に女性の体内ではホルモン分泌の増加に伴う皮脂分泌過多な状態が起こっていたのですね。月経前の肌荒れ防止におすすめの食べ物があれば教えてください。

「皮膚を健康に保つのに良いとされているビタミンB2を多く含む食材を摂取し、肌のターンオーバーを促すことが大切です。ビタミンB2を多く含む食材として、牛乳やヨーグルト、アーモンドなどがあるので、肌トラブルが気になる方は、この時期のおやつにはこれらの食材を摂取してみてはどうでしょう?」

納豆や豆腐、豆乳は一石二鳥!

「また生理前の肌荒れに悩む女性に、私が特におすすめしたいのが大豆製品です。大豆製品はビタミンB2を多く含むだけでなく、ホルモンバランスを整えるのに効果的だと言われているイソフラボンも豊富で一石二鳥。納豆や豆腐、味噌や豆乳などの大豆製品を摂取することを心掛けてみてください」

逆に避けたほうがよい食材はありますか?

「先ほども述べたように、月経前の時期は皮脂の分泌が活発になり、肌が普段より脂っぽくなりがちです。そのため、油の摂りすぎには注意が必要です。

月経前になると、普段よりも甘い物が食べたくなる女性も多いかもしれませんが、チョコレートや菓子パンにはたくさんの油が使われているので避けたほうがよいでしょう。どうしても食べたい場合には、洋菓子よりも、油の比較的少ない和菓子がおすすめですよ」

生理中にお酒を飲んではいけない?

「生理中はお酒を控えたほうがよい」「生理中はいつもより酔いやすい」という話しもよく耳にします。本当のところはどうなのでしょう?

「どちらも本当です。月経中は、経血の排出により体内の血液量が減少するため、いつもと同じ量のお酒を飲んだとしても、体内の血中アルコール濃度が高くなり、酔いやすくなります。

また同じ理由で、月経中はアルコール分解能力も低下しています。完全にお酒を断ったほうが良いとは言いませんが、体調が良いからといって、いつもと同じようにお酒を飲んでしまうようであれば、飲酒を控えたほうがいいかもしれませんね」

「飲酒をすると生理痛がひどくなる」と聞いたこともあるのですが、それはどうでしょう?

「それも本当です。お酒を飲むことで血管が拡張し、子宮内膜が圧迫されるため、月経痛をより強く感じるようになるのです。血管が拡張するということは、月経前の症状として腰痛や頭痛が出やすい人は、それらの症状も強くなるということ。体調が優れない場合には、やはり飲酒は控えたほうがよいでしょう。ただし、体調に問題のない場合にいつもより控えめにアルコールを楽しむ程度であれば問題はないと思いますよ」

おつまみにはチーズやナッツがおすすめ

月経中の飲酒で気を付けるポイントがあれば教えてください。

「どうしても飲みたい時には、ホルモンバランスに悪影響を与える血糖値の急上昇や乱降下を招かない、糖質の少ないお酒がおすすめです。焼酎やウイスキー、ウォッカ、ラム、ジンなどの蒸留酒ですね。

それらを割って飲む場合にも、糖分の少ない烏龍茶や炭酸水を選ぶのが良いでしょう。また身体を冷やすと血行が悪くなり、月経痛が出てしまう可能性もあるので、できれば温かいお茶やお湯割りで飲むほうが身体の負担は軽減されるでしょう」

お酒と一緒に楽しむおつまみは何が良いですか?

「枝豆やチーズ、ナッツや豆腐などは糖質が少ないのでベストです。果物に含まれる果糖にはアルコールの分解を助ける効果もあると言われているので、飲酒後に果物を食べたり、果汁が入った飲み物をお酒と一緒に飲むのもおすすめです。ちなみに、逆に糖質の多いイモ類やパン、パスタやスナック菓子は避けて欲しいですね」

過度な我慢はストレスになり、月経に伴う不快な症状を助長する恐れもあります。上手に食材を選びながら、適度な食事やアルコールを楽しむことを心がけましょう。

高須希代氏

管理栄養士、公認スポーツ栄養士 。東京都内の心療内科クリニックで15年間にわたり食事カウンセリングを行う。5000通り以上の食事記録をもとにアスリートへの食事指導も。現在はフリーランスの栄養士として、スポーツ栄養サポート、各種学校での指導、講演、レシピ開発などに携わる。